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    目隠し

    04shiromi

    MAIKINGれさキッス!キッス!目隠しもあります!まだまだ未完「お前誰かと寝た事ねえのか」

    アロマの香りがする。あまり嗅いだ事のない、異国の甘さ……これはバリ島のものだろうか。ちょっと変わったとこないん、と無茶ぶりした結果連れてこられた一室は、俺の選ばない種類のそれだった。

    「失礼な、食うもんには困らんかったで」

    ジャケットをぱん、ぱん、と二度払ったあとハンガーに掛ける。香りも慣れればいいものだけれど、移り香は避けられない。後でファブらなあかんな。なんて、この人に近付く時は毎回煙を被らされているのだけれど。

    「そっちじゃねェよ」

    零は窓の外を見ながら緩やかにそう言った。間接照明で暖色に照った壁は、情緒を感じるようなダークブラウンで埋められている。“寝る”、と聞いて抱く方を想像するのは、俺にとって至極当然のことで。

    もしかして夜の踊り子みたいに…幾多もの男侍らせてきたとか何とか、こいつに思われとるんやろうか。服の皺が消えた事を確認しては、視線を向けないままやや怪訝な顔をした。

    「……ベタベタ触られるん嫌やねん」
    「てっきりグルメかと思ってたが。簓くんは人誑しの才能があっからなぁ〜」

    ああこれ、四割ホンマに思っとるやつや。白いシャツ一 4378

    zenra0

    DONEヤバい性癖を抑圧した捏造父親×ショタ巽(分類はモブ巽?)のぬるい緊縛目隠し木馬責めです。エロくはない。
    拷問の話がたくさん出ますがプレイは着衣SMです。
    1行目から潔く捏造!!父親も間取りも家系の事情も何もかもありもしない幻覚!!

    Thanks!ネタ提供:白菜さん@hksiums
    風早巽の実家の教会には、地下へと続く階段がある。


    正確には、自宅を兼ねた敷地内の庭の奥。

    巽は物心ついた頃から何度か「この下はなあに?」と父に尋ねたものだったが、その都度「ここから先へ降りてはいけませんよ。危ないですからね」と優しく繰り返されてきた。



    **********



    そよそよと気持ちの良い風が吹く、ある初夏の休日。
    淡いブルーの空にうっすらと広がる巻雲が穏やかに日差しを柔らげている。


    巽は透き通るようなボーイソプラノを弾ませて聖歌を口ずさみながら、日課である庭の植物への水遣りを終えた。
    両親から生まれて初めての水遣りを教わった日以来、この時間は彼のお気に入りだった。

    歌うように風にそよぐ葉の揺れる微かな音も、陽の光に透けてきらきらと光る雫も、しっとりと重く濡れた土の匂いも、全てが彼に鮮やかな感動と癒しをもたらしてくれる。
    そして毎日地道に世話をすることで、植物たちがゆっくりと少しずつ健やかに成長していく様子を見守るのが好きなのだ。


    植物の様子を両親に報告すると、話を聞きながら喜んでもらえることもお気に入りの理由の一つ。
    報告も兼ねて次はいつものように 7826