聡
たわごと
PROGRESS4520。書き途中【狂聡】青春18切符3
【狂聡】青春18切符3 狂児にメッセージを送ると、秒で既読がつく。アプリを落とそうとすると既読がつき、あっという間に返信がくる。女子高生も真っ青な速度で送ってくるので、既読がついてしまう。既読をつけてしまうと返信しなくてはならないが、大概は返信しなくてもいい内容だ。聡実はそれを確認してからアプリを落としている。それは昔から変わらないので、今でも一〇分既読がつかないと、いよいよ死んだかと思ってしまう。
大阪の空気は東京とは違う。同じ都会でも、東京の空気の方が大分澄んでいるような気がする。この少し澱んだ空気は、別に嫌いではなかった。やはり、地元だからだろうか。高校時代はこんなところにいたくないと思っていたはずなのに、たまに帰ってくると懐かしくなる。
3553大阪の空気は東京とは違う。同じ都会でも、東京の空気の方が大分澄んでいるような気がする。この少し澱んだ空気は、別に嫌いではなかった。やはり、地元だからだろうか。高校時代はこんなところにいたくないと思っていたはずなのに、たまに帰ってくると懐かしくなる。
ikawanarenohate
PROGRESS狂聡4419くらい付き合ってるきょさと
甘やかしを書いているはずです……?
このあとR18になったりハッピーエンドしたりする
上の空のバカンス(2/5くらい)『二十五歳も年上のひとと付き合うって実際どんな感じ?』
そんなふうに大学の女友達が聞いてきたとき、聡実はさらりと、
『結構ふつうだよ』
なんて返した。
その言葉に嘘はない。
二十五歳年上の恋人は聡実より大分長身だけれど、そのぶん話を聞くために小首をかしげる所作が可愛い。声も力も段違いだけれど、聡実に触れるときは羽毛が触れるみたいにして、年中『痛ない?』なんて気を使う。着ているもの、持っているもののランクは段違いのはずだけれど、上手いこと自分とならんでも違和感のないものを選んでくれるようになってきた。選んでくれる店だって、カジュアルで味重視。
ようは、相手の優しさに助けられて、結構ふつうの付き合いができている。
5438そんなふうに大学の女友達が聞いてきたとき、聡実はさらりと、
『結構ふつうだよ』
なんて返した。
その言葉に嘘はない。
二十五歳年上の恋人は聡実より大分長身だけれど、そのぶん話を聞くために小首をかしげる所作が可愛い。声も力も段違いだけれど、聡実に触れるときは羽毛が触れるみたいにして、年中『痛ない?』なんて気を使う。着ているもの、持っているもののランクは段違いのはずだけれど、上手いこと自分とならんでも違和感のないものを選んでくれるようになってきた。選んでくれる店だって、カジュアルで味重視。
ようは、相手の優しさに助けられて、結構ふつうの付き合いができている。
斎藤いち
DONE聡みくんが狂じの遺骨を食べる話🚬🍓※死ネタです
※でも私的にはハピエン
※倫理は一切ありません
※宗教観もふわっとしてます
※名前ありモブ組員出ます
※何を見ても怒らない方のみ
上記、大丈夫ですか?(yes/no) 8839
たわごと
PROGRESS3914。書き途中【狂聡】青春18切符2
【狂聡】青春18切符2「んー……聡実くん、その言葉の意味、本当にわかってんの?」
星々の輝きが届かない真っ暗闇のような双眸に射抜かれ、聡実はごくりと喉を鳴らす。逃げ場がない助手席でおずおずと頷くと、狂児は徐に聡実の頬をなでる。元々、不健康そうな青白い顔をしているが、かさついた指先は真夏だというのにひんやりしていた。緊張しているのか頬が熱くて、余計に狂児の指先が冷たく感じられる。
狂児は聡実の輪郭をなぞり、ほっそりとした首の真ん中辺りをつつく。最近気になり始めた喉仏を優しく押し込まれ、思わず息をとめてしまう。無防備にさらされた急所にじっとりとした視線が絡みつき、冷たい汗が背中を伝う。狂児はいつもヘラヘラとしているが、ふとした瞬間に見せる気配はやはりその筋の人のものだ。聡実なんか狂児の手にかかれば赤子の手をひねるより簡単に殺せるはずで、まさぐるように喉仏を撫でられ、引きつった悲鳴がもれる。
8089星々の輝きが届かない真っ暗闇のような双眸に射抜かれ、聡実はごくりと喉を鳴らす。逃げ場がない助手席でおずおずと頷くと、狂児は徐に聡実の頬をなでる。元々、不健康そうな青白い顔をしているが、かさついた指先は真夏だというのにひんやりしていた。緊張しているのか頬が熱くて、余計に狂児の指先が冷たく感じられる。
狂児は聡実の輪郭をなぞり、ほっそりとした首の真ん中辺りをつつく。最近気になり始めた喉仏を優しく押し込まれ、思わず息をとめてしまう。無防備にさらされた急所にじっとりとした視線が絡みつき、冷たい汗が背中を伝う。狂児はいつもヘラヘラとしているが、ふとした瞬間に見せる気配はやはりその筋の人のものだ。聡実なんか狂児の手にかかれば赤子の手をひねるより簡単に殺せるはずで、まさぐるように喉仏を撫でられ、引きつった悲鳴がもれる。
tmgsby
DONE狂聡391418禁作品です。
この作品は性加害を助長する目的で描かれたものではありません。
パスワードは私(@tmgsby)にDMで聞いてください。
プロフ画面で成人済(高卒済)と確認でき次第、定型文にて返信いたします。 6
