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    傭兵

    kanzaki9120

    DOODLE白黒兄上の話後日談4
    沢山コーヒーのリアクションが届いて笑うw
    傭兵隊の話
    白黒兄上の話後日談4シュバルツから手紙が届いたと思ったらまさかの魔物を生捕りで持ってきて欲しいとのこと。隊長と2人で何か暗号でも隠されているのかと思うほどに意味不明。

    何故眠気覚ましのあれが飲み物になってるんだ?しかも弟君が御所望…。しかも領地で育てる?魔物を?なるほどわからん。

    まあさして凶暴でもないし、報酬も悪くない。依頼元がシュバルツだから支払いも確実だし問題はない。

    「じゃあ5、6匹捕まえて持って行くか。おい返事出しとけ。酒用意しとけってな。」

    「わかりましたぁ。」

    返信を出して魔物を捕らえに行った。この魔物はあまり凶暴じゃないから基本的には討伐依頼はない。だけどこいつがつける果実は一応食えるからいたらついでに狩っておくくらい。果実は小さい上に果肉は少なくかなり酸っぱいからちょっと摘むくらいはいいけど、腹を満たすほど食うもんでもない。だから種ごとガリガリ食ってたけどこれを食うと眠くならないと気がついてから果実を食った後の種を洗って炒ったやつを持ち歩くようになった。ちょっと炒るだけのつもりが焦がしたやつがいた。元々美味くもないしまあいいかと思ったら焦げてる方がマシな味だったから、飯を作る時に片手間で炒っておくのが定番になっていた。
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    @t_utumiiiii

    DOODLEクリスマスシーズンだけど寮に残ってる傭兵とオフェンスの象牙衣装学パロ二次妄想ですが、デモリー学院イベントの設定に準じたものではないです。
    the Holdover's Party(傭兵とオフェンス ※学パロ) 冬休み期間を迎えた学園構内は火が消えたように静かで、小鳥が枝から飛び立つ時のささやかな羽ばたきが、窓の外からその木が見える寮の自室で、所持品の整理をしている――大事に持っている小刀で、丁寧に鉛筆を削って揃えていた。彼はあまり真面目に授業に出る性質ではなく、これらの尖った鉛筆はもっぱら、不良生徒に絡まれた時の飛び道具として活用される――ナワーブの耳にも、はっきりと聞こえてくる程だった。この時期になると、クリスマスや年越しの期間を家族と過ごすために、ほとんどの生徒が各々荷物をまとめて、学園から引き払う。普段は外泊のために届け出が必要な寮も、逆に「寮に残るための申請」を提出する必要がある。
     それほどまでに人数が減り、時に耳鳴りがするほど静まり返っている構内に対して、ナワーブはこれといった感慨を持たなかった――「帝国版図を広く視野に入れた学生を育成するため」というお題目から、毎年ごく少数入学を許可される「保護国からの留学生」である彼には、故郷に戻るための軍資金がなかった。それはナワーブにとっての悲劇でも何でもない。ありふれた事実としての貧乏である。それに、この時期にありがちな孤独というのも、彼にとっては大した問題でもなかった。毎年彼の先輩や、或いは優秀であった同輩、後輩といった留学生が、ここの“風潮”に押し潰され、ある時は素行の悪い生徒に搾取されるなどして、ひとり一人、廃人のようにされて戻されてくる様を目の当たりにしていた彼は、自分が「留学生」の枠としてこの学園に送り込まれることを知ったとき、ここでの「学友」と一定の距離を置くことを、戒律として己に課していたからだ。あらゆる人付き合いをフードを被ってやり過ごしていた彼にとって、学園での孤独はすっかり慣れっこだった。
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