棘
Riseikobosita
PROGRESSXXX契約しないと死ぬアーツにかけられたので、XX契約で乗り切る話。博棘前半部分。なんでも許してくれ。
実験室のドアをノックする。この時間ソーンズが使用していることは確認済みだ。返事がないことを確かめてからドアを開ける。
「ソーンズ、今大丈夫か?」
「ああ」
手元のビーカーに何かの液体を測って入れているソーンズは、おそらくノックをしたのがドクターだと言うことが分かっている。返事をしたのに、ドクターを振り返りもせずに手元を見つめたままだった。
「邪魔してすまないな」
「構わない。オペレーターにとってお前の命令が最優先だ。それに、問題があればお前が入る前に警告をしている」
「そうだろうな」
それにドクターも気分を害することも、遠慮を感じることもない。ソーンズのその態度が、気安さからの無反応であることは承知だった。ソーンズとの付き合いは長い。ソーンズの一見無関心や愛想のない反応は、ドクターが気にしないことをソーンズも知っているからだ。実際、薬品を入れ切ってもソーンズはドクターには向き直らない。実験に集中している様子のソーンズに、ドクターはその手元が狂わないタイミングで話を切り出した。
2751「ソーンズ、今大丈夫か?」
「ああ」
手元のビーカーに何かの液体を測って入れているソーンズは、おそらくノックをしたのがドクターだと言うことが分かっている。返事をしたのに、ドクターを振り返りもせずに手元を見つめたままだった。
「邪魔してすまないな」
「構わない。オペレーターにとってお前の命令が最優先だ。それに、問題があればお前が入る前に警告をしている」
「そうだろうな」
それにドクターも気分を害することも、遠慮を感じることもない。ソーンズのその態度が、気安さからの無反応であることは承知だった。ソーンズとの付き合いは長い。ソーンズの一見無関心や愛想のない反応は、ドクターが気にしないことをソーンズも知っているからだ。実際、薬品を入れ切ってもソーンズはドクターには向き直らない。実験に集中している様子のソーンズに、ドクターはその手元が狂わないタイミングで話を切り出した。
satteichnansan
MOURNING棘境/ソンエリとあるおしまいの話
注意
※大陸版(2022/9/27更新内容)ネタバレ
※エリ死亡前提
※メリバ
※流血、暴力、捕食
※その他、個人的な解釈と捏造を含みます 7
uboupouboupo
INFO9/11開催の「君と言々、愛を告ぐ」に委託販売で参加いたします。画像はサンプルです。
※A5 16p(本文)漫画 200円
元々棘乙良い…!と思ってたのですが、遂に描くに至りました。
棘を格好良く描けて気持ちよかったです。憂太は制服インしてる所が好きです。
1枚目から解るように、棘が憂太を助けるという構図で膨らませました。棘乙というには足りないかもしれませんが、宜しくお願いします。 5
名無し
DONE棘乙♀です乙骨憂になります
彼女が世界一可愛いくて仕方のない狗巻君の話任務終わりはいつもくたくただ。特に呪言を酷使すればいわずもがな。スマホで時間を確認すると、深夜の十二時を回っていた。
だいたい未成年に深夜の任務につかせるとか、どう考えてもおかしい。一度勤務体制を考えるか新しい人材を雇うかして欲しいものだ。
悪態をつきつつ、ふらふらになりながら寮に戻ると、愛しい人影がこちらに向かって走ってきた。
「狗巻君お帰りなさい。任務お疲れ様でした。」
乙骨憂。俺の可愛い可愛い恋人。
寝る前だったのかTシャツと短パンというラフな格好をしていた。旦那を出迎える妻のような献身的な言葉に、スヌードの下で口角が上がる。高専を卒業したらさっさと結婚しようと改めて誓った。
「じゃげ…。」
本当ならカッコよく戻って、スマートに抱き締めて、キスの一つでもしたかったのに。こんな掠れた声だと、優しい彼女は心配そうに眉を潜めてしまう。情けない自分に内心舌打ちをした。
3454だいたい未成年に深夜の任務につかせるとか、どう考えてもおかしい。一度勤務体制を考えるか新しい人材を雇うかして欲しいものだ。
悪態をつきつつ、ふらふらになりながら寮に戻ると、愛しい人影がこちらに向かって走ってきた。
「狗巻君お帰りなさい。任務お疲れ様でした。」
乙骨憂。俺の可愛い可愛い恋人。
