紅
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MAIKINGクロロレ。ェュ前提ですのでご注意ください。紅花ルート
有情たちの夜.18「その後・上」 ローレンツを解放した翌日、ヒューベルトは帝国が接収したデアドラ港で遠眼鏡を手にしていた。クロードがちょっかいを出している沖合の島は遠眼鏡を使えばかろうじて目視が出来る。
「ヒューベルト、私にも貸してくれないか?」
好奇心旺盛なフェルディナントが差し出した手に遠眼鏡を渡した。ヒューベルトの主君エーデルガルトが中央教会に宣戦布告するまで、レンズを縦に二枚並べることは禁忌だった。心底くだらない規制だったと思う。
「艀(はしけ)も使うのでしょうがこれは……」
デアドラ港を管理しているのは帝国本土から派遣された官吏たちだ。彼らは帝国の双璧が語り合う様子を緊張した面持ちで見つめている。一人歩きする噂をヒューベルトたちは放置していた。怖がられている方が便利な時もある。
3335「ヒューベルト、私にも貸してくれないか?」
好奇心旺盛なフェルディナントが差し出した手に遠眼鏡を渡した。ヒューベルトの主君エーデルガルトが中央教会に宣戦布告するまで、レンズを縦に二枚並べることは禁忌だった。心底くだらない規制だったと思う。
「艀(はしけ)も使うのでしょうがこれは……」
デアドラ港を管理しているのは帝国本土から派遣された官吏たちだ。彼らは帝国の双璧が語り合う様子を緊張した面持ちで見つめている。一人歩きする噂をヒューベルトたちは放置していた。怖がられている方が便利な時もある。
coc_tera
MEMO❚ ℂ𝔸𝕃𝕃 𝕆𝔽 ℂ𝕋ℍ𝕌𝕃ℍ𝕌〖 虚校の餞 〗
|ᴷᴾ
ともん
|ᴾᴸ
国 柳邉 涯/いたる
英 雪中寺 カレン/うにゅみかん
社 於田 豹史郎/てら
数 三上 空/なもけ
音 音無 紅花/めるひぇん
化 眩明黎 麻怯/わいえる
体 人本 育/人間
家 胡桃沢 梓紀/イオ
美 枯尾 芒/ゆっきー
保 鹿屋 千染/ひぃたろ
cotora
PASTムシャワ7話ネタ漫画-前編-(2021年掲載)こういう内面描写があったら…という妄想幻覚漫画
2枚目は必ずご確認ください
※言い訳
信エピ様が手で払い除けるところの説明をすると、わかりにくいけど才蔵くんの攻撃から佐助くんを守るための行動で、目を完全に紅くしなかったのはまだこの瞬間は理性が残っていて、その一瞬を耐えたのは佐助くんの叫びが届いたから…という表現を目指してみt…わかりにくい…w 16
rim10_es
DOODLE紅敬 パロディ 勇者(灰燼ナイキラ)×魔族(スカハロ)のらくがきスカハロ様がやりたいことって勇者と一緒にいることだと思うよ
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続きを追加しました(後半の青い3ページ)蛇足かも ナイキラが勇者パーティ、トロメラが敵の四天王です 設定練ってないのでふんわり見てください…。
投げっぱなしで終わる。行こう、君と♪ 5
karen_knbn7
MAIKING◯のところには主人公の名前が入ります。森羅とアーサーの同期で第6に配属された新人に一目惚れした紅丸が、強引に第7に異動させてから頑張ってアタックする話です。
※書きかけ 1527
shi18ba
PAST以前旧ツイで上げさせていただいた#たいみつ版ワンドロライ お題「紅葉」の作品です。
初めて書いた黒🍯です。
いつも書かせていただいているたいみつは若い内から出来上がっちゃっているので
せっかくの機会だと思い『付き合ってはいないけど両片思い』という大人の設定で書いてみました💕
#たいみつ版ワンドロライ お題「紅葉」ある秋晴れの白日。オレのスマホへ一枚の写真が送りつけられてきた。
逆さまに落ちちまいそうなほど澄んだ青空に映り込んでいるのは……。
覚えがあるその場所まで行ってみると、芝生を染め上げる紅葉の錦の上にポツンと黒い塊が見えた。
黒髪で黒ずくめの服を着て、まるで地面に空いた穴のように転がっている塊。オレはその側まで近寄り、黙ってそいつを見下ろした。
