サドンデス
Meri0_cherry
DONE想いの変化に気づけた司のお話・ラストミッション後、ES二年目軸の四月
・こはくがESアカデミーではなく玲明学園に入学しています
間に合った!!サドンデス2周年おめでとう!!!
ぜひNo name yetをBGMにお読みください🙌
名前はまだ無い こはくんのことを、知っていたようでいて実は何も知らなかったのだと、最近気付かされた。
彼と幼少期に同じ時を過ごしたから、朱桜家の当主だから、彼の兄だから。そんな理由だけで彼を一番に理解しているのは私だと思っていた。
しかし事実、彼と同じ屋根の下で生活をし始めてから、彼の未知の一面がどんどんと明るみになっているのだ。
例えば朝に弱いところ。sweetsとは違って案外洋食派なところ(本人は和食に飽きただけだと言い張っているけれど)。horrorが苦手なところ。歯磨き粉はsoftmint以外得意でないところ…どれも初めて知ったことだった。
知らなかった一面を知れた、それはきっと嬉しいことなんだろうけど。
5524彼と幼少期に同じ時を過ごしたから、朱桜家の当主だから、彼の兄だから。そんな理由だけで彼を一番に理解しているのは私だと思っていた。
しかし事実、彼と同じ屋根の下で生活をし始めてから、彼の未知の一面がどんどんと明るみになっているのだ。
例えば朝に弱いところ。sweetsとは違って案外洋食派なところ(本人は和食に飽きただけだと言い張っているけれど)。horrorが苦手なところ。歯磨き粉はsoftmint以外得意でないところ…どれも初めて知ったことだった。
知らなかった一面を知れた、それはきっと嬉しいことなんだろうけど。
kiri_nori
DONEメル燐。距離が近いなと思ってるあまぎの話。サドンデスより前の時間軸
……なンか、近くねェ?
控え室でHiMERUと二人きりという状況において、燐音はこの言葉を発するべきかどうか悩んでいた。
収録のために現場に向かい、控え室に入った時点で燐音が一人だったことはまだいい。現場で一番乗りということは今までに何回もあった。むしろ他の誰かがいた方がいつもより早いとからかっていただろう。
控え室奥のソファに腰掛け、何をして時間を潰していようかと考え始めたタイミングでHiMERUが入ってきたこともこの時点の燐音にとっては幸運だと言えた。何しろHiMERUが相手をしてくれるかはともかく、話し相手がやってきてくれたのだ。無視されようともやり方は色々とある。そう思いながら挨拶を交わした直後に燐音は戸惑うことになったのである。
4092控え室でHiMERUと二人きりという状況において、燐音はこの言葉を発するべきかどうか悩んでいた。
収録のために現場に向かい、控え室に入った時点で燐音が一人だったことはまだいい。現場で一番乗りということは今までに何回もあった。むしろ他の誰かがいた方がいつもより早いとからかっていただろう。
控え室奥のソファに腰掛け、何をして時間を潰していようかと考え始めたタイミングでHiMERUが入ってきたこともこの時点の燐音にとっては幸運だと言えた。何しろHiMERUが相手をしてくれるかはともかく、話し相手がやってきてくれたのだ。無視されようともやり方は色々とある。そう思いながら挨拶を交わした直後に燐音は戸惑うことになったのである。