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    レイシ

    oct_summer_moon

    TRAININGなるべく毎日かこうという自主練その4。ゲームをする幼少期のオクライ(とその後)の話。ゲームに既視感がある?最近プレイしてるからね。ついね。
    ぼっこぼこ「オー。頼んでいたやつ、買ってくれた?

    「ああ、もちろんだぜ、アジャイ!」

     俺の部屋の扉を閉めるなり、アジャイは間を置かずに問いかけてきた。俺が準備していた物を取り出すと、アジャイは俺の手からそれを強奪して、真っ先に俺の部屋にあるテレビへと駆け寄る。
     それは俺のゲームなんだけどな、なんて思いながらもそれを咎めることはしない。彼女にとって唯一ゲームをすることができる空間がこの場所、俺の部屋だけだと知っているからだ。
     俺たちはそこそこの家の生まれだ。そう言われると欲しい物何でも手に入ると思われることもあるだろうが、実際はそんなに甘くない。それぞれの家庭の教育方針によって、手に入る者は大きく制限される。アジャイの家は娯楽に関するものは徹底的に親に管理され、自宅でゲームをプレイすることができない。その点、俺の家では比較的その辺は自由だ。なので、アジャイが気になるゲームがあれば俺が購入し、アジャイは俺の家でプレイするというのが俺たちのスタイルとなっていた。
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    yanagikumiko

    PAST2021年ゴスマリをプレイした後に書いたもの
    なぜかどこにもアップしなかった

    またそのうちレオラギも書きたいです
    プロポーズ暗い寮内を歩いていると無意識にため息をついていた。サバナクロー寮は他の寮に比べ早く就寝する生徒が多いのも事実だが、それにしたって今は随分と夜も更けている。レオナは壁にかかっている時計にチラリと目線をやった。午前1時だ。
     どうしてこれ程までに帰寮が遅くなってしまったのかと言うと、イグニハイド寮寮長のイデアがゴーストのお姫様から求婚されてしまったせいだ。レオナからすれば勝手に結婚でもなんでもしてくれ案件だったのだが、婚約が成立してしまえばイデアはあの世行きになるようで、どうしても阻止しなければならないのだと、高身長・ハイスペック男のレオナはもれなく招集されてしまったのだ。
     どうして俺が好きでもない奴にプロポーズしなくちゃならねえ、なんて言ってやりたいところだが、結局器量の良さを発揮することなくお姫様に振られたレオナは序盤から完全なお荷物になってしまったので下手に文句も言いにくい。なんやかんやあって騒動も一段落したあとは、これまた学園長にあれこれと難癖を付けられて片付けやら諸々をこなしている内にこんな時間になってしまったと言うわけだ。
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