「大寿君?」
よく分かったじゃん。と大の字で寝転がったまま垂れた目をクルリと丸くしたのは、オレに写真を送りつけてきた張本人。三ツ谷隆だった。
ガキの頃からの因縁の相手だが、ヤツは裏原宿で自身のブランドを扱うショップオーナー。オレも飲食の経営なんかをやっていて、それぞれそれなりに歳を食った。
2378逆さまに落ちちまいそうなほど澄んだ青空に映り込んでいるのは……。
覚えがあるその場所まで行ってみると、芝生を染め上げる紅葉の錦の上にポツンと黒い塊が見えた。
黒髪で黒ずくめの服を着て、まるで地面に空いた穴のように転がっている塊。オレはその側まで近寄り、黙ってそいつを見下ろした。
「大寿君?」
よく分かったじゃん。と大の字で寝転がったまま垂れた目をクルリと丸くしたのは、オレに写真を送りつけてきた張本人。三ツ谷隆だった。
ガキの頃からの因縁の相手だが、ヤツは裏原宿で自身のブランドを扱うショップオーナー。オレも飲食の経営なんかをやっていて、それぞれそれなりに歳を食った。
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有情たちの夜.17「枠の外へ5_5」 残念ながらローレンツはテフが嫌いなのだ───いつだったか定かではないが、寝物語にフェルディナントが語ってくれたことがある。戯れに、褥を共にしているのに他の男の話など、とヒューベルトが返したらフェルディナントはなんともいえない顔をしていた。
親友であるフェルディナントにテフを振る舞われた時もこんな風に笑みを浮かべていたのだろう。態度は友好的に、だが口にする意見は明確でなくてはならない。ゆっくりと口角をあげ、ローレンツはヒューベルトに微笑んでみせた。見るものによっては妖艶、とすら感じるかもしれない。彼は確実に名家の嫡子として教育を受けて育っている。
「奴と僕は断じて、友人などではない」
紋章石絡みの話題が出た時と違い、声が上擦るようなことはなかった。だが、その芝居が続く限りは旧同盟領の安全が保たれる。ローレンツは何重にもクロードに守られていて───フェルディナントの言うとおり、その奥にはきっとクロードの感情が秘められているのだ。
1711親友であるフェルディナントにテフを振る舞われた時もこんな風に笑みを浮かべていたのだろう。態度は友好的に、だが口にする意見は明確でなくてはならない。ゆっくりと口角をあげ、ローレンツはヒューベルトに微笑んでみせた。見るものによっては妖艶、とすら感じるかもしれない。彼は確実に名家の嫡子として教育を受けて育っている。
「奴と僕は断じて、友人などではない」
紋章石絡みの話題が出た時と違い、声が上擦るようなことはなかった。だが、その芝居が続く限りは旧同盟領の安全が保たれる。ローレンツは何重にもクロードに守られていて───フェルディナントの言うとおり、その奥にはきっとクロードの感情が秘められているのだ。
yuduki_sayama
CAN’T MAKEポケパロ、オヤブンがいたりいなかったり。嵐さん、満さん、化さん、かさねさん、ちょっとずつ喋ってます。空気と勢いだけです。(今回名前表記が作中で出来なかったのですが、エネコロロと一緒にいるモブ女性さんは鳴(めい)さんと言う紅煉さん宅の方です) 7861
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MAIKINGクロロレ。ェュ前提なのでご注意ください。紅花ルート
有情たちの夜.16「枠の外へ4_5」 タルティーンの野で敵がかつての再現を狙う様にヒューベルトは失笑してしまった。教会はネメシスを破り、王国は帝国軍を破っている。そんな夢に縋るくらい追い詰められた時点で負けなのだ。
「復興は道半ばですな。王が冷静であればああなっていないでしょう」
紫の瞳がヒューベルトをじっと見つめている。病的なまでに冷静だったクロードとディミトリを比べているのだろうか。ディミトリはタルティーンに出てくる必要などなかった。進軍するふり、だけに留めておけば王都フェルディアを守れただろう。
「僕は魔道学院にいたことがある。情勢が悪化して入学早々、帰国せざるを得なかったが」
