真白
綾月@
MEMO真白と職質緋色一人暮らしをして連絡を一切取ってなかった真白から手紙かメールで式を挙げるから参加して欲しいみたいな文が届いてあいつ今世でも結婚するのかと思いつつ相手の顔が気になるから参加して最後まで居て終わったからすぐ帰るかと思い帰ろうとしたら真白から声かけられて渋々話を聞いててふと下の方に目線を向けるとまだ2.3歳ぐらいの子が真白ズボンの布を握りながら居て顔とか全く見えないけどなんか気になると思って真白にこの子は?と聞いたらあぁ、この子は私と妻の子でね本当は産まれる前に式を挙げたかったんだけど状況が悪かったから産まれた後に式を挙げる事になったんだと言われたけど真白とその結婚相手との子しか頭に入ってこなくて気持ちのこもってない返事を返してからこの子の名前はなんてつけたんだ?と真白に聞いてから名前を聞いて聞くんじゃなかったって思う緋色はいる。お互いに前世の記憶がある分今世では流石にと思ってたことを普通に真白はしたからなんでそんな事ができるんだ…と小声で言うけど心の中でこの子が本当に燈子の生まれ変わりだったらとか考えてしまってまだ生まれて2.3年ぐらいしか経ってない子に抱いていい気持ちじゃ無いだろ!と思いつつも恋心は完全に無くなった訳じゃないから諦めないといけないとわかってても諦めきれない緋色がみたい。なんなら髪の毛は短かったから分かりにくかったけど顔がまんま燈子だったから普通に好きになる緋色もいいよね…完全に絵面が犯罪だけど…
837endoumemoP
DONE理人・ライゼと真白ノイ:ボロカス理人・ライゼと真白ノイ:ボロカス 実践演習Ⅳは十五分前に終わったというのに、真白ノイはその場から動けずにいた。
「……っおぇ……」
板張りの床に落ちる唾液には色がついている。顔を滴る汗を拭きたいと思ったが、被弾したペイント弾まみれの手ではそれもできなかった。
清掃スタッフが入る前の訓練場は、七十五分間の演習の後にしては汚れが少ない。教官や仮想敵役の同期が放ったペイント弾はほとんどノイが浴びたせいで、この部屋で一番の汚物は自分なのだという気持ちがノイの心を占めていた。
銃火器を持った複数名の敵に対し、単独でどれだけの時間生き延びられるか――教官の反応を見るに合格点は得られたようだが代償としてノイの体はボロボロだ。
――ノイが理人・ライゼの新たなバディとなる内示を受けてから数日、ノイはこれまでより難度の高い訓練に明け暮れていた。体に負った傷は先ほどの演習で受けたものだけではなく、立ち上がるために脚に力を入れる準備段階として息を吸うだけで胸には鈍痛が走った。
1307「……っおぇ……」
板張りの床に落ちる唾液には色がついている。顔を滴る汗を拭きたいと思ったが、被弾したペイント弾まみれの手ではそれもできなかった。
清掃スタッフが入る前の訓練場は、七十五分間の演習の後にしては汚れが少ない。教官や仮想敵役の同期が放ったペイント弾はほとんどノイが浴びたせいで、この部屋で一番の汚物は自分なのだという気持ちがノイの心を占めていた。
銃火器を持った複数名の敵に対し、単独でどれだけの時間生き延びられるか――教官の反応を見るに合格点は得られたようだが代償としてノイの体はボロボロだ。
――ノイが理人・ライゼの新たなバディとなる内示を受けてから数日、ノイはこれまでより難度の高い訓練に明け暮れていた。体に負った傷は先ほどの演習で受けたものだけではなく、立ち上がるために脚に力を入れる準備段階として息を吸うだけで胸には鈍痛が走った。
endoumemoP
DONEタイムプリディクション〜時空の監視者理人・ライゼ×真白ノイ同人誌「Partner」に収録の話です。
通販→https://roomshiki.booth.pm/items/3427883
Partner(一部掲載)「ノイ」
理人・ライゼは不意に呼びかけて、真白ノイの背中に手を回す。
「っ、理人さん……⁉」
理人の手がノイの背中を探りだし、くすぐったさに姿勢を崩しかけたノイの腰にもう片方の手が添えられた。TPA本部の白く汚れひとつない廊下が禁欲的なせいで、触れる理人の手つきだけがやけに生々しく感じられる。
昼を少し過ぎた時間帯、ミーティングの直前ということもあって廊下には職員の出入りが多い。通りすがったノイの知人の職員が密着する二人に口笛を吹けば、たちまちノイの顔は真っ赤になった。
「……!」
赤い顔を背け、身をよじってノイは理人の手の中から逃れる。廊下の壁に背中をつけながらじりじりと距離を取りつつ理人を見上げると、理人は平熱の表情で指に乗せた糸くずをノイに差し出した。
1062理人・ライゼは不意に呼びかけて、真白ノイの背中に手を回す。
「っ、理人さん……⁉」
理人の手がノイの背中を探りだし、くすぐったさに姿勢を崩しかけたノイの腰にもう片方の手が添えられた。TPA本部の白く汚れひとつない廊下が禁欲的なせいで、触れる理人の手つきだけがやけに生々しく感じられる。
昼を少し過ぎた時間帯、ミーティングの直前ということもあって廊下には職員の出入りが多い。通りすがったノイの知人の職員が密着する二人に口笛を吹けば、たちまちノイの顔は真っ赤になった。
「……!」
赤い顔を背け、身をよじってノイは理人の手の中から逃れる。廊下の壁に背中をつけながらじりじりと距離を取りつつ理人を見上げると、理人は平熱の表情で指に乗せた糸くずをノイに差し出した。
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DONEタイムプリディクション〜時空の監視者理人・ライゼ×真白ノイ同人誌「Partner」に収録の話です。
通販→https://roomshiki.booth.pm/items/3427883
Schirm 理人・ライゼは天気雨の空を仰ぐ。
「――」
光をたたえながらも空は雫を落とす。理人の髪や服は体に張りついて、肌まで濡れると周囲に誰もいないことが際立った。
暁ナハト亡き今、TPA組織は混乱していた。平常業務はどうにか進めることができて街の治安は守られてはいるものの、各所の業務は滞りを見せている。先ほども理人が『例の一件』の報告書を出しに行ったところ、事後処理が完了していない関係でまだ受け取れないと突き返されてしまった。一時間ほど待てば受け取りができると事務員に言われ、理人はこうしてTPA本部の中庭で時間を潰しているのだ。
「――」
こうして無為な時間を過ごしていると、ナハトがどれだけ優秀だったかを思い知らされる。
1811「――」
光をたたえながらも空は雫を落とす。理人の髪や服は体に張りついて、肌まで濡れると周囲に誰もいないことが際立った。
暁ナハト亡き今、TPA組織は混乱していた。平常業務はどうにか進めることができて街の治安は守られてはいるものの、各所の業務は滞りを見せている。先ほども理人が『例の一件』の報告書を出しに行ったところ、事後処理が完了していない関係でまだ受け取れないと突き返されてしまった。一時間ほど待てば受け取りができると事務員に言われ、理人はこうしてTPA本部の中庭で時間を潰しているのだ。
「――」
こうして無為な時間を過ごしていると、ナハトがどれだけ優秀だったかを思い知らされる。