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    花束

    アロマきかく

    MOURNINGクソ樹液飲んで爆死したやつは特に関係ないけどやっぱりクソ樹液で爆死したやつの話。

    確かに見た。ティファレトくんがウランランスの死亡アナウンスをするのを。
    確かに見た。丁度ジョシュアが退室したタイミングで胸を掻き毟るウランランスの姿を。

    幕の裏側で密かに死にゆく彼に花束を。
    R.I.P. Uraenseu
    A.T.N.G. secret Side : Uraenseu その日も、いつも通りの流れだった。そのまま何事もなく終わってほしいと思った。
     ツール型のアブノーマリティ収容日。いつも通り、ダフネ先輩は率先して使いに行った。

     いつも通り。あの細長い鳥が収容された日以来、俺はこの『いつも通り』が怖い。
     先輩が真っ先に作業に行く度、死に急いでいるんじゃないか。そんな不安が拭いきれないから。
     だが、先輩が何かを覚悟しているときに薄っすら視える気迫のようなものが、今日は視えない。少しほっとした。このまま観測が済んでくれれば何よりだと。



     4回目の使用後のことだった。一瞬ノイズが乗ったのかと思った。
     監視カメラのモニターに映っていたのは数秒前の先輩ではない。
     目の前に迫る死と対峙する際に垣間見える危うい気配。自分の命ならいくらでもくれてやる、そう言わんばかりの恐怖さえ覚える気迫。
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    pagupagu14

    DONEお前のために贈る花/ザフォティファ(ラディアンテイル)
    ザフォラハピエン後クルトラの街にてティファリアに贈るための花束を買う話です。ザフォティファのティファリアはイエローとかオレンジが似合う感じするよね
    お前のために贈る花 「花束を見繕ってくれないか。」
    クルトラの街のある花屋、そこに現れた迷宮守の姿に店員は表情を明るくさせる。
    「ザフォラ様、花束ですか…ティファリア様にですか?」
    その言葉に思わず咽せてしまうザフォラ。
    「…ノーコメントだ」
    そんな様子を見せればバレバレだというのにザフォラはそうやって誤魔化した。
    「どんな花で作りましょう?」
    「……オレンジの、果実を実らせるオレンジの花を使った花束は出来るか?」
    「できますが…」
    「ならそれで」
    「色の雰囲気は?」
    「……イエローとかオレンジとかの明るい色味で頼む」
    「かしこまりました」
    そういうと花束を作り始める花屋を見てふっとザフォラは息を吐くのだった。
    ***
     オレンジの花を選んだのはちょっとした思いつきだった。よく、あいつが淹れてくれるハーブティーと同じものだから。イエローとかオレンジのカラーを指定したのは、なんとなく…本当に何となく、あいつをイメージすると思い浮かぶ色がそれなだけで…他意はない。
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