寝る前だったのかTシャツと短パンというラフな格好をしていた。旦那を出迎える妻のような献身的な言葉に、スヌードの下で口角が上がる。高専を卒業したらさっさと結婚しようと改めて誓った。
「じゃげ…。」
本当ならカッコよく戻って、スマートに抱き締めて、キスの一つでもしたかったのに。こんな掠れた声だと、優しい彼女は心配そうに眉を潜めてしまう。情けない自分に内心舌打ちをした。
yew_bow17
DONE2022年2月5日麻輝/棘のライブえにっき。私の絵では描き表せない、美しい異界のできごとのようなライブでした。もうあの音の中に帰れないんだなあと思うと寂しいですね。麻輝さんありがとうございました。 2わたぐも
DONE以前乙棘ワンドロワンライで書いた「甘い首筋」の続きです。リクエスト頂いてたので書きました。
※付き合ってない乙棘。
お外で色々してます。
(お題は「誘惑」)
甘い首筋 続き 林立する木々が仄暗い陰を作っている。時折吹く風が木立の葉を揺らして、憂太の髪や肩にちらちらと光の粒を降らせた。
頭の上では蝉の声がさっきよりも大きく響いている。歩いていた時は濃い緑の匂いが鼻に抜けていたのに、今は目の前の憂太の匂いしか感じない。男くさい汗の匂いを嗅いでいるだけで、頭の奥がじんじんと痺れる。
「はぁ、狗巻くん…」
大きな木の幹に寄りかかっていた。正確には、憂太に体を囲うように押し付けられていた。膨らんだ股間を俺に擦り付けながら、その手が俺のTシャツの下に入り込んでくる。
脇腹を辿り、腹筋を撫で、その手のひらは背中にも回って肩甲骨の形を確かめている。
唇と舌は相変わらず俺の首筋や耳殻をしゃぶっていた。
6539頭の上では蝉の声がさっきよりも大きく響いている。歩いていた時は濃い緑の匂いが鼻に抜けていたのに、今は目の前の憂太の匂いしか感じない。男くさい汗の匂いを嗅いでいるだけで、頭の奥がじんじんと痺れる。
「はぁ、狗巻くん…」
大きな木の幹に寄りかかっていた。正確には、憂太に体を囲うように押し付けられていた。膨らんだ股間を俺に擦り付けながら、その手が俺のTシャツの下に入り込んでくる。
脇腹を辿り、腹筋を撫で、その手のひらは背中にも回って肩甲骨の形を確かめている。
唇と舌は相変わらず俺の首筋や耳殻をしゃぶっていた。
ottg_0630
DOODLE乙棘版ワンドロワンライ「扇風機」とある夏休み中の任務終わり。駅に向かうバスを待つ憂太と棘がついに一線を超えちゃう…?!お話。
前々回?のテーマ「夏色」の続きの設定です。
乙棘版ワンドロワンライ 「扇風機」夏休み中、僕たちが任務で急遽駆り出されたその場所はあたり一面に田んぼが広がり、比較的背の低い山々に囲まれたのどかな田舎町だった。
任務終わり、木造の小さな屋根付のバス停で二人きり。ベンチに腰をおろして最寄り駅に向かうバスを待つ。セミの声が混ざり合ってジンジンと頭に響く。僕は思わず制服のボタンを外してから胸元を掴んでパタパタ仰いだ。
隣の狗巻くんは自前のハンディファンを取り出して、下から白シャツの中に風を送り込んでいる。ふわっと舞い上がったシャツの隙間から白い肌とパンツ紐がチラッと顔を出して、思わず視線がそちらに向かってしまう。ソコは狗巻くんの絶対領域。パンツ紐からはみ出した腰骨とVラインが綺麗でセクシーで堪らない。至近距離でそれを覗いているハンディファンが今はすごく羨ましい。
1118任務終わり、木造の小さな屋根付のバス停で二人きり。ベンチに腰をおろして最寄り駅に向かうバスを待つ。セミの声が混ざり合ってジンジンと頭に響く。僕は思わず制服のボタンを外してから胸元を掴んでパタパタ仰いだ。
隣の狗巻くんは自前のハンディファンを取り出して、下から白シャツの中に風を送り込んでいる。ふわっと舞い上がったシャツの隙間から白い肌とパンツ紐がチラッと顔を出して、思わず視線がそちらに向かってしまう。ソコは狗巻くんの絶対領域。パンツ紐からはみ出した腰骨とVラインが綺麗でセクシーで堪らない。至近距離でそれを覗いているハンディファンが今はすごく羨ましい。
満尾。
DONE #伏棘版ワンウィークドロライ第55回「夢」
https://twitter.com/1fu410ge1/status/1554664830690537472?s=21&t=555_eWKXksCfPh8T5apBLg
ひらいてあかぶーで突発的に思いついた伏棘大学生パロディです!
