薫
suS2uz
PAST☆Web再録発行日:2016年12月29日
【あいのいれもの】
▼卒業後の薫くんが朔間さんとの出会いから今までを振り返る薫視点の過去捏造シリアス本で、某物語をモチーフにしてます。
当時お手に取っていただいたみなさま、ありがとうございました! 40
かみや
DOODLE薫ニキ。学パロと言い張る。①
「ぐぅぅ……おなか……へっ………………あぅ」
「せんせ〜。椎名くんが持病の発作で死にかけてるのでいつものしてきま〜す」
②
「もぐもぐもぐもぐ……うわぁこの新作メロンパン大当たりっすよ!めっちゃおいし〜!」
「本当?よかったね」
「羽風くんも食べます?」
「じゃあ、ひとくち」
「はい、ど〜ぞ♪」 2
ririri_enst
MAIKING超有名私立大学附属中等部(男子校)時代の同級生のモブ男くんから見た中学時代の薫くんと現在の薫くんの印象の話(例によって全てにおいて捏造)
無題「羽風薫、ってどんなやつだったっけ?」
飯、食いに行こうぜと誘われ、中学からの付き合いである友人二人と一緒に焼肉を食べている時のことだった。羽風薫、名前を口の中で転がしてみる。羽風薫という同級生は確かいた、ような気がする。気がする、というのはその羽風が印象に残りにくいタイプだったからだろう。“羽風”と言えば夢ノ咲の地域では名士の家系で、家が大層裕福であることは同学年の人間であれば誰もが知っていた。だが、羽風薫本人と言えば特段目立つこともなく、かと言って所謂根暗で隠キャというような存在でもなかった。進学校の男子校であったからかヤンチャな人間はそこまでおらず、勉強熱心で物静かなやつも多くいた。羽風はそういう部類にいたような“気がする”のだ。
1483飯、食いに行こうぜと誘われ、中学からの付き合いである友人二人と一緒に焼肉を食べている時のことだった。羽風薫、名前を口の中で転がしてみる。羽風薫という同級生は確かいた、ような気がする。気がする、というのはその羽風が印象に残りにくいタイプだったからだろう。“羽風”と言えば夢ノ咲の地域では名士の家系で、家が大層裕福であることは同学年の人間であれば誰もが知っていた。だが、羽風薫本人と言えば特段目立つこともなく、かと言って所謂根暗で隠キャというような存在でもなかった。進学校の男子校であったからかヤンチャな人間はそこまでおらず、勉強熱心で物静かなやつも多くいた。羽風はそういう部類にいたような“気がする”のだ。
Sideita8
PASTこの漫画だけ支部だけに上がっててポイピクに上げてなかったことに気づいたのでせっかくなので上げました。えむに来て最初に描いた輝薫です、、投稿日2018年6月30日…4年前…!??
以下隙有自語
当時絵が全然うまくかけないことに悩み続けてほぼ筆折り状態だったんだけど何かふと上手く描くのをやめよう!と思い、、急に緊張感が解けてのびのびと描けた漫画でした…。結果今も絵を描き続けられていてよかったです。 17
Q_hana9
PROGRESSアンチ・コンスタンツェ①いずレオいず下敷き、いずあん結婚式の話。
※がっつり薫→あん
※腐要素もいずあん要素もほぼ皆無。ほぼ薫→あん。
1、 新郎友人 羽風薫 新婦友人代表のあの子、あんずちゃんの中学の友達なんだ。可愛いな。と、ぼんやりと回らない頭で考える。
ううん、回ってはいる。ぐるぐるとからからと。ものすごい速度で絶賛高速空回り中。
右から左へ感情を揺らしもせず、脳と頭蓋の隙間を素通りしていく情報たち。好きな女の子に関する話題なら何でも知りたいと思ってるのに、おかしいなぁ。
左隣の友人が寄越す心配そうな視線を避けたくて、上っ面の笑顔が崩れていないことを確認しながら、ゆっくりと会場を見渡した。見渡すと言っても身内だけの本当に小さな式と披露宴。親族席と友人席とで一つずつ、計4テーブル分だけの参列者。小規模ながら綻びのない完璧さと手作り感の両立する美しい空間は、なるほど彼と彼女らしい。
