紅
パトリシアぐち子
MAIKING紅敬。全年齢、三人称、途中まで。スカウト産、狼と賢者パロ。ほぼ全編下の名前呼び。
魔法使いや魔物がいる、RPG風ファンタジーの世界観です。
その契約に名前を付けて「くそっ……俺としたことが……」
頭上の蒼穹を眺めながら、魔術師は誰に聞かせるともなく悪態をついた。随分な高さから落ちたものだ、と天上の雲を睨む。視界はグルグルと回転を続けていて、軽く脳震盪を起こしているようだった。
右足首も時間とともに痛みを増していくようで、折れていなければ良いが、などとぼんやり思考を巡らす。骨折だけならば手持ちの魔術具で治すこともできるのだが、生憎落ちた衝撃でどこかあらぬ方向へ飛んでいってしまったらしい。手探りで周囲をさらってみたが、それらしき物に触れることはできなかった。
息を深く吸い込むと、湿った土と濃い緑の匂いが鼻腔を満たした。どうにか落ち着かねば。とにもかくにも、忌々しい目眩が治まらないことには動けそうにもなかった。早く移動できる態勢を整えねば、と気ばかり焦る。まだここは、何が起こるか分からない場所なのだから。
7733頭上の蒼穹を眺めながら、魔術師は誰に聞かせるともなく悪態をついた。随分な高さから落ちたものだ、と天上の雲を睨む。視界はグルグルと回転を続けていて、軽く脳震盪を起こしているようだった。
右足首も時間とともに痛みを増していくようで、折れていなければ良いが、などとぼんやり思考を巡らす。骨折だけならば手持ちの魔術具で治すこともできるのだが、生憎落ちた衝撃でどこかあらぬ方向へ飛んでいってしまったらしい。手探りで周囲をさらってみたが、それらしき物に触れることはできなかった。
息を深く吸い込むと、湿った土と濃い緑の匂いが鼻腔を満たした。どうにか落ち着かねば。とにもかくにも、忌々しい目眩が治まらないことには動けそうにもなかった。早く移動できる態勢を整えねば、と気ばかり焦る。まだここは、何が起こるか分からない場所なのだから。
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MAIKINGクロロレ。ェュ前提なのでご注意下さい。紅花ルート
有情たちの夜13.「枠の外へ1_5」 せっかく手に入れたデアドラを闇に蠢くものたちに荒らされたくなかったヒューベルトは後事を軍務卿であるベルグリーズ伯に託した。自領を長男に任せられるとは言え、それでも多忙な彼は親帝国派の諸侯の領地には殆ど立ち入っていない。故に領主が親帝国派であった場合、その土地の平民の暮らしは戦前と全く変わらなかった。そのことを親帝国派の領主たちは誇っても構わない、とヒューベルトは思う。
ベルグリーズ伯は元よりアミッド大河を挟んで、領地が隣り合うグロスタール家とは長年の消極的な交流があった。そんな蓄積のある彼から見たグロスタール伯エルヴィンは信頼に足るようで、リーガン領はほぼ全域がグロスタール家預かりになりつつある。戦わずして豊かな地域を手に入れたグロスタール家、戦時中に掴んだ商機と利権をいまだに手放さないエドマンド家は妬まれていた。
1706ベルグリーズ伯は元よりアミッド大河を挟んで、領地が隣り合うグロスタール家とは長年の消極的な交流があった。そんな蓄積のある彼から見たグロスタール伯エルヴィンは信頼に足るようで、リーガン領はほぼ全域がグロスタール家預かりになりつつある。戦わずして豊かな地域を手に入れたグロスタール家、戦時中に掴んだ商機と利権をいまだに手放さないエドマンド家は妬まれていた。
oton0323
DOODLEリボーンの山本の話を見たから描いた。雲雀恭弥はいいぞ。弊紅鶴の音無シンヤのモデルの一人だからね。
あーはいはい好きだよねそういうの絶対好きだわってみんなに言われる。好みがわかりやすい。
九尾のキタキツネ
DONE展示会に販売用で持っていくもの その⑤『AAAGALAXY』様主催の『オリキャラ展~うちの子見て見て!~2024 vol.2にて販売する豆色紙です🌟
(販売予定額500円程度)
『2024年5月11日(土)~5月24日(金)』
〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町82 徳永ビル206
keika_water
DOODLE以前ウェブイベントに参加さた際にイベントテーマで書いたお話。ティータイムネタ
時間軸は1期と2期の間
深夜に火星紅茶を飲む三日月とオルガの話
深夜のティータイム鉄華団団長、オルガ・イツカは有力者たちとの会食に参加するためにクリュセに訪れていた。
会食の場所は高級レストラン。
キラキラとした街並みの中でも一際輝く店の外観を見上げてオルガはため息を付く。
正直メンドくせぇから行きたくはないんだがな。
心の中でもう一度ため息をつく、気合を入れるためにネクタイをキュッと締め店内に入った。
中に入ると今夜の会食相手の有力者達が待ち構えていた。
