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    調味料

    misano414

    DONEオリーブタウンより、イオユカ。
     今日誕生日を迎えられた調味料の方へ。途中だけどこれだけでも一本の話にはなってます。

     完成版はリアル今日中に書き上げます。
     ある日、起きるなりコロポンに呼ばれたユカは、不思議な場所でとんでもない授かりものをした。

    (どうしよう、どうしよう)
     コロポンの力で牧場に戻ってきたユカの頭を占めるのは、ただひたすらにその言葉だけだ。
     ユカは牧場主である。祖父の牧場を受け継ぐためにオリーブタウンに来て、最愛の伴侶を得て、今は南の牧場で幸せに過ごしている。だがその伴侶こそが、今最大の問題になってユカの身に降りかかっている。
     腕の中には、おくるみに包まれて、すやすやと眠る赤子。
     そう、赤子である。
    (ああもうユカの馬鹿!お人良し!!)
     罪のない赤子の寝顔を見つめながら、ユカは心の中でじたばたともがく。
     この赤子を育ててほしい、なんてコロポンに言われ、何故断らなかったのか。自分はいつだってそうだ。誰かから何かを頼まれたら、まず断れない。この赤子を、どうやって伴侶に説明したらいいのだ。そもそも、コロポンのことだって何も話していない。精霊さまのことだって、彼は知らない。ユカ以外の人間の目に見えない存在のことを、どう話せばいいのか。
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