水の精霊
つむじまめ
PAST巳年の年賀イラストです。水蛇の子供をイメージして描きました。水属性なので、水の精霊も描きました。使用ソフト:CLIP STUDIO PAINT
ツール:線画:粗い鉛筆 着彩:粗い水彩
作業時間:約15時間 2
あつあげ
MOURNING駄作ファンタジー小説。いちおうBL。よくある転生もの。
夕暮れ時の、魔王と水の精霊。
どっかの魔界の魔王城-その1-無数にある世界の一つ。この世界にも魔界がある。
広大な魔界には、魔王城しかない。
あとは、荒涼とした地に無数の魔物がうろついているだけである。
夕暮れ時、魔王シャイターンが城の門をくぐった。
彼は出張で一週間留守にしていた。城は管理人と、城の住人達に任せてある。
予定通り夕食の時間までに帰ってくることが出来た。
彼は早速ウンディーネを探して、真っ直ぐエントランスへと向かった。
「いさ、また夕飯前にポテチなんか食べて」
魔王の頭上高くに浮いている小柄な水の精霊は、ふくれっ面をした。
足を伸ばして座る姿勢で、プカプカと浮遊している。
彼はジャンクフードの袋をひざに抱えていた。
「水波は相変わらずだな」
554広大な魔界には、魔王城しかない。
あとは、荒涼とした地に無数の魔物がうろついているだけである。
夕暮れ時、魔王シャイターンが城の門をくぐった。
彼は出張で一週間留守にしていた。城は管理人と、城の住人達に任せてある。
予定通り夕食の時間までに帰ってくることが出来た。
彼は早速ウンディーネを探して、真っ直ぐエントランスへと向かった。
「いさ、また夕飯前にポテチなんか食べて」
魔王の頭上高くに浮いている小柄な水の精霊は、ふくれっ面をした。
足を伸ばして座る姿勢で、プカプカと浮遊している。
彼はジャンクフードの袋をひざに抱えていた。
「水波は相変わらずだな」
yctiy9
DONE《ここまでのあらすじ》水の精霊オケアニスの力を取り戻したカオスは、次なる力を取り戻すため、山の精霊オレイアデスの遺跡へと向かっていた。
3-1 目の前に聳え立つのは偉大なる大地の壁。山はいついかなる時でも動じぬ居ずまいで、人々に畏怖の念を植え付け、行く手を阻み遮る。そう、次なるは山の精霊オレイアデスの遺跡。
エーレクトラオスの北。アレクスト共和国との国境にまたがる霊峰アルト・グランデ。通称アルト山と呼ばれ、アレクストでは巨竜の亡骸との言い伝えもある。山へ祈りを捧げに参拝する旅人も多く、麓には宿場町が栄えていた。カオス一行はエーレクトラオスを離れ二日かけて宿場町に入り、そこで一晩疲れを癒すことにした。
「おなか空いたー!」
夕時、活気のある宿場町には食欲のそそる香りが充満する。エーレクトラオスとはまた違った、山の幸や獣肉をふんだんに使用した料理だ。ニンニクとハーブ、そして油の香りが鼻腔を駆け抜け、肺と胃に襲いかかる。出された料理にファイェンは目をキラキラと輝かせる。クイーンが小皿に取り分け終えると、ファイェンのお腹の虫が大きな鳴き声を上げた。
5628エーレクトラオスの北。アレクスト共和国との国境にまたがる霊峰アルト・グランデ。通称アルト山と呼ばれ、アレクストでは巨竜の亡骸との言い伝えもある。山へ祈りを捧げに参拝する旅人も多く、麓には宿場町が栄えていた。カオス一行はエーレクトラオスを離れ二日かけて宿場町に入り、そこで一晩疲れを癒すことにした。
「おなか空いたー!」
夕時、活気のある宿場町には食欲のそそる香りが充満する。エーレクトラオスとはまた違った、山の幸や獣肉をふんだんに使用した料理だ。ニンニクとハーブ、そして油の香りが鼻腔を駆け抜け、肺と胃に襲いかかる。出された料理にファイェンは目をキラキラと輝かせる。クイーンが小皿に取り分け終えると、ファイェンのお腹の虫が大きな鳴き声を上げた。