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    不二

    bluetiarakureha

    DONE初めて出した夢本「ビューティフルドリーマー」の続編を当時書こうと思って途中まで書いていたものです。
    2015年の作品です(怖・・・

    手塚と別れた後のヒロインと、不二がメインです。
    かなりドロドロ昼ドラやっているので、しんどかったらバックして下さいませ!
    ヒロインはデフォルト名:姫野ゆりです。
    続ビューティフルドリーマー ② もう、彼の事は乗り越えたと思っていたのに―――。

     不二の家から自宅に帰るとゆりは早々に夕飯を済ませ、お風呂に入ることにした。
     風呂は、考え事をするのに良かった。
     誰にも悟られず、一人で考えを整理することができる。

     
     国光がいなくなってから、私はずっと心に鉛を隠したままでいる。
     彼と別れた時はそれこそ、笑顔で送り出すことが出来たが、その後はひどいものだった。
     今でも手に取るように、あの時の感情を覚えている。
     幸い、高等部になっても中等部からの持ち上がりがほとんどだし、知っている友達もクラスにたくさんいたから、友人関係には悩まなくて済んだ。
     でも、みんな知ってた。―――私と国光が、別れた事を。
     当たり前だ。生徒会長で、男子テニス部の部長で、成績優秀で品行方正。その上ルックスも良い。そんな人と付き合ってたんだもの。でも別に、彼の肩書があったから私はあの人を好きになったんじゃない。全部、後から付いてきたものだ。
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    bluetiarakureha

    DONE初めて出した夢本「ビューティフルドリーマー」の続編を当時書こうと思って途中まで書いていたものです。
    2015年の作品です(怖・・・

    以前まであった夢サイトで更新していました。
    でも途中でしんどすぎて書くの止めてしまいましたwww

    手塚と別れた後のヒロインと、不二がメインです。
    かなりドロドロ昼ドラやっているので、しんどかったらバックして下さいませ!
    ヒロインはデフォルト名:姫野ゆりです。
    続ビューティフルドリーマー ①あれから、どのぐらいの月日が過ぎただろうか。
    国光がいなくなってから、私は月日を数えるのをやめた。
    でも心のどこかで指折り数えてる自分もいた。
    私は、高校三年生になった――――。




     二学期も始まり、すでに三年生は部活を引退していた。
     クラスの雰囲気は受験に向けて少し慌ただしくなってきていたが、不二もゆりもこのまま大学部への推薦を希望していたため、他校受験組に比べると比較的ゆとりがある日々だった。
     帰りのホームルームが終了すると、ゆりを迎えに来た不二がゆりのクラスに顔を出した。

    「ゆり、今日僕んち寄って行かない?」
    「これから? うん、別にいいよ」

     高等部に入ってから、ゆりは不二と付き合い始めた。
     告白は、不二からだった。入学して半年ぐらい経ってからの事だ。
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