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    祭り

    和花🌼

    DONE夏祭りリクエスト六
    銀ポニ
    次の言葉が入っています
    花火/人の流れ/穴場/聞こえない/一瞬
    夏祭り6(銀ポニ) ——やけにふわふわだな。
     それが最初に、目の前にいるこの男を見た時の印象だった。
     そんなわけで、俺も多少は驚いたが、俺を見た男の方が俺よりも驚いていた。
    「ひ、ひじかた! おい! これ、どういうこと! どういうことだよ!」
     男のあまりの剣幕に俺が呆気に取られていると、奥から出てきたメガネをかけた野郎に首根っこを掴まれて引きずられて行った。
    「はいはい、銀さん。とりあえず話を聞きましょうね。沖田さん、と……土方さん、でいいのかな。いらっしゃいませ。今日はお客様ってことでいいんですよね」
     銀髪の野郎はまだ「なに、呪い?! それとも、タイムスリップ? 土方に何をしたんだよ!」と喚き散らしている。
     俺の仲間だと紹介された真選組の奴等よりも、よほど慌て方が凄まじい。俺の名を呼んだということは、おそらく知り合いなんだろう。しかも、これだけ心配しているということは、友人、なのかもしれねぇ。俺に友人なんて呼べるもんができているとは思えなかったが、あんだけ大勢の仲間がいると言われた後だ。仲間以外にも、何かしら交流がある連中もいるんだろ。そこのメガネも、俺の事を知ってるみてぇだしな。
    11106

    天晴れさん

    DONE【小話アーカイブその20】
    光ラハ・光公のすこしふしぎな話ネットプリント企画に滑り込ませていただきました。
    (∩´∀`)∩ お祭りだーっ✨

    ・光はひろし想定。6.0直後くらいの時間軸です。
    ・たまにはひろしが不思議要素になってもいいじゃない。

    ささやかながらお楽しみ頂ければ幸いです(´▽`*)
    Uncertain eyes『虹彩とは、人のいわゆる目の色・瞳の色のことで、遺伝性の身体的特徴である。おもにその表面にある色素に由来するとされ、色のバリエーションは虹彩の中の細胞が作り出す色素の割合によって決定される。色合いは成長や環境によって多少の変動が見られるものの、基本的に分類が変わる程の色の変化は無い。
    -ピュシス治療院 眼科研究論文より-』


     無限の光を切り裂いて、現れた漆黒の夜空を背負い振り向いた彼の姿を見たあの瞬間。『私/オレ』は二つの意味で息を飲んだのだった。




    「あの人が帰ってこない?」
     石の家の広間に置かれた机を一つ陣取り、暁の記録を片っ端から読み漁っていたグ・ラハは顔を上げると目を瞬かせた。
    「そ。朝食の後に少し近くを見てくるって出たきり、もうお昼だって言うのに。どうせまた道中でギガースやら暴走ヒッポグリフやらの細々したトラブルに首を突っ込んでいるんでしょうけど」
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