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    大分

    Asahikawa_kamo

    PASTリプきたセリフで一コマ描く のタグで白米さん(@.gohan_oxo_suki)から頂いたセリフ「本当にいいんですね?」で書きました。
    特殊設定、特にバーチャルと現実世界の繋がりに物凄い夢を見ています。りらいば時空の大分前の話で、おおよそ物凄いでっちあげて書いたkgmmcらしき何かです。
    「……社長。本当に良いんですね」
    「ええ、構いません。お願いしても良いですか、甲斐田さん」

     思えば、それは体現という名の存在だった。インターネットを好んだとある高校生は、彼自身がインターネットとして君臨する者となってしまったのだ。
     世界は順繰りと時間を進めるうちに、様々なものを衰退させていく。始まったものは終わるし、生きているものはやがて死に至る。その中で変わらず在り続けるものとして、データは大海を揺蕩い続けていた。インターネットが在る限り、数字とアルファベットと記号で構成されたそれらは波を泳いでいる。いつしかバーチャルは当たり前になり、不変になった。その中でも年齢を重ねることのなかったとある高校生は、初期に比べてひどく膨大になり、また偶像と化していた。インターネット上に構築された「剣持刀也」という青年は様々なものを巻き込みながらも確立し続けたことによって、彼自身がそれそのものとなったのである。
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    Asahikawa_kamo

    PASTリプきたセリフで一コマ描く のタグでなうさん(@.nau_bookshelf)から頂いたセリフ「ねぇ僕たちはどこから来たんでしょうね」で書きました。
    大分前に書いた現世終焉idの続き、終了した現世で一人生きているmcの話です。前作読んでなくてもふんわり分かると思います。

    前作はこっち☞https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21141522
     ゆるやかにつま弾いた音に、歪みを感じる。調律がずれていると気付いたのは、何も考えずに指先が弦をいくつか弾いた後の出来事だった。チューナーを探すために立ち上がった剣持は、ぎいと鈍く軋んだ椅子を置き去りにしながら車の中を歩き出した。
     ──現世の終焉というものは、今回顧するならば思っている以上にあっさりしたものだったと、剣持は記憶していた。始まったものはいつか終わりが来るだろうとは確かに思っていたものだが、それがまさか隕石の衝突や環境破壊によるものではなく、未知の化物によって荒廃する羽目になるとは剣持も思ってはいなかった。とはいえ特段何かが大暴れしていたわけではなく、それこそ前述の通り隕石の衝突から始まり、その衝撃による地盤沈下と大津波、異常気象から引き起こされた環境破壊による地球荒廃が直接的な原因ではあったのだが。結局のところその諸々が一番最悪な形で噛み合ってしまったのは、聞く話によると桜魔皇国で言う「魔」と呼ばれる未知の化物のせいだった、らしい。ただその辺りのことを剣持本人は色々説明された割にはうまくピンとこなかったので、自分の意識範囲外で何かしらされて、この世界は滅びに向かっているのだなということだけは判断出来ている。
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    zyosouzai_10

    DONEhttps://x.com/zyosouzai_10/status/1846592671311388925?s=61
    同人即売会で入手した最王のR18同人誌のせいで学級裁判に発展した凡陰凡
    (害悪ゲーマー×害悪腐男子/自己解釈恋愛軸)のギャグBLSSです。

    ※R18では無いですが、大分卑猥な話が多いです。
    2人がマウント合戦し始めるので左右固定派はご注意

    大長編処女作なのでどうかお手柔らかに
    【悲報】陰キャ腐男子、イベントで入手した最王の同人誌(R18)害悪ゲーマーに見つかり開廷してしま「はぁっ……はぁっ……!」

    大荷物を持って帽子を被った陰気な男が1人マスクの下でニヤニヤとしながら呼吸を荒らげ、急ぎ足で飛び込み乗車をした。

    (ひ、人がすっごく多いし買うのすっごく緊張して頭の中がずっと真っ白になっちゃってたけど…が、頑張ったお陰で最王のえっちな本…た、沢山買えた…!お、王最も何冊か手に入ったし…は…っ早くお家に帰って読みたい……ひとり遊び…し、したいっ…!)

    大荷物を持って電車を降りれば、挙動不審な動きで何とかタクシーを捕まえて乗り換える。

    傍から見ればこれから何か大きな事件を起こしそうな不審者に見えるだろうが、今の彼に人目を気にする暇なんてなかった。
    大きな鞄の中身は爆発物や凶器に見えるかもしれないが蓄えた貯金を惜しげも無く裏で流し、偽造の身分証明書を用意してまで手に入れたBLのエロ同人誌である。
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