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    身バレ

    あいぐさ

    TRAININGフォロワー四桁の神字書きフィから突然フォローされ怯えるファの話〜身バレ編〜
    フィガファウにしたい現パロ、前回の続き。
    今回はあんまりカプ要素はない、執着はしてる。
    ヒスがたくさん喋るよ!
    ※けーやくとかの話は全部捏造想像です
    神にフォローされて怯えています(4) その日、ファウストが訪れたのはゴミゴミとした都会の駅だった。
     普段ならまず来ることのない場所から人を避けるように歩いて五分ほど。緩やかになった人通りにゆっくりも息を吐く。一本道を逸れれば人はこんなにも減るらしい。
     少しだけ時代を感じる趣のビルの中はリフォームされており、真っ白な内装はどこか格式の高さをひしひしと感じさせられる。艶やかな黒い壁に写し出されるファウストは、ジャケットを羽織り、髪も少しだけセットされていた。
     自分に使うのにはいささか抵抗はあるが、きっとこれが『オシャレをしている』というやつであろう。どこか落ち着かず髪を触ろうとして、すんでのところで手を止めた。
     メッセージアプリから送られてきた場所は、どうやらこのビルの四階にあるらしい。手狭なエレベーターに乗り込み、丸いボタンをゆっくりと押し込む。チン、とどこか懐かしい音が鳴ると、扉が勢いよく開いた。
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