4557ううん、回ってはいる。ぐるぐるとからからと。ものすごい速度で絶賛高速空回り中。
右から左へ感情を揺らしもせず、脳と頭蓋の隙間を素通りしていく情報たち。好きな女の子に関する話題なら何でも知りたいと思ってるのに、おかしいなぁ。
左隣の友人が寄越す心配そうな視線を避けたくて、上っ面の笑顔が崩れていないことを確認しながら、ゆっくりと会場を見渡した。見渡すと言っても身内だけの本当に小さな式と披露宴。親族席と友人席とで一つずつ、計4テーブル分だけの参列者。小規模ながら綻びのない完璧さと手作り感の両立する美しい空間は、なるほど彼と彼女らしい。
のりよし
DONEアニメを見て桜庭薫さんの担当になった時を思い出して描いた漫画です。2コマで終わるところを4ページも描きました(なんで?)鋭心くん版も描きたいけどこの漫画ほんとに読む人おる??????? 4かみや
MOURNING薫ニキ描き切って台詞も入れてさぁ投稿準備〜!ってなったときに「いやまてこんな胸元に装飾ありまくりのジャケット着てだっこするか……?口に入ったり髪に絡まったりほっぺ傷つけちゃったり心配にならなうわむり」って急遽脱がせたやつ。せっかく珍しく袖まわりがんばったのに〜
みはいく
TRAINING原作終了後の妄想です。付喪神は私たちの文化の概念ですが、あちらの世界にもあったら面白いな、と思い書きました。他文化混合が苦手な方はご注意下さい。また、今回も薫っております。付喪神の恋「貴様、まさか、このオレに敵うとでも思っているのか。逆らっても無駄だ、やめておけ。オレは貴様をどうにでもできる。意のままにな。貴様はこのままでは後がない。本気でオレを怒らせる前に進退を決めた方がいいな」
ロン・ベルクは至極真剣な表情で、膝を付き合わせて目の前の相手を説き伏せている。表情からしてよほど赦せないらしい。相手はテーブルについて、微動だにせずロンの言葉を聴いているようだ。
「……そうか、どうしても認めないというわけか。だとしたらオレは貴様を棄てざるを得ない。この結果は貴様の逆運の証だ」
ロンは目の前の相手に冷たい視線を送った。ロンの目の前、テーブルの上にはノヴァの護身用のナイフが鎮座していた。
6491ロン・ベルクは至極真剣な表情で、膝を付き合わせて目の前の相手を説き伏せている。表情からしてよほど赦せないらしい。相手はテーブルについて、微動だにせずロンの言葉を聴いているようだ。
「……そうか、どうしても認めないというわけか。だとしたらオレは貴様を棄てざるを得ない。この結果は貴様の逆運の証だ」
ロンは目の前の相手に冷たい視線を送った。ロンの目の前、テーブルの上にはノヴァの護身用のナイフが鎮座していた。
onsen
DONE輝薫アニメ最終回ちょっとあとぐらいのまだ輝薫になってない輝薫です。
初出2017/2/7 支部
ファインド・アウト いつもより濃いコーヒーで無理やりに己をたたき起こし、昨夜のうちに防水スプレーをかけ直しておいた靴を履いて外に出れば、夜明けまでしんしんと降り続けた雪はとうに止んで、灯油の匂いのする、銀色の朝だった。予報通り地面の積雪は10cmほど。空は澱みがすべて凍り落ちたみたいに澄み渡っていて、東京の空はこんなに綺麗なものであったかと、上京してからもう何年も経つというのに、初めてそんなことを思った。耳がひどく冷たい。一歩一歩、足を進めるごとに、ふすふすと爪先が沈んでいく。しかし何年振りかわからないそのささやかな感触は、コートのポケットの中のスマホの振動に紛れた。
