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    ローション

    くろん

    DONEサン星で、ローションストッキング用のストッキングを自分で買いに行かされる羞恥プレイなサンポの話。
    ※ローションストッキングそのもののシーンはこの話には含まれてません。
    はじめてのおつかい(……ここに、男ひとりで入れと?)
     ショッピングモールの一角、とある店の前で、サンポは顔を引き攣らせていた。勘弁してくれと後ろを振り返って目で訴えるも、少し離れた所でこちらを監視――もとい見守っている星は、ただにこやかに微笑むばかりである。
     そこは女性用下着の専門店だった。これがもし派手派手しい下着ばかりをずらりと並べているような「いかにも」な店ならばいっそ開き直って入店できたかもしれないが、この店はそうした俗な要素をできる限り排除し、あくまでも品良く女性に寄り添うといった雰囲気なのである。男からしたら場違い感が半端なかった。
     もう一度星の方を伺うも、やはり有無を言わさぬ笑顔を向けられるだけだった。これはミッションを完遂する以外に選択肢はないと諦め、渋々店内に足を踏み入れる。ついコソコソとしそうになり、それでは余計に怪しく見えると思い直して努めて堂々と振る舞った――内心はこれ以上ないほど挙動不審だったが。
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