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    必死

    しがない物書き

    SKIP BEAT前にTwitterにあげたハロウィンネタを手直しして載せました。ハロウィンに間に合わせるため、必死だったなぁ……。キャッキャ、と海軍本部の廊下で聞こえてくるにはおよそ似つかわしくない、楽しそうな声がこだました。声の出所は同年代だと思われる3人の女海兵。黒髪の女海兵がポニーテールを小さく揺らしながら「🌸、声が大きい」と嗜める。🌸と呼ばれた赤茶のボブの海兵はクスクスと、おかしくてたまらないとでも言うように笑っている。「緊急の呼び出しがかかったと思ったら…。『ハロウィンパーティー』なんてガープさんも変なこと考えたものね…」と呟いたのは茶髪のボブの海兵。「…絶対仮装しなきゃダメなのかな」と泣きそうに溢す黒髪に🌸がチッチッチ、と舌を鳴らす。「🌻は全く分かってないなぁ〜。彼氏に見せたくないの?チャンスじゃん!」「「!」」即座に顔を赤らめた2人を横目に見ながら「私はかわいいって言ってほしいなあ〜」と顔一杯に笑みを浮かべて続けた。「………とりあえず会議室を準備しなきゃ。私達が顔を合わせるのは海軍将校だけのはずだか「🌷〜?」」話を逸らそうとした茶髪を🌸が呼び止める。「結局仮装はするんだよね?」「………すればいいんでしょ!」🌷と呼ばれた茶髪はぶっきらぼうに言葉を放ち、靴音を響かせ廊下を渡る。🌷の返事に 3946