天城カイトアドベントカレンダー【カレンダー】
・カイト+クリス　・最終回後

「もう十二月か……」
　
　クリスは研究室の壁に掛けられたカレンダーをめくる。写真が紅葉から雪景色に変わったのを見ながら、彼は時の流れの速さをしみじみと感じていた。

　カイトは表情を変えず、自分の席でコーヒーを啜る。
　
「十一月三十日の翌日は十二月一日だろう。別に早くも遅くもない」
　
「……君らしいな」
　
　クリスは苦笑しながらカイトの方を向く。

　彼の知る中で一番気難しい人間はドクター・フェイカーだが、その息子であるカイトも相当難儀な性格をしていた。特にクリスに対しては突っかかるような発言をすることが多く、その場面に居合わせたミハエルをムッとさせることもある。

　しかしそんなカイトの言動に、クリスが気分を害したことはなかった。その言葉の裏にあるのが悪意ではなく、彼に対する信頼であることを――クリスは知っているのである。

【abo】《燐音君不愿与我结番》（第一章）NO.0{燐音君、和我的事说来话长}
我成为椎名先生的助理大概也有半年时间了。
这段时间过得真快啊，椎名先生肩侧的马尾辫也又长了一小截呢。
有时候，为了方便在厨房工作，椎名先生会用发夹把发辫胡乱夹到脑后。当然用那幅太过随意的样子工作的话，下班常会在意见留言册上发现“丹希你这混蛋好歹也是个偶像啊”、“拜托你也稍微注意一些形象吧”、“别再诱惑人了，混蛋”之类的抱怨。不过现在这种“投诉”大概已经看不到了吧。
那也是令人怀念的光景啊。
不过哪怕有再多不舍，现在也差不多到了我要辞去这份工作时候了……
啊，抱歉！
如果要讲故事把这种事放在开头多少有些唐突吧，所以果然还是从头开始讲我与椎名先生认识的始末比较好吧。
椎名先生是一名在役偶像，也是一名厨艺人，最后……是一名omega男性。