『夜を知らない世界』 序章 ※試作 ――この世界には夜が存在しない


教室の片隅、昼休みのざわめきから少し離れた場所で僕は机の上に突っ伏していた。

目立たないようにしていればきっと今日は何もない。そんな淡い期待を抱いていた。


「おーいクソ薙！何してんだよ隅っこで！」

その声が聞こえた瞬間、期待はあっけなく砕け散る。
振り向かなくても分かる、いじめっ子の玄英だ……玄英が僕に構うときろくなことがない。
僕は校舎裏に連れてかれる。

草薙日向(またか…)


僕は教科書と弁当を抱えながらため息をついた。校舎裏、ここはいつもそういう場所だ、誰にも見られない、先生にも気づかれない……だからこそ、あの人たちにはちょうどいいらしい。

玄英「クソ薙、金持ってんだろ？」

今まで書き溜めてたツイートやメモをまとめたり追記したものカイト苗字説を推していきたい　姓が名前っぽいというか特徴的で名はありふれてるがために苗字で呼ばれがちな人ってかわいいのでね　ねっ垣内さん

カイト、ふつうに愛想良くてイケメンなのでモテるけど薄っぺらさがすぐバレて飽きられちゃう　かわいそう
保身のための愛想なんてすぐバレてしまうよね
コンプレックスとはいえ年齢とか基本的な情報を話したがらないあたり自分のこと詮索されるの嫌いなんだろうな　でもいろんな欲が強くて自己顕示欲も強いだろうからそれも変か

カイトの免許証みせて♪ダメ？そうですか…
春樹もみせて♪免許持ってない？取る予定もない？都会っ子だね　フン…

ひょうひょうとした人の悲しい過去だいすき〜
ネグレクトとかそういうレベルではないが親が子に無関心な冷たい家庭で育つ→半ばモラトリアムとして大学進学→家を出たもののいろいろな積み重ねが爆発して発狂、寝たきり→通えなくなって中退→全てに深く関心持たずフワフワしていれば楽な事に気付く→悪い意味で開き直る→奨学金返さなきゃいかんから渋々働く→( ˘▽˘ )そうねぇ…

今まで書き溜めてたツイートをまとめたり追記したもの【用語集】
架空人物：おれが作ったオリキャラのこと
二次創作：オリキャラの人格や人間関係に非公式な萌えを見出す行為
ほんへ：BOOTHで売ってる漫画のこと

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架空実在問わず、常識人を装って狂ってる人が好きなのでそればっかりになてしまう

りっかは己の歯並びをチャームポイントにできるだけの器量があるので惜しげもなく(⌒◒⌒)していく
春樹はプライドが高いのでイジりの材料を与えたくなくてあまり口開けない
カイトは歯並びがよい、ここだけは親に感謝だね…と不穏にボヤく
みぞれは前歯デカすぎて電車からはみ出してる

みぞれは母子家庭で、お母さんのことが好きだからよく一緒に買い物に行くよ　かわいいね　学校がんばってね　ていうか前歯デッカ

断片【ドッペルゲンガーはもう殺した】

父親、母親、家族というもの。そんなものは最初から持たずに産まされたモノはきっと人間のどの区分にも属さない。それは絶望に似ていただろうか。しかし幼いクルーゼにとっては自己認識の始まりであり確立だった。そんなものは無くても生きていけると証明もした。ただ、まさか、ドッペルゲンガーに二人目がいることなどは予想もしなかった。一度は殺して終わらせた。――さて、二人目は。腕の中の赤子をどうするべきか。その時点で既にクルーゼに殺すという選択肢は無かった。殺してやった方がいいだろうか、という迷いはあっても殺意は無かった。滑稽な自分にこんなにも弱いもうひとりの自分。それが世界を肯定する要因のひとつになっていくとは思いもよらない。世界というのはなんて醜悪で面白い。クルーゼはいつも秤を用意して釣り合いを眺めている。そういう性分だ。だから自分の行く末すら眺めたかったのかもしれない。