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    Rahen_0323

    DOODLEカキツバタのヒスイ入り番外編その3です。今回はカキツバタ失踪時の現代サイドです。地獄です。番外編だから許されると思った。思うな。
    以前書いた「置き去った男」の1〜7と一緒に読むことをオススメします。
    なんでも許せる方向け。マジで誰も幸せじゃないです。カキツバタがフカマルといちゃいちゃしてる間にこうなってたのかと思うとお前早よ戻れやって思いますよね。私も思います。
    漂流譚 3交換留学生にしてチャンピオンだったハルトがブルーベリー学園を去り、少し経ったある日。
    「ふわあ……おはよー……」
    「おはようスグリ!」
    「おはようございます、スグリくん!」
    進級試験が無事に終わり、学園全員の進級と卒業が決まって、またなんてことない平和な一日が始まったと俺は暢気にリーグ部へ顔を出した。
    色々、本当に色々あったけど、ハルトや皆のお陰で幸せな日常が帰ってきた。この部屋を訪れる度に思い出していた罪悪感は最早薄れ、皆とも普通に笑い合えるようになった。
    俺は本当に恵まれてる幸せ者だ。甘えだと何処か自虐的な自分が言うけれど、その甘えを皆は受け入れてくれた。だったらもう迷うことは無くて。
    「スグリくん、ちょっとバトルのことで相談があるんだけど……」
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