min
PAN🪢
DONEボブハンワンドロ(ワンとは言ってない)③15.「手紙」「辿る」60+10min
14.「見つめる」「後悔」60+20min
13.「写真」「睨む」60+20min
12.「香水」「捨てる」60+30min
11.「髪」「抱きしめる」60+10min 6
Xi
TRAINING60min-糖紙彰冬 繁中 清水
是幼馴染
這篇同時也是(遲來的)情人節賀文
本來就比其他寫手寫的慢(一小時才寫七百多字...)
要是篇幅過短就無法傳達想表達的故事 所以就...無視一小時創作的規則了(勾妹><)
差不多...花了5小時有吧...(汗 4219
OgcKor_coc
DONE🍫チョコボックスのお返事まとめトレス素材:@Hare_zz様
https://twitter.com/hare_zz/status/1417076018989264900?s=46&t=MIn8rVuC7f42rGPkqK4ZNw 6
英(aya)
DONE【現代AU】コーヒースタンドオーナー兄上×働き過ぎなリーマン澄
2度目のバレンタインデーの話です。
これまでの話はひとまずミントにまとめています。
https://min.togetter.com/kq1SVM4 10
mixmix2
TRAINING全身練習⑥(6×5min) 五分でも真横のカメラワークだったら描けそう! 次からタイマーをつける(時間見て全身描き上げられるように) フカン本当苦手(頭の形から練習し直して)pie_no_m
TRAININGセルフワンライ+15min
あまく、まどろむ イエローウエストの研修チーム、その生活圏である部屋には、主な家電製品はひと通り揃っている。そもそも掃除や洗濯といった、日常生活を送る上で欠かせない細かな作業は、大半が補助ロボットの役目でもある。テレビの画面の先、何百何千という客にモノを売ってきたであろう司会者の話術で紹介されているロボット掃除機は、ディノにとってもこの部屋にとっても明らかに不必要な品物だった。
「でも、二つでこの値段はお得すぎる……!」
独り言は深夜のリビングに溶け込んでいく。そろそろ切り上げて就寝しなければ明日の業務に差し支えるとわかっていても、ディノは司会者の流暢な喋り、そして魅力あふれる品々から目が離せない。通販番組とは、もしかしたら世界的なサッカーの試合よりもディノの心を踊らせるエンターテインメントかもしれない。
1869「でも、二つでこの値段はお得すぎる……!」
独り言は深夜のリビングに溶け込んでいく。そろそろ切り上げて就寝しなければ明日の業務に差し支えるとわかっていても、ディノは司会者の流暢な喋り、そして魅力あふれる品々から目が離せない。通販番組とは、もしかしたら世界的なサッカーの試合よりもディノの心を踊らせるエンターテインメントかもしれない。
PAN🪢
DONEボブハンワンドロ(ワンとは言ってない)②⑩「イヤホン」「ずるい」60min
⑨「雨」「誘う」60min
⑧「マフラー」「ごめん」60min
⑦「アイスクリーム」「約束」60+15min
⑥「飴」「久しぶり」60min 5
sirokuma594
DONE紆余曲折あったラブストーリーも後世から見れば数行で収まる現l場l猫l案件だった話。#ドラロナワンドロワンライ一本勝負 (@DR_60min)よりお題「猫」で書かせていただいたものです。 3
sirokuma594
DONE200年物のメッセージボトルがようやく退治人の元に流れ着いた話#ドラロナワンドロワンライ一本勝負 (@DR_60min)よりお題「海」で書かせていただいたものです。