それは本当に、ただの思いつきだった↑のリンクはTwitterにあげた、書きたいところだけを書いたものです❣️
また今回も続き物…ですが、↑の2人みたいなラブラブカップルを目指します💪
楽しんでいただければ幸いです!
⚠︎先輩は普通に喋ります。
⚠︎原作の先輩とは異なった、大人しくて静かな性格をしてます。
⚠︎︎ほんのちょっと五乙を含みます。
(今回はほぼ絡みないです)
「きゃー!!五条教授と伏黒くんよ!」
「あの2人がただそこにいるだけで幸せな気持ちになる…」
顔を赤くした学生達に見向きもせずに、2人はキラキラとしたオーラをまといながら歩いている。
本人たちはさほど気にしていない様子だ。
「……かっこいいなぁ、」
ポツリと呟いた俺の一言は、誰にも届かずに溶けていった。
5387また今回も続き物…ですが、↑の2人みたいなラブラブカップルを目指します💪
楽しんでいただければ幸いです!
⚠︎先輩は普通に喋ります。
⚠︎原作の先輩とは異なった、大人しくて静かな性格をしてます。
⚠︎︎ほんのちょっと五乙を含みます。
(今回はほぼ絡みないです)
「きゃー!!五条教授と伏黒くんよ!」
「あの2人がただそこにいるだけで幸せな気持ちになる…」
顔を赤くした学生達に見向きもせずに、2人はキラキラとしたオーラをまといながら歩いている。
本人たちはさほど気にしていない様子だ。
「……かっこいいなぁ、」
ポツリと呟いた俺の一言は、誰にも届かずに溶けていった。
ottg_0630
DOODLE『街角でキスをしよう』1年ズと真希、パンダに自分たちの関係性がバレそうになり咄嗟に誤魔化した憂太。その結果棘が機嫌を損ねてしまう。仲直りしようと憂太が取った行動とは?!
街角でキスをしよう僕が海外から高専に戻ってきて数週間が経ったとある土曜日。1年3人、2年4人全員のオフが重なるというものすごく奇跡的なことが起こった。それに、ひどく興奮してテンションが爆上がりしたのは釘崎さん。インスタで見つけた喫茶店のチョコパフェが可愛くて美味しそうでずっと食べたかったらしく、この機会に東京校全員で食べに行きたい!!と騒ぎまくっていた。
それを聞いた真希さんは、そしたら特級様の奢りでいくかとあらぬことを言い出し、僕に反論する隙も与えてくれないままその喫茶店に7人で向かうことになった。どこか昭和の雰囲気を漂わせたその場所は、どこかノスタルジックでその時代を生きていた訳ではないけれど懐かしさを感じるような落ちついた空間だと思った。
2727それを聞いた真希さんは、そしたら特級様の奢りでいくかとあらぬことを言い出し、僕に反論する隙も与えてくれないままその喫茶店に7人で向かうことになった。どこか昭和の雰囲気を漂わせたその場所は、どこかノスタルジックでその時代を生きていた訳ではないけれど懐かしさを感じるような落ちついた空間だと思った。