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    旅行

    @ay8mk5dg

    DONE逃げてしまった人魚に落ち込むディルック。一方今後のことを考えていた人魚は人魚で気が滅入っており、周りから考え直すよう言われていた。
    自分から逃げたのに諦めきれない人魚はいつもの入江へ向かうとそこには見覚えのある赤髪があって……

    人魚ディルガイパロプロポーズ編
    「やっと見つけた私の蒼」
    (※まだまだ続きます。この後は新婚旅行編を予定してます)
    やっと見つけた私の蒼「まさかそんな先輩が失敗するなんて」
    「シッッ!」

     街のとある酒場にて。最近春が来たと言われており、季節外れではと何も事情を知らない部外者が突っ込みを入れればラグヴィンドに春が来たんだよ!と言われる始末。酒場のオーナーも否定せずにカウンターに立つのだからこれは秒読みだとお祝いムードが流れていた……はずだったとジンは記憶している。少なくとも数日前は。しかし、今日酒場に来れば何やらお通夜ムード満載であり、いつもは元気な先輩のピョロ毛も全く元気は無く萎れてしまっているのである。せっかくだから気が早いが祝辞でも思えば何事か?と思ってこっそり周りに聞けばまさかの展開であったのだ。

    「もしかして例の青髪セクシー美人というやつか。三つ編みが可愛らしい異国の」
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    yowailobster

    DOODLE20210907 本編後の冬応募した覚えのないカナダ旅行に当選したランガが現地で知り合った親切な日本人シンドウと一緒にちょっとした問題を解決する話もしくは愛抱夢考案二人きり楽しいカナダ旅の筈だったドタバタ騒ぎ
    CP薄 モブ出張る +っぽい、しかしこの先絶対くっつく二人が会話したり理解できなかったり気付いたり カナダ描写はふわふわ
    イベントの会議があればどこにでも現れる愛之介が面白くて書きました
    3+1の誤算 二月某日。最高気温八℃最低気温三℃、天気は曇り。寒さ厳しいこの季節、バンクーバー国際空港内を移動する客らも皆ふくふくと着膨れている。
     二つに分かれたゲートの片側。比較的さらさらと機械を操作する居住者達の中で一人、あからさまなほど指先をこわばらせながらタッチパネルを押す少年が居た。
     なんとか機械に吐き出させた長細い紙を手に持ち、慎重な歩みで少年は入国審査官の元へ進む。間違いなく初心者だろう動きにベテラン審査官の態度も多少和らぎ審査はつつがなく終了した。
     無事新たな書類を手にしてようやく、カナダに帰ってきて初めて馳河ランガは深く呼吸をすることができた。
     生を受けてから一六年間、父の死を切欠に母の故郷である日本に渡るまでランガはこの国で暮らしていた。だが住んでいたのはもっと山側、人気の無い地方だ。空港のような大量に人の行き交う場所にとんと縁が無かったランガの身体が勝手に緊張するのも無理はなかった。
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