杁
みなぽよまる
DOODLE敦隆。隆景がクレイジービーの亜種により猫になってしまって杁が面倒をみることになってほしいという話。昼間は杁に牙をむき出しの猫黒崎だけど杁が寝てると必ず寄ってきて一緒に寝る。毒の効力は時間経過で終わるものだったらしく、ある日いつも通り杁の胸の上で寝ようと思ったらもとに戻れましたとさ。万死万死(めでたしめでたし)。 3みなぽよまる
DOODLE【腐】敦隆。地獄の推しカプすごろくのお題で描いた。隆景は杁にナイフを向けないしその逆も然りだったので困った。相棒に「隆景は杁にはナイフ向けないよね、自分には向けても」と相談したら「あ~じゃあそのナイフを杁が自分に向けるんじゃない?」と言われて「それだ~~~~~~~~!」となった。最高の相棒をもった。みなぽよまる
DOODLEdeva…夢の国に行きな!と思って描いた。信乃が「いつか行ってみたいぜ!」って言ってるのを聞いたコウ様が行こう!と言い出し隆景が「行くなら完璧な1日にしましょう」とプランを立て杁は遊園地に連れて来られたパパと化してパレード地蔵をしてくれるし疲れて寝る信乃(15歳)をおんぶしてくれる。 3yayosan_P
MOURNING元々某支部に掲載していましたが、色々あって作品非公開にしたので。支部でしか読めなかった話を引っ張ってきています。眩くんがこの歳になってはじめて喧嘩できるだけの友達ができたというか人付き合いができたとかだったら三日三晩踊り狂ってしまうなと思った話。杁の兄属性に夢を見ています。
家出少年は安息を知る「もう、いい加減にしてください!」
腹の底から出した言葉はその内容こそ普段と変わらないものだったが、声色は怒りに震えたものだった。
いつもと違う声を耳にして利狂が眉毛をピクリと動かす。力強く机を叩けば天外と溺は会話を止め、それぞれが眩に向き直った。
はぁ、と呼吸が荒くなる。目が赤くなっていないかを本当は気にかけるべきだったかもしれないが、そんな心の余裕も無くなるくらいに頭の中が乱れていた。真っ白というよりも灼熱のマグマに覆い尽くされ焼かれていくような心地だ。眩は自身の内側から湧き出る衝動と感情に任せるまま、鞄と携帯を掴むと外に飛び出す。
「くらむん」と、焦ったような溺の声が聞こえてきた。「やめなさい」という利狂の制止は果たして眩と溺、どちらに向けられたものだろう。「くらむん」、最後に聞こえた天外の声色は聞いたことがないくらいに寂しそうなものだったが、絆されてなるものかと強く、扉を閉める。
4408腹の底から出した言葉はその内容こそ普段と変わらないものだったが、声色は怒りに震えたものだった。
いつもと違う声を耳にして利狂が眉毛をピクリと動かす。力強く机を叩けば天外と溺は会話を止め、それぞれが眩に向き直った。
はぁ、と呼吸が荒くなる。目が赤くなっていないかを本当は気にかけるべきだったかもしれないが、そんな心の余裕も無くなるくらいに頭の中が乱れていた。真っ白というよりも灼熱のマグマに覆い尽くされ焼かれていくような心地だ。眩は自身の内側から湧き出る衝動と感情に任せるまま、鞄と携帯を掴むと外に飛び出す。
「くらむん」と、焦ったような溺の声が聞こえてきた。「やめなさい」という利狂の制止は果たして眩と溺、どちらに向けられたものだろう。「くらむん」、最後に聞こえた天外の声色は聞いたことがないくらいに寂しそうなものだったが、絆されてなるものかと強く、扉を閉める。
bunbun0range
DONEバレンタインの敦隆。2022年ver「杁さんの伊達メガネ殺意高そう」チョコ。
恋人同士の2人。
チョコをくださった方、ありがとうございました。
伊達メガネの話「……」
雑誌の撮影のため俺の後にスタジオに入ってきた黒崎が、俺の姿を見た瞬間動きを止めた。
目を限界まで見開き固まっている。まるで信じられないものを見てしまったみたいだった。
「あぁ? なんだよ」
「……」
睨んでみても反応は返ってこない。また、どうして硬直しているのか検討もつかない。
よくよく見たら固まっている理由が分かるだろうかと、伊達眼鏡に手をかけた。撮影の小道具でかけていた眼鏡。それを外せば、引っかかっていた糸が解けたみたいに黒崎が急に動き出した。
「……んんっ、すまない。なんでもない」
咳払いをした後も、マゼンダ色の目を逸らしたまま。
「いや、なんでもねぇってことねぇだろ」
「なんでもない!」
407雑誌の撮影のため俺の後にスタジオに入ってきた黒崎が、俺の姿を見た瞬間動きを止めた。
目を限界まで見開き固まっている。まるで信じられないものを見てしまったみたいだった。
「あぁ? なんだよ」
「……」
睨んでみても反応は返ってこない。また、どうして硬直しているのか検討もつかない。
よくよく見たら固まっている理由が分かるだろうかと、伊達眼鏡に手をかけた。撮影の小道具でかけていた眼鏡。それを外せば、引っかかっていた糸が解けたみたいに黒崎が急に動き出した。
「……んんっ、すまない。なんでもない」
咳払いをした後も、マゼンダ色の目を逸らしたまま。
「いや、なんでもねぇってことねぇだろ」
「なんでもない!」