「ローレンツには焼け落ちる前のフェルディアの記憶があるのだな。我々と違って」
1704「復興は道半ばですな。王が冷静であればああなっていないでしょう」
紫の瞳がヒューベルトをじっと見つめている。病的なまでに冷静だったクロードとディミトリを比べているのだろうか。ディミトリはタルティーンに出てくる必要などなかった。進軍するふり、だけに留めておけば王都フェルディアを守れただろう。
「僕は魔道学院にいたことがある。情勢が悪化して入学早々、帰国せざるを得なかったが」
「ローレンツには焼け落ちる前のフェルディアの記憶があるのだな。我々と違って」
miyu_sara0806
DOODLE #ttgプラスホ.ワ.イ.ト.デ.ー過ぎちゃいましたが…
ラフな格好をした✂️がバ.レ.ン.タ.イ.ン.のお返しに手作りの綺麗なケーキと紅茶を入れてくれる
※モノクロ
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MAIKINGクロロレ。ェュ前提なのでご注意ください。紅花ルート。
有情たちの夜.15「枠の外へ3_5」 クロードの腹立たしい点はいくつもある。まず、ヒューベルトたちと考えが重なる点があったことが腹立たしい。英雄の遺産に頼らずやってのけようとしたこと、全力を尽くさなかったこと、そのどちらも神経に触る。
「クロードは人の手だけで何とかしようとしたのだ……。知識は間違っていることがあるし、信頼も儚い。未来は観察できないからな」
親友の淹れた紅茶を口にして気が緩んだのか、ローレンツはそう呟いた。領主は即決する力と判断を保留する力、矛盾する二つの力をどちらも求められる。
「ローレンツ、これは私見でしかない。だが私が思うに……最後に残るのは感情や想像力なのだ」
当事者である自分なしに全てが決まっていくことへの憤り、そして悲しみがヒューベルトの主君エーデルガルトの原動力だ。ローレンツは彼自身が傷つかぬよう、得するようにクロードからお膳立てされたがそれでもひどく馬鹿にされた気分だろう。
1727「クロードは人の手だけで何とかしようとしたのだ……。知識は間違っていることがあるし、信頼も儚い。未来は観察できないからな」
親友の淹れた紅茶を口にして気が緩んだのか、ローレンツはそう呟いた。領主は即決する力と判断を保留する力、矛盾する二つの力をどちらも求められる。
「ローレンツ、これは私見でしかない。だが私が思うに……最後に残るのは感情や想像力なのだ」
当事者である自分なしに全てが決まっていくことへの憤り、そして悲しみがヒューベルトの主君エーデルガルトの原動力だ。ローレンツは彼自身が傷つかぬよう、得するようにクロードからお膳立てされたがそれでもひどく馬鹿にされた気分だろう。
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MAIKINGクロロレ。ェュ前提なのでご注意下さい。紅花ルート有情たちの夜.14「枠の外へ2_5」 資格のないものが英雄の遺産に触れると何が起きるのか、ヒューベルトもフェルディナントも目撃している。そしてレアは破裂の槍を手中に収めようとしていた。今思えばベレスはあの時から中央教会に対して不信感を覚えていたのかもしれない。シルヴァンに直接、破裂の槍を返却していた。タルティーンではそのせいでヒューベルトたちは苦労することになる。
だからこそ自分もフェルディナントもローレンツの言うことが俄かには信じがたかった。英雄の遺産は禍々しい面もあるが使用者の力を千人力にする。悪用を恐れて弱体化させておくなど考えられない。
「クロードは英雄の遺産に興味を持っていたが、機序が理解出来ないものを切り札にするつもりはなかったのだ」
1714だからこそ自分もフェルディナントもローレンツの言うことが俄かには信じがたかった。英雄の遺産は禍々しい面もあるが使用者の力を千人力にする。悪用を恐れて弱体化させておくなど考えられない。
「クロードは英雄の遺産に興味を持っていたが、機序が理解出来ないものを切り札にするつもりはなかったのだ」