純情inボトル、onペイパードラルクが初めて手紙を書いたのは、8歳の時の海辺でのことだった。
流れる水の傍というのは、吸血鬼にとって昼と同じくらい恐ろしい。虚弱なドラルクであれば尚更だ。人間の子供であっても海の事故は多いという。当然、心配性の父母はドラルクを海になど連れていきたがらなかった。
「おじいさま、あれはなんですか?」
「手紙。瓶に入れてどこかの誰かが流したの」
「てがみ! よんでみたいです」
偉大かつ子供のような祖父の腕に抱かれ、ドラルクは海辺の綺麗な小瓶を指差した。夜の砂浜に動くものは二人の他になく、曇り空の果てから真っ黒な水が唸るように打ち寄せる音だけが聞こえていた。
ドラルクは祖父に似て好奇心が旺盛だった。血族には内緒の二人きりの冒険にも当然付いていく。手紙入りの綺麗な小瓶も当然欲しがった。祖父はキラキラと期待に満ちた孫の顔を見て、裾が濡れるのも構わずにざぶざぶと波打ち際を歩いて行った。祖父の大きな手の中に収まった透明な丸い瓶を見て、ドラルクはさらに目を輝かせた。
5312流れる水の傍というのは、吸血鬼にとって昼と同じくらい恐ろしい。虚弱なドラルクであれば尚更だ。人間の子供であっても海の事故は多いという。当然、心配性の父母はドラルクを海になど連れていきたがらなかった。
「おじいさま、あれはなんですか?」
「手紙。瓶に入れてどこかの誰かが流したの」
「てがみ! よんでみたいです」
偉大かつ子供のような祖父の腕に抱かれ、ドラルクは海辺の綺麗な小瓶を指差した。夜の砂浜に動くものは二人の他になく、曇り空の果てから真っ黒な水が唸るように打ち寄せる音だけが聞こえていた。
ドラルクは祖父に似て好奇心が旺盛だった。血族には内緒の二人きりの冒険にも当然付いていく。手紙入りの綺麗な小瓶も当然欲しがった。祖父はキラキラと期待に満ちた孫の顔を見て、裾が濡れるのも構わずにざぶざぶと波打ち際を歩いて行った。祖父の大きな手の中に収まった透明な丸い瓶を見て、ドラルクはさらに目を輝かせた。
sirokuma594
DONEGWは忙しかった頑張り屋の恋人と、あわよくば手でも繋ぎたかった吸血鬼の話です。#ドラロナワンドロワンライ一本勝負 (@DR_60min)よりお題「休日」で書かせていただいたものを、一部修正して掲載しています。
懲役4時間、内5回「冬が終わった! ビキニの季節だ! 下僕ども、今こそ新横浜に我が覇道を敷け!!」
「海開きまで大人しくしとけやポンコツ!」
「そして野球拳の季節でもある! さあそこ行く春服のお嬢さん! よよいのよい!」
「そんな季節どこにもねぇよタコ!! 兄弟仲良くみなとみらいででも遊んで来い!」
「ゴールデンウイークに? 観光客でバカ混むでしょ。ホントに神奈川県民?」
「チクショーそうですね!」
大型連休中も退治人に休みはない。なぜなら春になれば変態共も活性化するからだ。ロナルドのゴールデンウイーク最終日は、日付が変わるまで吸血鬼をとっちめて終わった。
「今年のゴールデンウイークも何にもなかった……ちょっと遠出して飯とか……遊園地とか……あとは、アレ……スーパー寄ったり」
3903「海開きまで大人しくしとけやポンコツ!」
「そして野球拳の季節でもある! さあそこ行く春服のお嬢さん! よよいのよい!」
「そんな季節どこにもねぇよタコ!! 兄弟仲良くみなとみらいででも遊んで来い!」
「ゴールデンウイークに? 観光客でバカ混むでしょ。ホントに神奈川県民?」
「チクショーそうですね!」
大型連休中も退治人に休みはない。なぜなら春になれば変態共も活性化するからだ。ロナルドのゴールデンウイーク最終日は、日付が変わるまで吸血鬼をとっちめて終わった。
