Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    2007年

    tomo

    PASTpixivからの移行です。

    たいへん今更松風さんが歌う虹があることを知って感動した勢いで、2007年冬に発行した榛名中心のコピー本を再録します。
    本当は秋丸も含めて四話あったのですがあまりにも別人だったので外しました。

    本のタイトルはピロウズの歌から拝借しております。
    当時の後書によると何となく榛名と阿部と三橋だなぁと思っていたようです。
    MY FOOT(榛名中心)Rain
    証明できない解も別に悪かねえよ


    意味づけなんて所詮後から後からやってくるもので、過去のそれが自分のどういった部分に属するものになるのかなんて、その時々で変容していくものだ。古傷が痛む時、それもひとつの土台であるのだと思えるのは、手中にある「今」が文字通り己の手中にあるからに尽きるわけで。傘から滴りおちる雨粒を眺めていて最初に生み出される思考なんて、あの挙動不審のエースが肩を冷やしてはいないだろうかとか、そんなことだ。
    だからこれはそれに追随するただのひとつの記憶に過ぎないのだが。

    気分屋というより妙なところで感情の交換スイッチが作動するんだと思う。気分が行動を左右する、のではなく、些細な事象によって気分が容易に変わる、のだとすれば、それは「情緒不安定」とでもいうのだろうか。国語はあまり得意ではないのでよくわからない。けれど目の前の投手にその言葉を重ねてみた時、隆也は首を傾げざるを得なかったから、やっぱりその単語は相応しくないのかもしれなかった。
    9636

    ああや

    DONEほのぼのダラダラいちゃいちゃささろ




    一番活動的だった2007年の同人サイト時代から全くもってアプデ出来てない自覚はあったのですが、もう小説のタイトルを曲名から取るのもお気持ち表明される時代だと最近知り勝手にショックを受けました。
    なのでこれで最後、最近ずっと聞いてたウタダから。めちゃ良…。
    タイトル考えるの苦手なので次回からお題サイト様フル活用で行こうかなと思います(結局2007…)。
    BADモード「嫌じゃボケ。」
    と、簓がそう、ぽそ、とボヤいた時、『光栄やろうが』とか『言われるうちが華やろ』とか、そんな言葉が盧笙の脳裏を過ぎり、実際言おうかと、すっ、と口を開き酸素を吸った。が、結局盧笙は言葉を掛けるのを止めた。そのままなんとなしに右手を口に当て、向かい、テレビを見てる簓を見た。……なぜだかじんわり〝嬉しい〟という気持ちが盧笙を包んでいた。
    一方簓はぱっ、と反応が無いことに気づき慌てて盧笙の方を見た。
    簓としては、怒られるかもしれん〜ハハ、みたいな、そんなつもりで言ったのであった。なのに盧笙から何も返ってこなかったので慌てた。喜怒哀楽のうち、哀だけは盧笙にさせたくない簓である。引き当ててもうたか哀、と焦ったのであった。
    3978