壱岐
夜永 弥子
DONE20221112 Mad Tea-Party SD左上:青島日向/右上:屋久島大和
左下:霧島隼人/右下:諫早壱岐
#劇団メンチカツ
#ExperimenT_KATSUGEKI
ハロウィン絵の4人(劇団メンチカツ+α)のSD化イラストだよー
https://poipiku.com/3551370/7742853.html 5
koruku844
SPOILER白夜の歌 聖地1.壱岐空港
2.月読神社 御朱印帳
3.月読神社
4.帰ってきたシーン
5.天岩戸発見??
6.砂丘のモチーフ?
7.ゼロ実験場
8.天満橋が見つけた地層
9.ダイバーチームここで鏡見つけた?
10.海洋研究所モチーフ? 10
omoch117
DOODLEテンゾとジンさん、壱岐での小話。夏の日 目を覚ました――眼前の風景に馴染みがない。薄明るく、ひんやりと夜の空気が留まるなか、小さな海賊の小屋に寝ていたようだ。
ぼんやりした頭、垂れた髪に邪魔される視界、半ば夢をまだ見ているような心地のまま布団から這い出た。
「う、む……確か、昨夜は……」
あぐらをかいて座り、崩れた着物の合わせを整え、帯を締め直す。周囲を見て目に入るのは、無造作に転がる瓢箪、盃、枕、そして初老の男。
そうだった、と仁は呟いて、派手にイビキをかく男の枕もとに膝をつき、肩を揺すった。
「おい、丶蔵。起きろ」
「ん、んん〜……」
ところが男は寝返りをして仰向けになったきり、目を覚ます気配はない。
夏の風に乗って潮の香りが漂ってくる。港では早朝から漁に出るのだろう、海賊たちの声が聞こえてきて、しこたま酒を呑み騒いだ夜中から、そう経っていないのだと思い至った。
1700ぼんやりした頭、垂れた髪に邪魔される視界、半ば夢をまだ見ているような心地のまま布団から這い出た。
「う、む……確か、昨夜は……」
あぐらをかいて座り、崩れた着物の合わせを整え、帯を締め直す。周囲を見て目に入るのは、無造作に転がる瓢箪、盃、枕、そして初老の男。
そうだった、と仁は呟いて、派手にイビキをかく男の枕もとに膝をつき、肩を揺すった。
「おい、丶蔵。起きろ」
「ん、んん〜……」
ところが男は寝返りをして仰向けになったきり、目を覚ます気配はない。
夏の風に乗って潮の香りが漂ってくる。港では早朝から漁に出るのだろう、海賊たちの声が聞こえてきて、しこたま酒を呑み騒いだ夜中から、そう経っていないのだと思い至った。
おかか🍙
DONEゴーストオブツシマ ディレクターズカットこの絵のような世界観ではないゲームですが、仁さんには苦難を乗り越えた末に、穏やかで優しい時間を過ごして欲しいと思って描きました。
最初に描いたのは2枚目で、こっちの方が纏まりが良く見えるとは思ったのですが、やっぱり仁さんの側には愛馬がいて欲しいと思って加筆しました。 2
kanamochiko
MAIKING本編クリア後、壱岐編クリア後の仁さんSS竜仁なのか未満なのかは微妙なんですが壱岐本編で竜三の幻影を見てたらいろいろ溢れてしまいました!
さらば日が沈む。赤々と燃ゆるように輝いていた夕日が地平線に沈みゆくのを、俺は浜で静かに眺めていた。
その心境を察したのか隣に佇んでいた愛馬が、主人を気遣うようにその横顔に自身の顔を擦り寄せた。俺はそれに答えるように愛馬の首をさする。その首は暖かかった。
───対馬に襲来した蒙古は全て倒した。壱岐を襲った新たな脅威も排した。コトゥンハーンを倒し、愛する伯父を手にかけ、冥人として出来うる限りの働きをした。さらには父への積年の想いも精算した今、俺はなにか、随分遠いところまで来てしまったようで───
「いかんな、俺は生きねばならん」
些か感傷的な気持ちになっていることに感づき、切り替えようと振り返る。そういえばふかと丶蔵が話があると言っていた、およそ今後の身の振り方であろう。鞍に手をかけさてどうしたものかと考えたところでふと近くの崖の上から視線を感じ勢いよく振り返ると、そこで俺は目を見開いた。見知った菅笠が小さな石の墓にかかり揺れていた。
828その心境を察したのか隣に佇んでいた愛馬が、主人を気遣うようにその横顔に自身の顔を擦り寄せた。俺はそれに答えるように愛馬の首をさする。その首は暖かかった。
───対馬に襲来した蒙古は全て倒した。壱岐を襲った新たな脅威も排した。コトゥンハーンを倒し、愛する伯父を手にかけ、冥人として出来うる限りの働きをした。さらには父への積年の想いも精算した今、俺はなにか、随分遠いところまで来てしまったようで───
「いかんな、俺は生きねばならん」
些か感傷的な気持ちになっていることに感づき、切り替えようと振り返る。そういえばふかと丶蔵が話があると言っていた、およそ今後の身の振り方であろう。鞍に手をかけさてどうしたものかと考えたところでふと近くの崖の上から視線を感じ勢いよく振り返ると、そこで俺は目を見開いた。見知った菅笠が小さな石の墓にかかり揺れていた。