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    姉弟

    さんど@みりぺん。

    DONE👹滅⚔️
    ※🎴🍉
    幼少期序盤ひらがな会話有/幼馴染設定/最終👹学あるも🍉君別の部活所属
    🍃さん出ますがモンペ父み強めブラコン。
    五感組有、👀ヲちゃんと🍉君のやり取りもありますが姉弟風味で書いてます
    ⚡️君と🐗がちょっとヤンチャしてます
    何でも許せれる人向け
    幼馴染の花壇「いっしょにあそぼーよー」
    「…いいよ、おれ、ここにいる」

    にこにこと笑って遊びに誘ってくれる。照りつける日光が彼と重なって眩しかった。彼は他の友達から名前を呼ばれている。元気よく返事をしてボール遊びへ向かう足が一度だけ此方を振り返った。

    「またね!げんや!」

    大きく手を振って蹴り飛ばされたボールを頭で押し返す。にぎやかに笑い合う彼らはいつも楽しそうだ。

    「…ん、たんじろ」

    聞こえやしない園庭の角。花壇には春先に植えた花々が咲き始めていた。小さくその背中に手を振り返して持ち場に戻る。チューリップの球根は新たな実を付けていて、花が今か今かと芽吹くのを待っていた。





    「さいた?」
    「いいやまだ」
    「そっか」

    すとんと隣にしゃがみ込んだのは最近入園したカナヲだった。彼女から見て右側にまとめられたサイドテールが揺れている。花の実は膨らんできているが、花弁が開くまでは時間がかかる様子だ。目の前にある花の茎に触れてから、ちらりと玄弥はカナヲを見て口を開いた。
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    Rahen_0323

    DOODLE完結したシリーズの補完話という名のおまけです。全て幻覚。
    学園に戻って来た時のカキツバタの話、姉弟が戻って来た時のちょっとした話、カキツバタとスグリの和解っぽい話の三本立てです。あんまりしっかり書くとまた長くなりそうだったので全部短い。
    手持ちとの話とかお義姉様との話とかまだまだ書きたい話はありますが、構想固まり切ってないので書かないかもしれない。
    地獄の沙汰もバトル次第 おまけ「たでーま戻りやしたー!」
    退院したオイラがそう部室のドアを潜ると、室内に居た全員が一斉にこちらに注目して。
    座っていた部員は全員立ち上がり、他の皆と一緒に震える。
    「かっ、カキツバタぜんばいいいっっ!!!!」
    「カキツバタ!!!!」
    「ツバっさーん!!!」
    「うおおおっ」
    かと思えばアカマツが号泣しながら突撃してきて、タロやネリネ、ハルト、他後輩達も集った。
    「うわーん!!!帰って来てくれて良かったぁ!!!おかえりぃいーー!!!!」
    「シャガさんや、アイリスさん来て、っ、スグリくんもゼイユさんも休学して……っうう、カキツバタ、もう戻って来ないのかと……!」
    「ネリネも不安でした……怪我も回復したようでなにより」
    「おかえりー!!」
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