315プロダクション全関係者のグループLINE。6ユニット19名の所属タレントに社長含めわずか3名のスタッフという小所帯ならではなのだろうが、自分たち以外のメンバーの動向もなんとなく把握できるというのは、他の事務所ではさほど一般的ではないのかもしれない。
8907315プロダクション全関係者のグループLINE。6ユニット19名の所属タレントに社長含めわずか3名のスタッフという小所帯ならではなのだろうが、自分たち以外のメンバーの動向もなんとなく把握できるというのは、他の事務所ではさほど一般的ではないのかもしれない。
onsen
DONE翼薫グラブルコラボネタ。お空にいる間に恋仲になっていた翼と薫が戻ってきてからの話です。ちょこっとプロデューサー喋ります。
初出 2015/11/7 支部
その空隙を埋めるもの 桜庭薫の様子が最近おかしい。
いつからかと聞かれれば天道輝ははっきり断言するだろう。先日の海外ロケの途中からだ。
仕事に支障を来すようなことはなにもない。相変わらず頭の回転は人並みはずれて速いし、方向性が若干おかしい真面目さは変わらない。少なくともカメラが回っている限り、或はステージの上に立つ限り、彼はいつも通りの桜庭薫だ。
けれど、たとえば楽屋で。
たとえば打ち上げに寄ったファミレスの帰り道で。
あるいは資料を取りに寄った事務所で。
ふと、その端正な顔に明らかな困惑を浮かべて、立ち尽くす姿を何度か見かけた。
なんというか、自分がどうすべきかがわからないといった様子に、天道の目には映った。慣れない場所でどうしていいかわからない、どこにいていいのかがわからない、知り合いから旅行中預かった猫のような、所在無さげな様子。こんなの、それこそ本当に楽屋や事務所に慣れていなかったはずの所属当初ですら見たことがない。いつだって桜庭は堂々としすぎていてちょっとどうかと思うほどに堂々としていたのだから。
27640いつからかと聞かれれば天道輝ははっきり断言するだろう。先日の海外ロケの途中からだ。
仕事に支障を来すようなことはなにもない。相変わらず頭の回転は人並みはずれて速いし、方向性が若干おかしい真面目さは変わらない。少なくともカメラが回っている限り、或はステージの上に立つ限り、彼はいつも通りの桜庭薫だ。
けれど、たとえば楽屋で。
たとえば打ち上げに寄ったファミレスの帰り道で。
あるいは資料を取りに寄った事務所で。
ふと、その端正な顔に明らかな困惑を浮かべて、立ち尽くす姿を何度か見かけた。
なんというか、自分がどうすべきかがわからないといった様子に、天道の目には映った。慣れない場所でどうしていいかわからない、どこにいていいのかがわからない、知り合いから旅行中預かった猫のような、所在無さげな様子。こんなの、それこそ本当に楽屋や事務所に慣れていなかったはずの所属当初ですら見たことがない。いつだって桜庭は堂々としすぎていてちょっとどうかと思うほどに堂々としていたのだから。
onsen
DONEドラスタ仲良しグラブルコラボイベでお空にいるときのドラスタ3人の話。グラブルがまだアルビオンをクリアしたぐらいのところなのでちょっとグラブル側の設定がよくわかっていないかもしれません。
腐向けではたぶんありませんがドラスタが仲良しです。
お空で魔物との戦闘で大怪我を負った翼を心配する薫先生と輝。
初出 2015/10/24 支部
冷たい空に誓いを「桜庭、そろそろ寝ろ。おまえも限界だろ」
天道が声をかけても、桜庭は小さく首を振るばかりだ。その怜悧に整った顔は今憔悴に染まり、その細い腕は、指先は、微かに震えながら、動かない柏木の微かに上下する胸に添えられていた。
先ほどまでの苦しげな呻きは治まり、今はその呼吸は穏やかだ。危機は脱した、とは桜庭が言ったことだしそれならば間違いないのだろうと思う。けれど、その顔に安心した様子は微塵もない。
