不二
_FAL
PAST「そういやGS3って手書きMAD全盛期の頃のゲームだったと思うけど、当時smooochiトレスアニメってあったの?」と思って描いて(というかトレスして)みた。みんながぴょこぴょこ飛び回っているの見てみたい! 4
nuo2nuo29
DOODLE攻めに「脱がせて」ってバンザイして待ってる不二くん。食べてってことですね!攻め様が誰かは見てくださっている方に委ねます☺️フォロワー様の素敵ポストをイラストにさせていただきました🥰
調@大人向け他
DONEおためしイベントにあわせてもう一本、こちらは前日発表のイヤホンコラボによせました。中学時代の塚不二です。「不二、やはり俺の名前を呼んでくれ」「いいけど、手塚、……なにか夢見が悪かった?」
電源、オン 白い手が、小さな青を丁寧に触る。綺麗だと手塚はそれを見る。周囲はぼうっと霞がかって、舞台がどこかはわからない。ただ、隣には不二がいた。伏せられた長いまつ毛の先が、夢のさなかにけぶっている。
彼が操作しているのはワイヤレスイヤホンだ。手慣れた様子がさすがは不二だ。旧いものにやわらな眼差しを向けながら、新しいものもちゃんと楽しむ。今は携帯電話でなにか設定をしているところらしい。
手元の画面をちょんとつつき、明るい瞳が手塚を見上げた。はい、イヤホンに触ってみて? そう、指先で、ちょんって――。
気づけば手塚は耳にイヤホンをはめていた。見えないが、不二の手にあったものと同じだと手塚は知っていた。できるだけそっとつついてみる。
966彼が操作しているのはワイヤレスイヤホンだ。手慣れた様子がさすがは不二だ。旧いものにやわらな眼差しを向けながら、新しいものもちゃんと楽しむ。今は携帯電話でなにか設定をしているところらしい。
手元の画面をちょんとつつき、明るい瞳が手塚を見上げた。はい、イヤホンに触ってみて? そう、指先で、ちょんって――。
気づけば手塚は耳にイヤホンをはめていた。見えないが、不二の手にあったものと同じだと手塚は知っていた。できるだけそっとつついてみる。
調@大人向け他
DONEとらのあなWEBオンリー【おためし版】不純な愛と言うけれどに参加させていただく展示のSSです。知らない街で待ち合わせをする約束をした、中学時代の塚不二をお届けいたします。「猫が通り過ぎても」「追いかけない」
おやすみ、いい子 降りたことのない街だった。手塚も馴染みがないらしい。今度の週末行かないかと、しかし部長会議があるから午後に現地で集合だと、手塚は常と変わらぬ落ち着きぶりだった。
どうしてそんな日、そんなところで――不二は首をかしげたが、動いたのはあくまで体の内だけで、たぶん顔には出さなかった。
「初めてだなあ。ふふ。いいね、現地集合。なんだか冒険するみたい」
「……」
快諾したのに、なぜだか手塚は不二をとっくり見直した。
「……お前は」
言った手塚は、ふさわしい言葉を探すようだった。けっきょく不二の名前を呼んで、それでもしばらく、なにかを探す瞳をしていた。
「手塚?」
「……迷いそうだな」
ようやく彼はつぶやいた。案じる色が浮かんだ声に、不二は微笑してみせる。
1176どうしてそんな日、そんなところで――不二は首をかしげたが、動いたのはあくまで体の内だけで、たぶん顔には出さなかった。
「初めてだなあ。ふふ。いいね、現地集合。なんだか冒険するみたい」
「……」
快諾したのに、なぜだか手塚は不二をとっくり見直した。
「……お前は」
言った手塚は、ふさわしい言葉を探すようだった。けっきょく不二の名前を呼んで、それでもしばらく、なにかを探す瞳をしていた。
「手塚?」
「……迷いそうだな」
ようやく彼はつぶやいた。案じる色が浮かんだ声に、不二は微笑してみせる。
黄月ナイチ
PASTタカ不二(2003年頃)なまめかしい白色の、つやつやとした花びら(正確にはそうでないらしいけれど)の上を細かなしずくが伝っていく。通学路に立ち止まってその様子を眺めていた不二に、河村は気配の隙間にするりと入り込むように声をかけた。
不二は笑顔で振り返った。作ったのではなく、そうなるだけだった。めずらしく。
雨は柔らかく、湿気だけを振りまくように降り、あたりを包んでいる。霧雨。
