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    被害

    @t_utumiiiii

    DOODLE冬日記組の男どれ引いてもオフェンス君にとってはろくなことにならないね……という趣旨の広義のオフェンス総(被害)受け冬日記組二次
    Pick your poison(オフェンス中心冬日記組) 「わかった!」と高らかにのたまう狂人もとい「冒険家」カート・フランクは、吹雪に閉ざされたこの荘園を渦巻く奇怪な因縁の様相を全て理解すると、まずは面子の中に一人紛れ込んでいる猟犬を彼のサバイバル能力を駆使して取り押さえると思いのほか手慣れた仕草で〝排除〟し、彼が〝極地探検〟のなかで身に着けた冷酷さ――例えば、罠に掛かった温血動物の背後を取ると、ことの子細を問い質すまでも無く素早く首にナイフを突き立て、その喉を掻っ捌く手際――に混乱した、いかにも裏のありそうな悪人面ではあるが、かの偉大なる冒険家の慧眼に掛かれば、実のところ巨悪を成す程の器ではない小物だったと判明したマジシャンが、訳も分からず食って掛かって来るのをどうにか落ち着かせようと揉みあっている内に、向かい合っている男の腹の柔らかいところに、深々と、例の猟犬の喉を先刻掻っ切った際に使ったナイフが刺さってしまい、腸を掻っ捌いてしまって、(これでは楽に死ねないだろうから)と、カートは口から血の混じった泡を吐きながら彼に向かって罵詈雑言を叫ぶマジシャンを「楽にして」やってから、殊の外申し訳なさそうに瞼を伏せつつ、首を掻っ切られてからは何も言わなくなったマジシャンの、経年劣化からか厚ぼったくなった瞼を閉じ、ショーマンを志していたものらしく、擦り切れてはいるが気障ぶった中折れ帽をその未練がましい死に顔に掛けてやってから、カートは続いて、マジシャンの両足をもってその背中を床に引き摺りながら――血の道が出来てしまうが、そこは致し方がない――荘園の裏手に広がる雑木林に向かい、雪の降りしきっている黒々とした木の幹にマジシャンの亡骸を立て掛けてから、まずは変わり果てた姿となった野蛮人を、乱暴に縫い合わされた彼の可愛い子ちゃん、もとい例の猪の凍った腸の中から取り上げると、簡易ながらもキリスト教者らしく(カート・フランクは聖書を一通り読んだ記憶がある程度で、神学の心得は無い以上、それはどうしたって「キリスト者ぶった」と言うしかない)、凍った土に穴を掘って、その中に亡骸を葬った。
    6815

    -ねね-

    DOODLE「昔日の星を紡ぐ」 あとがき


    約1年半ちまちま進めていましたが、無事に完結させる事が出来ました…!
    描きながら嬉しいお言葉たくさんいただけて頑張る糧になりました…!

    長編漫画を描いたこともない癖に(そのうえ漫画ソフトですらない)なんとなく頭の中にある自宅の妄想を全部吐き出して形にしたいな、と思ったのがきっかけで筆を執りましたが、ろくなネームも起こさず、セリフのみスマホで打ち下書きしながら進めていったせいか約130ページという膨大なページ数となりました…。
    前に翡翠漫画を描いた時にコマ割へったくそだな…4コマのが楽かも?多分100ページ以内には収まるだろ、とスケ管ガバガバでスタートでした。
    読んでいてもスクロール大変だったと思います…すみません。

    絵を描くのとは違う表情や登場キャラの感情描写など慣れなく難しい事もたくさんありましたが、趣味の範囲ですのでとりあえず形にしたい一心でした。
    セリフがつく分、キャラ個々の性格設定に自分の思考も混ざり…表現や捉え方は色々あると思うので解釈しづらい場面もあったかと…。
    話の進め方や展開を考えるのは楽しかったので、ほぼ自己満足ですがどこかに刺さっていたら嬉しいです。

    長い間読んでいただきありがとうございました!

    2024.6 ねね













    (↓ここからはメモ的なもの)

    ●補足や設定など

    誰が主人公か、と言われたら3人なんですが、アルシャ・キテン・ナナシはそれぞれ生きづらさや偏見を向けられ、他人に作り上げられてしまった人物像に抗う共通点を持たせたかった。
    不登校やタイムマシンなどの本編の要素や図鑑説明や能力も織り交ぜつつ、自宅の妄想要素も入れられたらなと…。

    ネタは星、四柱推命、卜占(知識はない)辺りから。

    役割も
    光を与える恒星(アルシャ)
    恒星の反射光で光ることができる惑星(四災)
    星に影を作る星喰(ナナシ)