いつもの彼らの日々の中でならば、想像さえしないような怪我をした。動物園やアフリカですら出会うことはありえないだろう奇怪な獣のおぞましく歪んだ大爪が、柏木の胸を抉った。
噴き出す赤。悲鳴さえなく崩れ落ちる仲間。狂ったようにその名を呼びながら、それでも自動化されたように、その身体は柏木の命を繋ぎ止めるべく動く、桜庭。自分ができたことは、はじめは動揺して動けずいた桜庭に声をかけ、ほんの僅か、頭のごく一部の落ち着きを取り戻させたことだけだった。
7858天道が声をかけても、桜庭は小さく首を振るばかりだ。その怜悧に整った顔は今憔悴に染まり、その細い腕は、指先は、微かに震えながら、動かない柏木の微かに上下する胸に添えられていた。
先ほどまでの苦しげな呻きは治まり、今はその呼吸は穏やかだ。危機は脱した、とは桜庭が言ったことだしそれならば間違いないのだろうと思う。けれど、その顔に安心した様子は微塵もない。
いつもの彼らの日々の中でならば、想像さえしないような怪我をした。動物園やアフリカですら出会うことはありえないだろう奇怪な獣のおぞましく歪んだ大爪が、柏木の胸を抉った。
噴き出す赤。悲鳴さえなく崩れ落ちる仲間。狂ったようにその名を呼びながら、それでも自動化されたように、その身体は柏木の命を繋ぎ止めるべく動く、桜庭。自分ができたことは、はじめは動揺して動けずいた桜庭に声をかけ、ほんの僅か、頭のごく一部の落ち着きを取り戻させたことだけだった。
Neku
MENUR-18文サンプル※檸枸宅自CP・お相手様のお名前が出ます
→WTより「犬飼澄晴」様
SideMより「桜庭薫」様
・完成済作品から描写の濃い場面のみ一部抜粋
→脈絡のない語り手の独白あり
・物語全文はR指定プラン専用ページから読めます
・ポイピクPass:jakt 2
ろまん
DONE【零薫】夢ノ咲時代の二枚看板が進路の話をしたり、現在の二人がUNDEADの冠ラジオ番組に寄せられたメール相談にのったりする話です。薫くん中心に家族関係の変化や名前を語り合いつつ、相棒になるまで/なった後を辿ります。
時間軸としては、前半が夢ノ咲学院三年次の晩秋、後半がズ!!の数年後の初秋になります。キャロル、オペレッタの内容を含みます。
pixivにもおなじものを投稿しています。
最愛のゆくえ「薫くんは卒業後、どうするんじゃ?」
その問いかけは、回りくどい言い回しが得意なその男にしては珍しく、至極ストレートな物言いだった。
只今、軽音部室にいるのは朔間さんと俺の二人だけ。言わずもがな問いかけているのは朔間さんで、問いかけられているのは俺だ。その状況下で無視するわけにもいかず、渋々液晶スクリーンに向けていた顔を上げて、対角線上にいる朔間さんを見た。
「……随分といきなりだね」
「おや、そうじゃったかの? まあ、暇潰しの雑談だと思って付き合っておくれ」
「ふーん…… ま、いいけどさ」
……雑談、ねえ。
数多ある話題のなかから「あの」朔間さんがわざわざ進路の話を選択するなんて、どうせ意図していたものに違いない。だが、そう尋ねたところできっと涼しい顔で躱されるだけだ。
25467その問いかけは、回りくどい言い回しが得意なその男にしては珍しく、至極ストレートな物言いだった。
只今、軽音部室にいるのは朔間さんと俺の二人だけ。言わずもがな問いかけているのは朔間さんで、問いかけられているのは俺だ。その状況下で無視するわけにもいかず、渋々液晶スクリーンに向けていた顔を上げて、対角線上にいる朔間さんを見た。
「……随分といきなりだね」
「おや、そうじゃったかの? まあ、暇潰しの雑談だと思って付き合っておくれ」
「ふーん…… ま、いいけどさ」
……雑談、ねえ。
数多ある話題のなかから「あの」朔間さんがわざわざ進路の話を選択するなんて、どうせ意図していたものに違いない。だが、そう尋ねたところできっと涼しい顔で躱されるだけだ。