「おはよう」
大きな傘のひさしに隠されながら、不二は言った。河村は見上げるほど大きく、体の厚みはとても同年代とは思えないほどに逞しい。自分もいずれはこのようになるだろうかと思ってみて、骨格の違いとやらに苦笑する。
「おはよう。」
不二を持っていた傘の下に入れ、河村は応えた。不二の頭は自分の鼻先くらいで、制服に包まれた肩は意識するたびに意外なほどに細く薄い。
993不二は笑顔で振り返った。作ったのではなく、そうなるだけだった。めずらしく。
雨は柔らかく、湿気だけを振りまくように降り、あたりを包んでいる。霧雨。
「おはよう」
大きな傘のひさしに隠されながら、不二は言った。河村は見上げるほど大きく、体の厚みはとても同年代とは思えないほどに逞しい。自分もいずれはこのようになるだろうかと思ってみて、骨格の違いとやらに苦笑する。
「おはよう。」
不二を持っていた傘の下に入れ、河村は応えた。不二の頭は自分の鼻先くらいで、制服に包まれた肩は意識するたびに意外なほどに細く薄い。
何でも食べてしまうu-ta
MOURNING▽CoC:傘月堂夜話 -第弐話 盃の朱-―――――――――――――――
KP:りす
PL:杢野(PC:新木 達則)
冬真(PC:不二 巳晴)
鮫肌(PC:サカタ)
しゑこ(PC:逢代 依織)
(左から、敬称略)
―――――――――――――――
END.全生還 2
4nzun
DOODLE『遺香廻り』KP:氷月
霊香:狛城 六花(はくじょう ろく)/ lamot4g
線香:不二 要(ふじ かなめ)/ ふかふぃれ
調香:犀橙 九里 (せいだい くざと)/ 黒絵
幽香:那須巳 廻留(なずみ める)/ 東四季(以上敬称略)
END C-ベルガモット にて全生還
調@大人向け他
DONEお題「春遠からじ」と「赤い糸」で、不二くん受けウェブオンリー様の企画その2、WEBアンソロジーに参加させていただきます。お運びくださった皆さまには申し上げるまでもなく塚不二でおおくりいたします。『たとえば今…』八周年の今日にも寄せて。まさに原作と讃えられた歌のごとく、永遠に離れないふたりでいてください。おめでとうございます&ありがとうございます…!
春遠からじ、赤い糸 赤い糸というものが、手塚にはいまいち分からない。いや、意味としては分かるのだが、つまりは合縁奇縁であり、自分の意志より運命で伴侶が決まるというのはどうにも腑に落ちない。
「そうかなあ」
遅咲きの梅の写真を一枚撮って、ほんのりと笑って不二が首をかしげる。
「たぶんさ、運命ってひとつじゃなくて、たとえば今日、キミはボクに梅が咲いたって教えてくれて、だけどボクじゃない可能性も」
「ないが」
なにやらおかしなことを言い出したものだから、思わず食いつき止めてしまった。言葉が強かったかもしれない。反省をしている手塚に不二はまばたいて、くすくすと花より小さくまぶしい笑みをその場にこぼした。
「ううん、――そうだね。ふふ、ねえ、手塚。キミの赤い糸はさ、きっと。キミの手の中に今あって、キミが自分で結びに行くんだ」
620「そうかなあ」
遅咲きの梅の写真を一枚撮って、ほんのりと笑って不二が首をかしげる。
「たぶんさ、運命ってひとつじゃなくて、たとえば今日、キミはボクに梅が咲いたって教えてくれて、だけどボクじゃない可能性も」
「ないが」
なにやらおかしなことを言い出したものだから、思わず食いつき止めてしまった。言葉が強かったかもしれない。反省をしている手塚に不二はまばたいて、くすくすと花より小さくまぶしい笑みをその場にこぼした。
「ううん、――そうだね。ふふ、ねえ、手塚。キミの赤い糸はさ、きっと。キミの手の中に今あって、キミが自分で結びに行くんだ」
buchi🐄
DONE遠距離恋愛中のおとな塚不二が、不二くんの誕生日にかこつけて(?)久しぶりに会う話です。日本とドイツの遠距離ってロマンティック!本人たちは大変だけど!笑
普段は落ち着いて見える2人だけど、久々に会うときは色々理性とか吹っ飛んじゃうんじゃないかな〜(ニヤニヤ)
(前回イベントのお題「君の声」用に描いていたものを一部サルベージしました) 4