アクィエル役:○○ アザゼル役:大河タケル　メギミュラジオ書き起こしタケルくんが過去のオーディションの話をしてるところだけ書き起こしました！


○○：315プロってメギミュ出てる人多いよね。
大河：そうですね、相性が良いみたいで。
○○：タケルくんも、アザゼルくん以外でも話があったりしたの？
大河：主人公のソロモン役とマルファス役で受けて、両方見事に落ちました。
○○：そうだったんだ！だいぶ初期のオーディションだね。
大河：そうですね。
○○：同じユニットの牙崎くん、相当初期から出てたよね？
大河：勝ち誇られましたね、「チビ落ちやがった！」って。
○○：言いそう(笑)。彼、リアルフラウロスって言われてるらしいけど実際もそんな感じなの？
大河：あそこまででは……いや、あんな感じだな……自分勝手で……欲望に素直で……周りにすごく迷惑をかけてます。

　拿捕したタイムジャッカーを事務方に引き渡し、本部執務室で上長である管理官に敬礼をした後。
　夜半過ぎに足を踏み入れたロッカールームは、空間を塗りつぶすような青白い光の元、人気なくしんと静まりかえっていた。
「理人」
　私服を格納しているロッカーの扉に手をかけたところで呼ばれ振り返った先。顎を有無を言わせない指に掬い上げられて、背中に打ちつけるような衝撃を感じる。
「ん……っ」
　恋人がいるのが理想的だが、不規則かつ守秘義務を伴う職務のせいか、平和に続いた話を聞いた試しがない。あるいは女を買うようなことをする隊員もいるのかも知れない。
　ナハトからの何の甘さもない口づけを受けながら、理人は両の眼差しを閉ざした。

「どれにしようかなぁ～？」
　カケルが机いっぱいに入浴剤を並べ、目をキラキラさせている。今日、ファンに差し入れでもらった入浴剤だ。
　カケルがSNSで「最近入浴剤にハマってる」「みんなのオススメ教えて欲しい」と書いたのは、つい一昨日の事。そして、それを見たファンにより沢山の入浴剤が入れられたのだ。
「すげぇ量だな」
「うん！　温泉地のイメージ入浴剤から、お肌すべすべ系、しっとり系、発汗系って、色々あるよ！」
　嬉しそうなカケルの笑顔が眩しい。
「温泉、かぁ」
　ありがたいことに、最近忙しくてなかなかゆっくりできていない。次にまとまった休みが取れたら、カケルと温泉旅行に行くのも悪くない。でも、俺たちの稼ぎじゃまだまだ豪華な露天風呂付客室とかは、無理だよなぁ……。カケルは実家は金持ちだし、昔はよく豪華なホテルに泊まってたんだろうな。