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    兄貴

    07tee_

    MEMO妄想100パーセント!!!!!!!!!!
    bllが無くて同じ高校通ってて同じサッカー部でお付き合い始めたrnis♀。今回はseニキ回。満を持してのse兄貴登場。スノウナイトは無かったけどそれと類似した事柄はあったのでse兄貴潰すってなってるけど兄弟仲はマイルドです。se兄貴がかなり丸くなっています。弟差し置いてisg♀と仲良くなってるse兄貴がめちゃくちゃ好物です。
    凛と一緒(10) 潔は思った。
     嘘だろ。まさか、こんなことが起きるって、あり得るか?
     目の前の人物を前にして、衝撃が抜けきれないでいると、固まった潔の反応に目元が険しくなった。
    「あ?じろじろ見てんじゃねえよ」
     凛ならこの後に殺すぞが接続される。そんな思考に飛んだのは、潔と対面している人物が、凛に思いっきり似ていたから…というよりも、凛の家族だからだ。
     糸師冴――――その人物が、潔の目の前にいた。
     遡ること十五分前。休日の昼前、潔は外出着で家から出るところだった。
    「世っちゃん、凛くんのところに行くの?」
    「うん。今から凛と遊ぶ」
    「じゃあ、今日の夕飯は凛くん呼んでね。お鍋の予定だから」
     わかった~いってきま~す。スニーカーを履いて家を出た潔は、凛の寮に向かった。今日は凛の家でホラーゲームをやる予定だった。ホラーは苦手だけれど、凛の為に凛の趣味に付き合っている。今日やるゲームは怖くないと信じたい。
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    ya_so_yan

    DOODLE花火を見る夏のニコイチ。
    ジンウォカでもウォカジンでもいけそうかも……いやでも書いてる人間はジンウォカ思考だからやっぱジンウォカかな……

    ※兄貴がラフな格好です。彼シャツ(?)
    ※所帯染みてます
    ※いちゃいちゃです
    ※一瞬しんみりかなと思いきや、結局いちゃいちゃです
    尽きない火花「おい、まだか」
    「いま行きやす!」

     旧型の電子レンジで温め直したタコ焼きと、浅漬けのキュウリの小鉢を盆に乗せて、ウォッカは手狭な台所からいそいそと移動する。

     向かう先には、ちゃぶ台の上に缶ビールが2本。
     その傍らで、ジンは畳に胡座をかき、開け放った窓から吹き込む夜風で涼んでいる。

     何度見ても見慣れない姿だ。
     下は彼の自前のジーンズだが、上はウォッカのTシャツにわざわざ着替えている。もちろん、きれいに洗濯しているが、着古して緩んだ首周りからしっかりとした首筋と鎖骨が露わになった姿には、怠惰な色気とでもいうようなものが漂っている。
     度々この部屋にやってくるようになった兄貴分は、特に夏場、当然のように弟分の服を身につける。体の厚みや横幅でジンに勝るウォッカの衣服は、引き締まった彼の体にとって余裕があり、風を通すので涼しく感じるのだろう。
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    ya_so_yan

    DOODLEテキ、ジン、ウォカ三人組、在りし日にこんなこともあったらいいな〜というお仕事のお話。
    スピリッツ乱交祭りの賑やかしに、健全な乱交(???)を書こうと思ったんですけど、結局ただの仲良しサンコイチになりました。

    ※なんか兄貴が甘いかも……(いつものこと)
    ※時代的に一部の表現が昔風になっていますが他意はありません。
     ここまで面倒なことになるとは思わなかった。


     自身の身幅より太い柱にぴたりと背中を押し付けて座り込んだウォッカは、アタッシュケースを抱きしめるように抱えながら、両側を掠めていく弾丸をやり過ごしている。

    「くそッ……おぉい、無事かァ!?」

     廃工場に響き渡る、銃声に罵声に怒声――ひどく騒々しい中、少し離れた廃材の山に向かって声を張り上げる。

    「なんとか生きとるわぁ!!」

     威勢のいいダミ声が返ってきた。物陰で大柄な体を低く伏せ、帽子を頭に押し付けながら、テキーラも同じく銃弾を避けている。


     某国での仕事の最中、ウォッカとテキーラは想定外の事態に巻き込まれていた。
     もちろん、これまで敵対する組織や捜査機関と数々の争いを繰り広げてきた二人は、あらゆる事態に備えてはいた。そうはいっても、直接自分たちとは関係ない、取引相手と対抗するマフィアが武装して襲撃してきたのは予測できなかったし、どうしようもない。取り引き自体は成立した直後だったのが不幸中の幸いだった。
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