伏見
yugureapplepie
MEMO中山道の宿場(岐阜)今須、関ヶ原、垂井、赤坂、美江寺、河渡、加納、鵜沼、土田(初期中山道)太田、伏見、御嶽、細久手、大湫(大久手)、大井、中津川、落合、馬籠(木曽路の一員でもあるが今は岐阜) 21
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DONE秋8公演『サウスヒルプリズン』の裏話的個人妄想。臣十前提の『死ん負け』についての万里と臣の話。
2人にとって、十座が特別な存在だということ(同時に十座にとってそれぞれ特別ということ)と『死ん負け≒ヴォルフWヘッド』の関係性について。
甘やかし臣と突き放し万里/秋8公演時刻は日付も変わる少し前。場所は、人気のない談話室。
水を飲みに来た万里は、キッチンに立つ臣を見て、意外そうな声を上げる。
「…珍しいな。臣が料理中も台本持ってるなんて」
「ああ、万里」
声を掛けられて初めて気づいた臣が、少し困ったように笑う。
「いや、ちょと本読みしてたんだが、行き詰ってな。気晴らしにスコーンでも焼こうかと思って」
「気晴らし、ねえ」
そう言いながら臣の手元を覗き込んで、万里は口の端で笑う。
「わざわざ生地二つに分けてるってことは、片方は兵頭の激甘スコーン用だろ」
「はは、よく分かったな。さすが万里だ」
万里の推察に、臣はいつもの笑顔で頷いた。当てた万里が反対に苦笑する。
「いや、本当は否定の言葉が欲しかったんだけどな?」
4122水を飲みに来た万里は、キッチンに立つ臣を見て、意外そうな声を上げる。
「…珍しいな。臣が料理中も台本持ってるなんて」
「ああ、万里」
声を掛けられて初めて気づいた臣が、少し困ったように笑う。
「いや、ちょと本読みしてたんだが、行き詰ってな。気晴らしにスコーンでも焼こうかと思って」
「気晴らし、ねえ」
そう言いながら臣の手元を覗き込んで、万里は口の端で笑う。
「わざわざ生地二つに分けてるってことは、片方は兵頭の激甘スコーン用だろ」
「はは、よく分かったな。さすが万里だ」
万里の推察に、臣はいつもの笑顔で頷いた。当てた万里が反対に苦笑する。
「いや、本当は否定の言葉が欲しかったんだけどな?」