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    ペガサス

    sirokuma_0703

    MOURNING成人後、🌟に別れを切り出された🎈が、後輩巻き込んで飲んでる話です。続きはないですが、ペガサス過激派のとやが気に入ってるので、供養させて下さい「類、別れよう。お前といると疲れる」



    「納得いかない!!」

    類はビールのジョッキを机に叩きつけ、そう叫んだ。顔を真っ赤にして情けなく涙を流す姿を、瑞希、彰人、冬弥の三人は憐みの目で見つめた。

    「1億歩譲って、いや無限歩譲って、別れを切り出されるのはいいさ」
    「譲りすぎだろ」
    「あっはは…」
    「でも、もう別の男がいるっておかしくない⁉浮気しててそっちの方がよくなったから、僕を言い訳にして別れようとしてるよね⁉」

    瑞希と彰人は顔を見合わせ、沈黙を保っていた冬弥の方を見た。

    「冬弥くんは、司先輩と付き合い長いんだよね?」
    「どう思う?」

    冬弥は手にしていたお猪口を置いて、話始める。

    「司先輩は真面目で義理堅い人だからな。その先輩が浮気までして、神代先輩と別れたいと言い出したんだ。神代先輩が悪いに決まっている。いっぱい殴らせてほしい」
    「一発じゃないんだ…」

    真顔で言ってのける姿に、類の背筋は凍った。顔色が変わらないから、酔っているのか本気なのかわからない。しかし冬弥ならやりかねないから恐ろしい。

    「お前も落ち着け。そもそもなんでそうなったとか、心あたりないんすか?」
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