GR
morya_amamori
DOODLE石になった時の記憶が鮮明にあるgrーンを妄想するのが好きです。(レgリ前提)いつ元に戻るのかわからない中で、自分が恋心を抱いている人間が、半裸で女の子をお姫様抱っこをしているなんて、気が気じゃないよなあ。この時のことがトラウマで、復活した時にうまくレッdと話せなくなるgrーンさんの漫画を描きたいです。
mae
DONE※現パロ兄弟※ひざひげ
※いろいろのみ込んで吐き出したやつです。
※作中の台詞はこちらを参考にさせていただきました→https://www.aozora.gr.jp/cards/000264/files/42773_39853.html
『ひと』の飲み方 父は、厳格な人だった。
源の名に恥じぬ人間であれというのが父の口癖で、源家の跡取りとして誰にも引けを取らないよう、兄のことを厳しく育てて十八年になる。兄はそんな父を心から尊敬していて、そのすべてに応えようとしていたし、実際に、応えていた。
自宅は、都心の閑静な住宅街にある。外国の城を模した洋館は、父がその財産を誇示するために建てたもので、外観も内観も嫌味なほどに豪華だった。両内開きの玄関を開くと、ダンスホールかと見間違えるほどのホールが広がっている。洋風に拘ったせいで、外とフラットな上に、土足のまま上がるのが決まりだった。その真正面に伸びる大階段には真っ赤な絨毯が敷き詰められていて、寝そべっても余るほどの幅がある。その階段を上り、大振りな花瓶が飾られた踊り場を経由して一八〇度折れ曲がりさらに伸びる階段を上ると、やっと二階にたどり着く。東西に伸びる細長い廊下の左右には、丁寧な装飾の施された扉がいくつも並んでいた。
12184源の名に恥じぬ人間であれというのが父の口癖で、源家の跡取りとして誰にも引けを取らないよう、兄のことを厳しく育てて十八年になる。兄はそんな父を心から尊敬していて、そのすべてに応えようとしていたし、実際に、応えていた。
自宅は、都心の閑静な住宅街にある。外国の城を模した洋館は、父がその財産を誇示するために建てたもので、外観も内観も嫌味なほどに豪華だった。両内開きの玄関を開くと、ダンスホールかと見間違えるほどのホールが広がっている。洋風に拘ったせいで、外とフラットな上に、土足のまま上がるのが決まりだった。その真正面に伸びる大階段には真っ赤な絨毯が敷き詰められていて、寝そべっても余るほどの幅がある。その階段を上り、大振りな花瓶が飾られた踊り場を経由して一八〇度折れ曲がりさらに伸びる階段を上ると、やっと二階にたどり着く。東西に伸びる細長い廊下の左右には、丁寧な装飾の施された扉がいくつも並んでいた。