「今年のゴールデンウイークも何にもなかった……ちょっと遠出して飯とか……遊園地とか……あとは、アレ……スーパー寄ったり」
2152n
DONEブラアキ。ワンライお題77回:鍵(@brak_60min )3年後研修チームが解散してから数ヶ月後の話。
捏造配属設定ありです。
時計を見れば、約束の時間は三十分も過ぎている。ブラッドは、ストリート・ベンダーを視界に捉えると、二ドルを渡して珈琲とベーグルを受け取った。足早に向かいながらベーグルを齧れば少し冷めていて、もったりとしたクリームチーズとパサついたトマトに眉を顰めたが、味わうための食事ではないと妥協し、珈琲で無理矢理流し込む。時間に追われながら摂る食事は久しぶりだった。懐かしい感覚に、そういえば先日までは同室者のプロテインバーを拝借していたのだったと思い出す。
辿り着いたミリオンパークは早朝ともあって人気は少ない。朝陽の昇りきっていない空。雲のせいでぼやけた視界をブラッドは見回して、探している人物がいないことを確認すると肩を落とした。彼にとって、今日の時間は有限だ。何故、こんな日に限ってアラームが鳴らなかったのか。いや、悪いのは深夜まで仕事をしていた自分である。次に会った時、どう詫びを入れるか考えていると、突然視界が暗くなった。覚えのある手のひらの感触に、すぐ誰か理解して振り返る。反応が面白かったのか、赤い髪を揺らしながらアキラは笑った。
3731辿り着いたミリオンパークは早朝ともあって人気は少ない。朝陽の昇りきっていない空。雲のせいでぼやけた視界をブラッドは見回して、探している人物がいないことを確認すると肩を落とした。彼にとって、今日の時間は有限だ。何故、こんな日に限ってアラームが鳴らなかったのか。いや、悪いのは深夜まで仕事をしていた自分である。次に会った時、どう詫びを入れるか考えていると、突然視界が暗くなった。覚えのある手のひらの感触に、すぐ誰か理解して振り返る。反応が面白かったのか、赤い髪を揺らしながらアキラは笑った。
nodaaaa_rkgk
DOODLEにのくる先輩に対してだいぶデレてきたあたり
続きもなければその前もありません
ネタ元というか派生元はこちら↓
https://min.togetter.com/14QdCQS
hikapgTR410
MAIKINGワンライ双龍サンド🎍のテーマが約束です
途中灰谷兄弟でてきます
#愛オレ_60min
約束破ったらこうなるぞ「もう2人なんかしらねー!!!!」
近所迷惑もなんのその、でかい声をだして
俺は家を飛び出した。
ドラケンくんと三ツ谷くんと付き合い
同棲して半年が経っていた。
久々に三人で遊ぶ約束日を決め、楽しみにバイトしていたのに、
「わりー、たけみっち急な納期の変更が入っちまって…」
「ごめん武道!!お得意の打ち合わせが今日じゃないと合わなくて!!」
この埋め合わせは絶対する!!!!
と
2人に頭を下げられたが、三人で出かけると言うイベントが急になくなるいうショックと楽しみにていたのは自分だけなのかと言う悲しさででかい声を出して飛び出したのだ。
携帯と財布を持ち、いく宛もなく
俺は公園で後悔に苛まれていた。
そもそも2人が忙しいのは当たり前で、
1442近所迷惑もなんのその、でかい声をだして
俺は家を飛び出した。
ドラケンくんと三ツ谷くんと付き合い
同棲して半年が経っていた。
久々に三人で遊ぶ約束日を決め、楽しみにバイトしていたのに、
「わりー、たけみっち急な納期の変更が入っちまって…」
「ごめん武道!!お得意の打ち合わせが今日じゃないと合わなくて!!」
この埋め合わせは絶対する!!!!
