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    3号

    aoino_a0

    MOURNING筆が乗ってしまったので書いた地雷。あり得ない時空のあり得ない未来のあり得ない話。
    うちの新司令×うちの新3号。名前があるので注意。
    朝ご飯を食べる「よしっ」
     魚焼きグリルで焼いただけのトースト。二つ一気に割り入れてフライ返しで切り分けた目玉焼き。一袋全部フライパンに放り込んだウィンナー。冷凍野菜とコンソメキューブを煮ただけの野菜スープ。全てを器に盛り終えたところで思わず声が漏れる。大したものではないが、たまに作るには十分な料理である。二往復して運んで、折りたたみテーブルの上に並べていく。ちゃちい机は食器を四つ置いただけでギチギチになってしまった。
    「……シャワーありがと」
     金属の小さな音とふて腐れたような小さな声。視線をやると、水場に続くドアの向こう側から黄色い頭が覗いていた。ぱちりとあった青い目はすぐにふぃと逸れる。シャワーを終えて帰ってきたコイビトは、わざとらしく背中を向けながら部屋に入って戸を閉め、俯きがちに歩んでテーブルの前に座った。いつも通り――昨晩の情事が忘れられず、昨晩の自分の痴態が忘れられず、それでも普段通りに過ごさねばならないと思い込んでいる、いつまで経っても変わらない姿である。可愛らしくて仕方が無い。
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