    恒星の光で明るく照らされる惑星 → 正の感情を取り入れ縁起物としてあることができる
    星に影を落とす現象の星喰い → 負の感情を落とし厄災化

    みたいな立場で当てはめてました。

    名前も星座や惑星+喜怒哀楽から取ってましたが、パラドックスは全員名前無しです(ウルトくんはいただいた子なので例外)



    ●タイトルの「昔日の星を紡ぐ」

    昔日→過去の日々。これはナナシにとっては時間遡行は全て過去の出来事であり、星は名前や役割、それらを繋げるという意味でつけました。
    最初奮闘記だったんですよ、タイトル全然思い浮かばなくて……。




    ●登場人物

    【アルシャ】
    両親が他界、近所のお姉さん(スピカ)宅で面倒を見てもらっていたため、迷惑かけないようにしなくては、が第一でヒトの顔色を伺うことに長けてしまった。
    ヒトを避け、自分の考えが揺らいでいたけど、自分の選んだ事に悩みながら進んでいく優しい子にしたかった。


    【キテン】
    人伝手に知れ渡ったイメージと本質を知らずに作り上げられた悪を被ったお兄さん。目隠れキャラは初かも…。
    蓋を開けてみたら人情味もあり、本人も感情の葛藤をしている。ただ好き嫌いははっきりしている性格なので自分の許した相手にはとことん優しくするけど、それ以外には当たりが強い。

    当初は厄災化寄りの状態で進めていこうと思ったんですが、厄災達の考察や元ネタなどを調べていくうちにもしかしたら周囲の影響で悪とされた被害者側かも…?と考え、性格というよりは意識が二面性に分かれるようにしました。

    厄災はキテン・ラクカは元ヒトなのでアルシャ逹ヒトに対して理解も会話も成立しますが、カイド・トアイは元神霊(神様)のため態度デカいし偉そうです。


    【ナナシ】
    幼い子供の独占欲や感情の整理が追いつかない、愛情不足で孤独を表現したくて…たくさん辛い思いさせました。
    感情の題材は善し悪しの境界線や振り分けはそれぞれだし、イコール悪い事に設定してしまう思考や解釈違いが難しいかな、と思ってたので擬人化の設定程度に見ていただければ幸いです。


    【ウルト】
    ハネと交換でいただいた子です。
    伏線だらけで不安要素しかない物語へ招いてしまって大丈夫だっただろうか…。
    ナナシの本質を見抜いている存在としてルート分岐させるキーパーソン。ウルトくん自身もナナシと同じ力を持っているので物語中での状況の理解は早い。
    知り合ったからには友達としてナナシを救いたい、影からアルシャとキテンを誘導していた存在なのでアルシャ逹からしたら謎を残した子。


    【四災】
    喜怒哀楽の感情をそれぞれ特化として取り込み、それらの正負の感情を力とする。
    個人解釈ですが、「喜び」や「怒り」の感情を正負の二つに分けるとしたら、正は純粋な気持ちや誰かの為の感情、負は自分勝手だったり、他人の損を顧みないなどかな、と。
    正負の気は近くに在れば取り込んでしまいので付喪神達は受け身。

    付喪神になった時点で人間の悪い感情や王様の欲望、ナナシの村の者がナナシを生贄にするとこで得る喜びやキテンがいなくなればアルシャを独り占め出来るなどの感情が厄災化させる原因。
    アルシャが無意識にキテンに向けてる感情は一緒にいて嬉しい純粋な好意なのでこれらの感情を集めると縁起物となる。

    個々については他の厄災達は特に出番なかったので割愛…。四災のボスはカイドです。




    何か設定でひらめいた事あれば描いていこうと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございます!



    yooko0022

    PROGRESS最悪治安環境で育ったシン♀と被害者のマルセルによる特士校基礎課程三ヶ月間の青春の成り損ない/特士校で悪目立ちしているシン♀が読みたかった/捏造と妄想と幻覚/モブ台詞あり/続く予定

    書きたかったもの:連邦の学生基準だと大概な状況だけど最悪治安育ちのせいでマイペースによく食べよく動きそれなりに眠ってむしろ健康体になっている死神♀+生産者マークな人狼+不運な同期たち
    化物① 化物みたいに綺麗な女だった。


    【青き春にはまだまだ遠く】


     特別士官学校の入隊式。
     講堂に充満するのは真新しい軍服と、真新しい建物の匂い。――特例制度のために新造されて間もない特士校の設備は、軍隊特有の質実剛健さと称すにしても些か以上に素っ気ない。
     同様の施設は各地に点在していて、中等教育を終えたばかりの十代後半の少年少女たちを受け入れ、三ヶ月の基礎課程の後に前線へと送り込む。

     所詮、お前たちは『平民』上がりの間に合わせで埋め合わせだ、と。
     言外に突きつけられているように感じたのは、斜に構えすぎた物の捉え方であっただろうか。

     壇上では複数の勲章を付けた夜黒種オニクスの軍人が演説をしている。妙に白々しく響くそれにエルウィン・マルセルは僅かに瞳を伏せて、ふと、周囲が妙にざわめいていることに気がついた。
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    Dr.シノ@無期迷途

    SPOILER新A級Janeの基本情報🔍

    スキルのキーワード:
    レチクル、物理、通常攻撃は1マス範囲の範囲攻撃、コア割なし、敵が多いステージで活躍?