と
2人に頭を下げられたが、三人で出かけると言うイベントが急になくなるいうショックと楽しみにていたのは自分だけなのかと言う悲しさででかい声を出して飛び出したのだ。
携帯と財布を持ち、いく宛もなく
俺は公園で後悔に苛まれていた。
そもそも2人が忙しいのは当たり前で、
unp_utaw
TRAINING【うたわれワンドロ・ワンライ】第百九十二回うたわれお題「アルルゥ(二人の白皇)」#utaware_60minhttps://twitter.com/utaware_60min/status/1614245952793051137?s=20&t=fV4xhlDHlQwHV2ymbaUkUg
ふた白、ハクとアルルゥ(ちょいハクオン含)
万寿菊は散り際に唄う厨房に立ち、忙しなく鍋の前を行き来する。
それは小さな実験を行なう男にすれば、そう珍しくもない習慣であり、料理仲間であるルルティエもそこに伴う事が少なくない。
今日は芋と穀物の崩れた余りを組み合わせて、揚げ物でも出来ないか。
そんな事を自分が呟いた事に端を発して、試しに素案だけでも構築するかと、出来た暇を使ってみることにしたのだが。
「…………」
「………………」
「……………………」
「…………………………なあ、えっと、アルルゥさん?」
ぐいぐいと、無言で黒髪の皇女が、こちらに向かってくる。
料理の手を止めることは出来ず、だが、何も言わないこの辛うじて知人といえる娘がちょっと怖い。
「何、ハク」
「い……いやあ。親善大使の仕事は、どうしたのかと。片割れ……カミュさんだったか、は宴に参加してるんだろう?」
3042それは小さな実験を行なう男にすれば、そう珍しくもない習慣であり、料理仲間であるルルティエもそこに伴う事が少なくない。
今日は芋と穀物の崩れた余りを組み合わせて、揚げ物でも出来ないか。
そんな事を自分が呟いた事に端を発して、試しに素案だけでも構築するかと、出来た暇を使ってみることにしたのだが。
「…………」
「………………」
「……………………」
「…………………………なあ、えっと、アルルゥさん?」
ぐいぐいと、無言で黒髪の皇女が、こちらに向かってくる。
料理の手を止めることは出来ず、だが、何も言わないこの辛うじて知人といえる娘がちょっと怖い。
「何、ハク」
「い……いやあ。親善大使の仕事は、どうしたのかと。片割れ……カミュさんだったか、は宴に参加してるんだろう?」
0hghgdon940
DONEΔド隊長がΔロ君にギュってしてもらいたくてわざとぶつかってみるけど止められちゃうお話です両片思い
あと一歩
お借りしました!
(1h 20min)
#2023ロナドラ版深夜の創作一本勝負
ワンドロ Δロド「おわ」
「うわっと」
出会い頭、二人の声が重なった。
つづいて、ギュッと肩をつかまれる。
細すぎる私の体は、それでもう動けない。
ロナルド君のあったかい手が私の肩にかかっている。
私より少しだけ背が高くて、体の厚みは比べ物にならない男。
彼……高等吸血鬼ロナルドのイヤミなくらい端正な顔がばばーんとドアップになる。
「あー……、あはは。私ちょっとぼーっとしてたみたい」
「……」
ロナルド君は答えない。
じーっと私の顔を見つめている。
……気まずい、何か喋ってほしい。
私はあったかい掌に掴まれた肩が、だんだん居心地悪くムズムズしてくるのに耐えた。
実を言うと、ちょっとだけ罪悪感があるのだ。
私は今、わざと彼にぶつかろうとしてしまったから。
2961「うわっと」
出会い頭、二人の声が重なった。
つづいて、ギュッと肩をつかまれる。
細すぎる私の体は、それでもう動けない。
ロナルド君のあったかい手が私の肩にかかっている。
私より少しだけ背が高くて、体の厚みは比べ物にならない男。
彼……高等吸血鬼ロナルドのイヤミなくらい端正な顔がばばーんとドアップになる。
「あー……、あはは。私ちょっとぼーっとしてたみたい」
「……」
ロナルド君は答えない。
じーっと私の顔を見つめている。
……気まずい、何か喋ってほしい。
私はあったかい掌に掴まれた肩が、だんだん居心地悪くムズムズしてくるのに耐えた。
実を言うと、ちょっとだけ罪悪感があるのだ。
私は今、わざと彼にぶつかろうとしてしまったから。