仕事用の笑顔を貼りつかせたオルガが最初に挨拶をし、それを合図に次々と挨拶が交わされる。
それが終わると社交辞令を交わしながらゾロゾロとテーブルへ向かった。
同じ時間訓練してる方が遥かに楽だな。
主催者の挨拶からの乾杯、ここまででオルガは疲労困憊している。
2931会食の場所は高級レストラン。
キラキラとした街並みの中でも一際輝く店の外観を見上げてオルガはため息を付く。
正直メンドくせぇから行きたくはないんだがな。
心の中でもう一度ため息をつく、気合を入れるためにネクタイをキュッと締め店内に入った。
中に入ると今夜の会食相手の有力者達が待ち構えていた。
仕事用の笑顔を貼りつかせたオルガが最初に挨拶をし、それを合図に次々と挨拶が交わされる。
それが終わると社交辞令を交わしながらゾロゾロとテーブルへ向かった。
同じ時間訓練してる方が遥かに楽だな。
主催者の挨拶からの乾杯、ここまででオルガは疲労困憊している。
こべさん
DONE # 46 「返すあて」初投稿です🥹👍🏻‼️
ここの場面が好きすぎて四コマ漫画にしてみました✊🏻🔥
紅しょうがは好きズキというラジオ、本っ当に面白いので是非皆さん聴いてみてください😇❤️🔥
naze_besu_latte
DOODLE紅莉栖の絵(これもラフ?残す)紅莉栖かわいくて好き。多分鏡の前でヨシっ!ってしてる紅莉栖を観ても、岡部はからかって表ではデレないだろうなぁ…とか思うんだけど、
ニヤッとしてる岡部をイメージして描いた。
イチャコラ大好き〜〜かわいい 4
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MAIKINGそのうちクロロレになります。ェュ前提なのでご注意下さい。紅花ルート有情たちの夜.11「幕間2_3」 フェルディナントとローレンツはガルグ=マクで出会ってすぐに意気投合した。理想の貴族の在り方を語り合った日々は未だに愛おしい。共に何かを成し遂げよう、と言われた時のこともよく覚えている。父親が失脚しても主君を恨むことはなく、彼の帝国への忠誠心は揺らがなかった。フェルディナントの理想として特に不自然なところはない。
不本意ではあったが帝国出身の学生たちが修道院を去ったあと、ローレンツはクロードと共に彼の部屋を漁った。計画的とは思えなかったが、それでも何か手掛かりがあるかもしれない。フェルディナントの部屋は彼らしく整理整頓されていたが、あくまでも日常の延長、という印象を受けた。あの時、彼がエーデルガルトについていったのは咄嗟の判断だったのだろう。クロードと二人でそう、結論を出した。
3353不本意ではあったが帝国出身の学生たちが修道院を去ったあと、ローレンツはクロードと共に彼の部屋を漁った。計画的とは思えなかったが、それでも何か手掛かりがあるかもしれない。フェルディナントの部屋は彼らしく整理整頓されていたが、あくまでも日常の延長、という印象を受けた。あの時、彼がエーデルガルトについていったのは咄嗟の判断だったのだろう。クロードと二人でそう、結論を出した。
TRPG_67_CME
SPOILERCoC「とめどなく、小」KP:孤雨 通過人:蛸壺。
PL:シグナル PC:紅蜘蛛百合 紅玉(シグナル)
とめどなく、小のリアルタイムログ(アナログ)
ネタバレ⚠️を含みます!ご注意を!
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MAIKINGそのうちクロロレになります。ェュ前提なのでご注意ください。紅花ルート有情たちの夜.10「幕間1_3」 ヒューベルトはデアドラの軍港近くにある館へと足を運んだ。デアドラの街中にあるリーガン邸も接収したが、クロードによってどんな罠が仕掛けられているか分からない建物を本部として使うわけにいかない。それに移動距離の短さがありがたかった。
すぐ拠点としているガルグ=マクへ戻り、今度は王国へ北上する手筈となっている。だが同盟軍の武装解除とクロードの尋問に続けてベルグリーズ伯への引き継ぎも終えたため、ヒューベルトは体力の限界を迎えつつあった。主への報告を終えたら、出発までの数刻で構わないから身体を横たえて瞼を閉じたい。そう考えていたのだが黒鷲遊撃軍の将たちはリンハルトとベレスを除いてとにかく声が大きかった。
3331すぐ拠点としているガルグ=マクへ戻り、今度は王国へ北上する手筈となっている。だが同盟軍の武装解除とクロードの尋問に続けてベルグリーズ伯への引き継ぎも終えたため、ヒューベルトは体力の限界を迎えつつあった。主への報告を終えたら、出発までの数刻で構わないから身体を横たえて瞼を閉じたい。そう考えていたのだが黒鷲遊撃軍の将たちはリンハルトとベレスを除いてとにかく声が大きかった。
1000000ngnyn
DOODLEくちべにを塗ってあげる兼歌♀上手く塗れるかどうか気が気じゃない歌仙さん
このあとやっぱり上手く塗れなくて歌仙さんに仕返しされて、兼さんの頬にも赤い紅が咲いちゃうといいな…♬