    ◆基本情報の訳
    ・出生地:ニューシティ
    ・陣営:凶暴
    ・事件:ニューシティ連続銀行強盗事件

    ・《項目1》
    3年の内に連続でニューシティの数多くの銀行を強盗した犯人。被害金額は3700万ディスコインになっている。

    ・《項目2》
    一連の事件で傷を負った人はいないが、その行為はニューシティの社会と経済に大きな影響と損失を与えた。

    ・《項目3》
    高圧・戦闘環境で対象は自動的に異能の状態に入り、身体の各能力が大幅に強化する。能力発動時、対象は自身の情緒を完全にコントロールすることは出来ず、どうにか情緒を比較的安定した状態に維持することしか出来ない。


    ◆スキル概要
    【通常攻撃】
    1マス範囲内の全ての敵に物理ダメージを与える。

    【必殺】
    必殺エネルギーが満タンになると自動で発動。改造弾を打ち、弾が落ちたマスを中心とする3*3マス範囲の全ての敵に物理ダメージを与える。このダメージは通常攻撃ダメージとみなす。

    【パッシブ1】
    その敵に初めてダメージを与えた際、追加ダメージを与える。このダメージは通常攻撃ダメージとみなす。

    【パッシブ2】
    必殺の改造弾が敵1人に命中する度その攻撃のダメージが一定比率アップする。最大〇%までアップ可能。

    【専属】
    ATKが一定比率アップ、必殺時にうちだす改造弾が1枚増える。
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    新月の本棚

    DOODLEあんスタホラー
    廃病院から脱出するやつ
    第一話だけ投げます

    ※注意事項(兼メモ)
    ・あんず≠原作&アニメで個性が強い(実質オリジナルキャラ)
    ・時間軸は謎(ズ! の返礼祭が終わったあたりの春休み)
    ややこしくなるからメインストーリー考慮してません。
    キャラクターの呼び名はwikiの呼称表を参照
    ・メインキャラ兼被害者は【あんず、明星スバル、氷鷹北斗、遊木真、衣更真緒、朔間凛月、鳴上嵐、影片みか】
    Still Unforgiven(サンプル)第一夜 廃病院へようこそ①                                   

      
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     1人でこんな遠くまで来るなんて、記憶している限り初めてのことではなかろうか。
     早朝から電車に揺られ、ビル群から春めいた自然に変わっていく景色に感嘆したり、どこか感傷的な気分に浸ったり。
     そんな時間を二時間以上過ごした後に、乗り継いだバスを後にしたあんずを出迎えたのは少し寂れたバス停だった。
    「……すごい……。こんな景色、初めて……」
     眠い目をこすりながらバス停に降りたあんずは、目の前に広がった光景に思わず吸い寄せられるように歩き出した。
     映画の中に入り込んだような錯覚の中、あんずは広大な自然と、そこに存在する古い茅葺の日本家屋に魅入る。
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    sakura9sakurar

    DONE・漫画版ズウィユディ 「1巻までの知識で読める」を目指しました
    ・本編開始前の時間軸、過去捏造なれそめ捏造本
    └ズが武装組織の襲撃で家族を失った孤児、ユが特異体質を理由に士官学校に半強制的に放り込まれた貧民という設定があります
    └ベ星が戦争に介入して戦争を終わらせることを目的とした機関という設定があります
    ・残虐描写、グロデスク描写、加害・被害・若干いじめ描写を含みます 甘くないです
    【2024/05/04新刊】Sorrows【本文サンプル】 ベルギャー星は、他の星から「弱きを助く剣」と称えられ、その一方では「星を挙げた戦争屋」とも揶揄されていた。

     異なる星同士の、「宇宙戦争」と呼ばれる争いは、つまるところ異なる常識同士の押し付け合いだった。
     何万光年も離れた星々の間において、常識の物差しが一定であることは殆どあり得ない。停戦の勧告を受け入れる常識のない星も、疲弊したら戦いを止めるということができない星も存在している。勝った、あるいは負けたの明確な線引きは宇宙間の戦争には存在しない。
     だからこそ、どちらかが完全に戦闘を続けることができなくなるまで繰り広げられ続ける。どちらかの星が根絶やしになり、殺す対象も墓を作るものも居なくなるまで。
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