実は3回ある雑さんの下の名前で呼んだ事は過去3回ある
1回目は、二人が若い頃、共同任務中にガチギレした時
そこから名前で呼ぶのをやめた
2回目は、数年前、戦場で雑さんが大怪我で出血がやばくて危篤状態だった時
名前を叫んだおかげで意識が戻ったが、雑さんは、意識朦朧としてたのであまり覚えていない
3回目は、半年前こっそり二人だけのいい雰囲気の時
密書を奪うための策だが、結構本気（マジ）だった

　カーテンから漏れる光で目が覚める。アラームが鳴る前かと少し考えたあと、今日が非番だったことを思い出した。今は何時くらいだろう。

　まだぼんやりする頭でのそりと身体を起こそうとする──と、隣に自分のものではない温度を感じた。

「──あっ」

　そうだ、昨日はレオと出掛けてから、そのまま──

　少し前までなら恥ずかしさと非現実感でのたうち回っていたところだけど、回数を重ねるうちに、すっかり慣れてしまっている自分がいた。かと言って、それらが完全に消えたかと言うと、そうでもないけど。
　
　気持ちよさそうに眠るレオの顔を、じっと眺める──俺よりもレオが先に起きることが多いので、こういう機会はそう多くない──普段は深く皺が刻まれている眉間も今ばっかりは綺麗なもので、こうしていると本当にただの子供だ。薄く開かれた唇からは、規則正しい寝息が漏れている。

【隐囚】两小童恋爱 上　　家里来了一位漂亮姐姐。
　　她个子挺高，看上去大概比卢卡斯大上五六岁，烟灰色的长卷发束成便于打理的低马尾搭在肩上，被雨水浸得往下沉，缓慢滴落门口的瓷砖上，晕出一朵朵潮湿的水花。
　　“她是谁？”卢卡斯·巴尔萨克远远地望着她柔和的湛蓝色眼睛，轻声问管家。
　　“哦，少爷，似乎是替我们送货的洛伦兹家的孩子，外头下着暴雨，一时半会回不去，夫人才留他们过夜。”
　　“洛伦兹……”窗外的雨声猛烈而急促，盖过了卢卡斯轻念这个姓氏的上扬音调，这温和有礼的小少爷在瞥见洛伦兹微不可察的冷颤以后，皱着眉吩咐道：“管家，快领她去楼上的浴室洗个热水澡再换身衣服，怎么能让一位淑女受冻？”
　　管家神色复杂，“他并不是一位淑女……”

Ａの肖像　新たに合流した少年、アキラはなんとも不思議な雰囲気を持っていた。短く刈られた白い髪や十歳と言う年齢にしては上背もあり体格も良い。スポーツを嗜んでいるか外を元気に走り回るヤンチャのようにも見える。しかし血のように深い赤色の瞳はキラキラと輝いているようにも、老成しているようにも見える。しかし全体的には子どもらしく、会話も行動も思いつくままなところがあった。
「与一の薔薇は、赤いんだな」
　与一に懐いたようで、手を繋いで歩きながらアキラが言った。
「そうだね。アキラくんの薔薇は……」
「黄色！」
　少しだけ嬉しそうに語尾が上がるのが自慢げで可愛らしい。
「駆藤のは青い薔薇なんだな」
　前を歩く駆藤の手元を見ながらアキラが言った。