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    もちこの本棚📖

    DONE2024年2月25日
    K暁オンリーイベント、開催おめでとうございます🥳
    K暁デーネットプリント企画、お題「バレンタインデー」で書かせていただきました。
    同棲軸の二人のはなしです🍚
    ※既にお知らせしていますが、本部様のネップリアンソロに申請させていただいた予約番号は不備があったためすでに削除しています。白黒版、修正したカラー版を登録し直したので、詳細はTwitter(X)をご覧下さい!
    ビターな思い出を塗り替えて「KK、いつもありがとう」
     お皿の上にちょこんと乗せられたそれは、どうやらチョコレートケーキのようだ。
    「あ?……昨日作っていたのは、それだったのか」
     昨日の夕方頃、帰宅すると部屋中チョコレートの甘い香りで包まれていて、その残り香が甘ったるくてつい顔を顰めてしまった。その香りの正体が、これだというわけだ。
    「甘さ控えめにしたからさ、KKでも食べられると思うよ」
     食べてみて苦手なら残してもいいからさ、と暁人は皿をずずいっとオレの前に差し出してくる。残してもいいと言うが、せっかく作ってくれたものを食べないわけにもいかない。とりあえず一口、と控えめにスプーンですくって口へと運ぶ。
    「…………美味いな、これ」
    1959

    drop_ichigo

    DONE既刊『お日さま色のTea Time♪』に収録している短編のうちのひとつを再録します。
    スバルの為に『スバルブレンド』を作ることになった創くん。付き合っていないけれどお互いのことが大好きなスバしののお話です。
    キラキラブレンドとある休み時間、創が夢ノ咲学院の廊下を歩いていると、前方にスバルの姿が見えた。
    (あっ、明星先輩。今日は登校している日だったんですね)
    ESが設立されてからというものの、アイドルとしての仕事が入った際には授業を欠席しても問題ないという規定が出来た為、ある程度名の知れているアイドルは平日の日中にも仕事が入ることが多くなり、結果的に皆夢ノ咲学院で授業を受ける時間が少なくなってしまっていた。その為、昨年度までのように学院内で自分のクラスや部活以外の知り合いに会う機会も減ってしまい、スバルもその例外ではなかった。
    だからこそ、思いがけない場所でスバルに会うことが出来た喜びに、創の心臓はトクンと音を立てて跳ねるような心地がした。早速「明星先輩」と声を掛けようと小走りに近付いていく。しかしふと悪戯心が芽生えて、創はそっと息を潜めながら距離を縮め始めた。そしてスバルの背中に手が届く距離になったところで、両手でその肩をポンと叩いた。
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