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    リターン

    Hoopono41030595

    MOURNINGくわぶぜの日りたーんに合わせて書いていたのですが、「美しい悲劇」で全て吹き飛んだので、出しそびれた。
    キス魔の豊前くんと、キスするタイミングがわからない桑名くん。
    加減がわからず暴走する桑名くんが大好き。
    桑名江はキスがしたい【くわぶぜ】「おけーり、桑名。今日も畑楽しかったか?」
    ニコニコの笑顔で、豊前が両手を広げて胸に飛び込んでくる。
    僕はそれを、両手を広げて受け止める。
    「うん、いっぱい収穫したよぉ」
    僕が、豊前の身体を引き離すようにして声をかけると豊前は満面の笑顔で「そっか、よかったな」と言いながらその唇に優しくキスをした。


    これは大広間での出来事。


    夕食前のひととき、歓談するもの、テレビを見るものなどたくさんの刀剣男士たちが集う大広間での出来事だ。

    キスをする僕たちに、びっくりするもの。冷やかしの声を上げるもの。にこやかに微笑むものなどその反応はさまざまだが、豊前は、そんなことは全くお構いなしのようだった。

    まあ、僕も豊前のかいた胡坐の膝に、頭を乗せようとしているわけだし、僕たちが恋人同士だということを知らない男士はこの本丸にはいないわけだし、日常の後継だといわれればその通りなのだが……。
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    真砂長文倉庫

    DONE1の続きです。2とは別時空。2より少し短いです。
    死者はいませんが、メリバ風味です。
    王子の思考回路が女々しいので、無理な方はリターン願います。

    2を書きながら「こんなん俺が許せねぇ…っ!」と悶えたのですが、「乙女的思考回路で本人が納得すればメリバ?」(訊くな)と言い訳しつつ頑張りました。
    「これを書くから2を思いっきりバドエンにできる!」
    ……我ながら無理矢理すぎる尻叩き。
    「Thank You」 3 Resigned Calm Dawn(白王子Ver.)ごぼっ、ごほ……っ!
    急激に意識が浮上する。喉を圧する水を吐いたぼくは、夜空を背にしたクラウチを下から仰ぐ形となっていた。
    そのまま、数回咳き込む。頬にクラウチの髪から滴る海水が当たる。短く呼吸を紡ぐクラウチがぼくをきつく抱きしめた。

    「王子…っ!良かった……っ!」
    身体を離し、ぼくの額を撫で上げ、両手で頬を包み、そのまま肩を抱く。
    「どこか異変はないか?」
    「う…っん、だい、じょうぶ。大丈夫だよ」
    ほう、と呼気を落として再びぼくを抱きしめた。今度は、包み込むように柔らかく。
    「そうか……。心臓が潰れるかと思ったぞ」
    両手をクラウチの背に回し、二度、撫で下ろす。
    「……ごめん。ちょっと酔いが回ったみたいで…はしゃいじゃった」
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    shitan_libra

    DONEカフェミュウミュウでのバイト後、いちごはキッシュから「見せたいものがある」と声を掛けられる。その表情や声色からは、普段の軽薄さは感じられなくてーー

    キシュいち 旧アニメ設定&りたーん後のお話です。
    メモリア 放課後、ちょうどおやつ時のこの時間、カフェミュウミュウはいつも人で賑わっている。
    「すみませーん、注文いいですかー?」
    「はーい! ただいまー!」
     いちごは客を席に案内するや否や、すぐさまスカートを翻し、次の客のもとへ注文を聞きに行く。カフェの制服はとても可愛く、いちごのお気に入りだ。ふんわりしたハートのエプロンとお揃いのレースのヘッドドレスに、赤いプリーツスカートのワンピース。胸元のピンクのリボンと、スカートの裾に入った、リボンと同じ色の一本ラインがポイントだ。ワンピースの色は一人一人違っていて、各々の魅力を引き出している。
     ウェイトレスのバイトは大変だが、この制服と閉店後の赤坂のケーキがモチベーションを高めてくれている。何せ、いちご一人で何人分もの働きをしなければならないのだ。みんとはティータイムの時間だと言って働かないし、れたすはドジを連発するし、歩鈴は大道芸に力を注ぐし、ざくろは忙しいため、そもそもあまりバイトに入れないのだが、バイトに入るも、無表情な接客で客が怖がるため、いちごができる限り接客を行うようにしている。ベリーが新たに仲間に加わってから負担は少し減ったが、今日はその頼りになるベリーは来ていない。
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