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    ヒサヤA伝

    MEMOgrokに、ミタロイの若かりし頃、まだこれからミタロイになるけどもうミタロイではある(??)みたいなの書いて貰った〜
    2人任務でちょっとロイエが怪我するやつ
    ミッタマは、誰にも懐かなさそうな高級デカ猫が自分に気を許していく過程を堪能してるはず
    密林の絆密林の深部に差し込む陽光は、幾重にも重なる葉の層によって遮られ、薄暗い緑の影を地に投げかけていた。湿気を帯びた空気は重く、装甲服の下で汗が滲むのを感じながら、ミッターマイヤーは慎重に足を進めた。隣を歩くロイエンタールの姿は、静謐でありながらも鋭い気配を放ち、彼の存在がこの過酷な戦地において一つの安心感を与えていることに、ミッターマイヤーは内心で気付いていた。

    二人はまだ出会って間もない。共に二十代前半、帝国軍の若き士官として戦場を駆け抜ける中で、自然と互いの力量を認め合うようになっていた。上官からも「二人揃えば戦績が上がる」と評され、今回、選抜偵察隊として敵地であるこの密林に派遣されたのだ。武器を手にし、装甲服に身を包んでいるものの、敵の装備や戦力は未知数であり、地理に通じた相手に対して不利は明らかであった。それでも、二人は白兵戦に長け、罠や仕掛けを見抜く眼力を持ち合わせていた。
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    sbjk_d1sk

    DOODLEAisおめでとうございます圧倒的敗者俺!!!!!!!!!どうなってンだよ勤務スケジュール!!!!!!!!


    と言う思いを込めて書いていたかつての駄文。こっちにも載せておきたい勿体無い精神。
    無題 空腹を訴える腹を無視して、胃薬と共に鎮痛剤を流し込んだ。少しすれば薬という神が頭から悪魔を追い払うだろう。神を遣わした偉大なる医療部に感謝を捧げるべく、ドクターはデスクに向き直った。詰み上がったファイルと、散らばった作戦記録と、思いついたことを片っ端から書き殴ったノートが広がっている基礎むき出しな無秩序の箱庭だった。デスクの引き出しから手探りでビスケットタイプの完全栄養食を取り出し、バリッと両手で封を開ける。流し込むように袋から直接口に入れ、噛むのもそこそこに常温に戻ったペットボトルの水で腹に流し込んだ。一息ついてパッケージを見てみれば、ココア味と書かれていた。味も確認せず、味わうこともせず噛み砕いて流し込んだクッキーを、今度は一枚一枚摘んで食べてみる。唾液を吸いみるみる膨らむクッキーは、味はたいしてココアといった感じはしない。カカオの強いビターチョコレートのように少しの苦みと酸味がする。これは若者の口には合わないかもしれないなと一息に水を呷り無理矢理クッキーを胃へと押し流した。
    1979