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TRAINING【うたわれワンドロ・ワンライ】第百九十三回うたわれお題「ナトリイトリ」#utaware_60minhttps://twitter.com/utaware_60min/status/1616782667025899521?s=20&t=fV4xhlDHlQwHV2ymbaUkUg
LF。教団の日常の一角。コタマとナトリ。
小さなお星さまの話[[rb:教団 > カラザ]]に住んでいるコタマには、素敵なお姉ちゃんがたくさんいる。
ちょっと前に大好きな姉さまは一人だけになってしまったけれど……世話役をしてくれる[[rb:代理人形 > プログシード]]達はたくさんいて、そのうちの明るく笑うけどどこか氷みたいなマグネは可愛い。
真っ黒な着物におかっぱの髪を揺らしてる時、その水晶みたいな眼が固くてどこを見ているか分からない事は怖くなるけれど、きゃらきゃら笑う姿を見せてくれる日はとっても珍しくて、少しだけ心がほっこりするのだ。
そんなマグネが大好きで、コタマも大好きな、いっとう綺麗な[[rb:代理人形 > プログシード]]が居る。
作り物らしく整いすぎていて作り物みたいだけれど、絵本の中の雪みたいにきらきらした銀色の髪は夢の世界を教えてくれた妖精さんのようで、コタマが大事な宝物にしている一番上の姉さまがずっと昔にくれたおっきな翡翠と同じ色の眼もとても綺麗。
1359ちょっと前に大好きな姉さまは一人だけになってしまったけれど……世話役をしてくれる[[rb:代理人形 > プログシード]]達はたくさんいて、そのうちの明るく笑うけどどこか氷みたいなマグネは可愛い。
真っ黒な着物におかっぱの髪を揺らしてる時、その水晶みたいな眼が固くてどこを見ているか分からない事は怖くなるけれど、きゃらきゃら笑う姿を見せてくれる日はとっても珍しくて、少しだけ心がほっこりするのだ。
そんなマグネが大好きで、コタマも大好きな、いっとう綺麗な[[rb:代理人形 > プログシード]]が居る。
作り物らしく整いすぎていて作り物みたいだけれど、絵本の中の雪みたいにきらきらした銀色の髪は夢の世界を教えてくれた妖精さんのようで、コタマが大事な宝物にしている一番上の姉さまがずっと昔にくれたおっきな翡翠と同じ色の眼もとても綺麗。
maru_o_ks
MOURNING半ロナワンドロライ企画のテーマ、『水族館』から着想を得た、半ロナでもないロナ🐧君とシー〇ラ飼育員半、からの転生if、という特殊設定過ぎるファンタジー。企画には沿わない話なので供養🙏
一応1hr+20minくらい。 3
みゆのじ/miyunoji
DOODLE⚠️MintCandy idle parodyCrusade_PB(Exc×Choir)
・尻当てゲームで間違ってCysの尻を選んでしまいChoirに蹴られるExc
・夏のExcとChoir
・きわどいバニースーツなExcとChoir 6
で@Z977
DOODLE0:00 New Year年越しグマちゃん。
派生元ついまとめ➠https://min.togetter.com/bU9ybIy
0:00 New Year 離れたところから眺める、仲睦まじいブラッドショー家が好きだ。
――新年まであと10分を切りました!
気温は3℃を下回るというのに、年越しを祝おうと人々が集中したイベント会場は熱気が溢れていた。
手袋をはめた手のひらを意味もなく擦り合わせたり息を吹きかけたりして寒さを紛らわす格好をとる。ひんやりとした空気が頬を刺すけれど、その痛みは騒がしさで少しばかり和らげられている。そこかしこに聞こえる談笑。ホットスナックを片手にきゃあきゃあと甲高い声でおしゃべりする女の子たち。ハグをして腕時計を確認する親子。指先を絡めながら耳元で愛の言葉を紡ぎ合う恋人たち。彼らは、会場の熱気以上にあたたかさを感じているのかもしれない。
2144――新年まであと10分を切りました!
気温は3℃を下回るというのに、年越しを祝おうと人々が集中したイベント会場は熱気が溢れていた。
手袋をはめた手のひらを意味もなく擦り合わせたり息を吹きかけたりして寒さを紛らわす格好をとる。ひんやりとした空気が頬を刺すけれど、その痛みは騒がしさで少しばかり和らげられている。そこかしこに聞こえる談笑。ホットスナックを片手にきゃあきゃあと甲高い声でおしゃべりする女の子たち。ハグをして腕時計を確認する親子。指先を絡めながら耳元で愛の言葉を紡ぎ合う恋人たち。彼らは、会場の熱気以上にあたたかさを感じているのかもしれない。