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    発情

    Jack_0_Lantern_

    CAN’T MAKE耳と尻尾だけ猫化したオルがそのままヒーロー活動を続けようとしてファンやパパラッチに写真撮られまくっていたので、サーが事務所まで連れ帰ってきたシーン。

    雄猫が発情期を迎えると攻撃的になるって本に書いてあったので、こんな感じで、普段なら絶対しない口喧嘩をしたあとに、仲直り発情期交尾してほしいな…という導入です。
    猫化オルサー 私の手を引いていたナイトアイが、執務室に入るやいなや、扉を勢いよく閉める。バンッ、と激しい音が、外界から私たちを遮断した。
     こちらを振り向いたナイトアイの顔は明らかに紅潮していて、荒ぶる気配を隠しもしない。普段は冷ややかさを感じる目元は、今は別人に思えるくらいに苛立たしさが滲む。ファンやカメラマンたちに押し引きされ、すっかり乱れてしまったスーツからのぞく首筋には、玉のような汗が光っていた。
    「えっと、ナイトアイ、なんか怒って……る?」
    「当たり前だろう」
     暑いな、と舌打ち混じりに吐き捨てて、彼が空いた手でネクタイを緩める。こんなぞんざいな姿のナイトアイ、見たことない。今まで出遭ったどの巨悪なヴィランよりも鋭い、刺すような迫力があって、圧倒されそうになる。手首を握られていなければ、反射的に間合いの外まで距離を取っていただろう。本能が、アラートを鳴らせる。穏便になだめて平穏を取り戻したいと思うのは、私が彼と恋仲であることを差し置いても、別におかしなことじゃあないだろう。
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    やか(ヤカ)

    MAIKING御都合幻獣の発情ウァプ
    ウァプソロ仕立て
    力尽きた
    「あの化け物には触れるな。正気を失う」

    ウァプラは自身の領地にある森で小さな化け物がでると話を聞いた。
    近くを通りかかった商人が使用人であるディオに伝えたことから発覚した。
    森は領地の外れに位置し、生態系の健康状態も良く、村や街から離れているためヴィータも近寄らないことで見回りの頻度を低くしていた。
    「チッ……」
    ディオが用意した食事を手短に済ませ、武器を手に取り、すぐさま森に向かった。

    *****

    森に着くと、すぐに違和感を覚えた。
    もう暑さが収まり涼しい気候になってきたというのに、獣たちの悩ましげな声が聞こえる。まるで繁殖期のようだ。
    少し歩くと見慣れない生き物の死骸をすぐに見つけた。
    キノコ型の幻獣だ。熊のような獣に潰された跡があり、小さく萎みきっている。
    見回すとすぐにキノコ型の幻獣を1匹見つけた。ふっくらと丸い。
    黄色い鳥頭が頭をよぎったが、すぐさま武器を振るい、傷を負わせた。
    しかし、幻獣はすぐに逃げ出した。
    「逃がすか」
    後を追うが、逃げ足が速く、なかなか追いつけない。
    すると、1匹の幻獣が2匹に分裂した。
    (攻撃を食らうと殖えるタイプか……クソウゼェ……!)
    一撃 2511