ルージュ
Leriz__
DONEルージュ、エンヴィー、マイガールこの習慣が始まったのはいつからだったっけ。その日は珍しくスタジオにいたのはアタシだけで、大きな鏡台を独り占めして流行りのメイクを試していた。
(あら?メイクさんにもらった新作、なかなかいいかも……プチプラなのに結構やるわね……)
思わぬ掘り出し物に段々心が浮き足立つのが分かる。自分を磨けば磨くほど、世界もどんどん輝き出す感覚がなんとも言えず好きだ。
ふと、扉の向こうから聞こえるコツコツコツと規則的に響く足音に気付く。かと思うと少し間があいて、まるでステップを踏むように不規則なものに変わる。
「どなたかご用かしら?泉ちゃんも王様も今はいないわよォ」
躊躇いを見透かして、そう声をかけるとおずおずと顔を覗かせたのはあんずちゃん。
「まぁあんずちゃんいらっしゃい!どうしたのォ?」
「お願いがあって……実はね、校外のお仕事でちゃんとした会議に出ることが段々増えてきて、流石に少しお化粧した方がいいかな、と思って色々見てみたんだけどさっぱり分からなくて……お姉ちゃんなら相談に乗ってくれるかなって……」
頼めない?と眉尻を下げて困ったように笑うのを見たら断れなくて、その時から月に1 1434
haraguro_trpg
TRAININGキャロル・オランジュの愉快な友達探し「憐れな騎士様をどうか助けてあげて」
幼女先生の、ドラクルージュPC。キャロルちゃん。
光のメシアで行ってよかったのかもしれないですね!ありがと玉葱卿。