you_zii3
DOODLE狂誕映像こんな感じだった気がする忘れないようにするため個人的メモ。着替えてきます!の待っててくださいね!じゃなくて、「楽しんでますか?アッ!ちょっと今から僕の友達の聡実君呼んできますね!待ってて下さい!」みたいな感じだった良すぎる。切り替えが凄すぎる。たわごと
PROGRESS4419。書き途中【狂聡】青春18切符
【狂聡】青春18切符 自分たちの関係を世間ではパパ活というらしい。目の前で嬉々として焼肉を焼いている男は、世間的にいう〝パパ〟の特徴と酷似していた。
聡実がパパ活という言葉を知ったのはつい最近のことだ。夜勤が終わり、午後から授業があったとある日。その日は珍しく法学部の必修授業がなく、基礎教養科目のような選択科目ばかりの曜日で、知り合いの多くが授業をとっていない日だった。一日くらい授業がない日があってもよかったが、今後のため、聡実は一年間に履修できる単位の上限ギリギリまで履修登録を行ったていた。
基礎教養科目は全学部の学生が履修でき、楽単と呼ばれるものは履修人数も多い。聡実がこれから受けるジェンダー論という授業は、指定された提出と学期末のレポートを提出していれば単位がとれると評判の楽単に分類される授業だ。
14944聡実がパパ活という言葉を知ったのはつい最近のことだ。夜勤が終わり、午後から授業があったとある日。その日は珍しく法学部の必修授業がなく、基礎教養科目のような選択科目ばかりの曜日で、知り合いの多くが授業をとっていない日だった。一日くらい授業がない日があってもよかったが、今後のため、聡実は一年間に履修できる単位の上限ギリギリまで履修登録を行ったていた。
基礎教養科目は全学部の学生が履修でき、楽単と呼ばれるものは履修人数も多い。聡実がこれから受けるジェンダー論という授業は、指定された提出と学期末のレポートを提出していれば単位がとれると評判の楽単に分類される授業だ。
ikawanarenohate
PROGRESSカ!ファ。聡実くん大学一年の5/5(ねんれいけいさんができない)の狂聡(全年齢)
誕生日に成田くんが10回死んでループしてハッピーエンドになる話の1日目です
全編はなりたたんで……長いねん……
成田狂児は、岡聡実にどうしても会いたい。
会いたいが、それ以上どうこうしたい、という欲はない。
少なくとも、本人はそのつもりだ。
なにせ自分は反社会的存在だし、相手はまっさらな大学生だ。
自分が相手にしてやれることは少なく、むしろしないほうがいいことのほうが多い。だから狂児は間合いを計る。踏み込みすぎず、搾取せず、迷惑をかけないことを心がける。
そうやって頑張りつつも、彼に『もう会わない』という選択肢はない。
とにかく、岡聡実に会いたい。顔を見たい。話を聞きたい。
彼に会いたい気持ちだけは、どうしても、ある。
なぜ?
……さあ。
これはまだその問いに答えられない男が、十回死ぬ話だ。
【一回目】
ぴこん。
8315会いたいが、それ以上どうこうしたい、という欲はない。
少なくとも、本人はそのつもりだ。
なにせ自分は反社会的存在だし、相手はまっさらな大学生だ。
自分が相手にしてやれることは少なく、むしろしないほうがいいことのほうが多い。だから狂児は間合いを計る。踏み込みすぎず、搾取せず、迷惑をかけないことを心がける。
そうやって頑張りつつも、彼に『もう会わない』という選択肢はない。
とにかく、岡聡実に会いたい。顔を見たい。話を聞きたい。
彼に会いたい気持ちだけは、どうしても、ある。
なぜ?
……さあ。
これはまだその問いに答えられない男が、十回死ぬ話だ。
【一回目】
ぴこん。
BbearoneY
DONE聡狂【ぎゅってして】前略、起きたら聡実くんが小さくなっとりました。
「いやなんでなん」
「狂児がなんかしたんやろ」
「俺のことなんや思ってんですか〜」
「元やくざ、現僕のヒモ」
「んーーなんの狂いもなく正解!」
アホのやり取りをしながら、改めて目の前の人物について確認する。どこからどう見ても岡聡美、ただし、見た目は中学生。あ~懐かしいなぁ、ほんま天使や……いやそうやなくて。思わず伸ばしかけた手を慌てて引っ込め、俺はベッドに座り直す。聡実くんはブカブカの冬用パジャマの腕をまくりあげ、手のひらで自分の身体をあちこち触り、ふと上を向いた。
「あー……」
「ん?」
「んん……や、声が」
「声、こえ?」
「…………出るんやなぁ」
喉を片手で押え、深呼吸を何度かすると聡実くんが静かに歌い始めた。それは、俺は聞いたことがない歌だったけれど、歌っている彼の表情がどこか切なそうで苦しそうで、そして相反した歓びも内包しているように見えた。その歌声を浴びながら俺は久しぶりの彼の歌う姿を、目と耳に焼き付ける。
2220「いやなんでなん」
「狂児がなんかしたんやろ」
「俺のことなんや思ってんですか〜」
「元やくざ、現僕のヒモ」
「んーーなんの狂いもなく正解!」
アホのやり取りをしながら、改めて目の前の人物について確認する。どこからどう見ても岡聡美、ただし、見た目は中学生。あ~懐かしいなぁ、ほんま天使や……いやそうやなくて。思わず伸ばしかけた手を慌てて引っ込め、俺はベッドに座り直す。聡実くんはブカブカの冬用パジャマの腕をまくりあげ、手のひらで自分の身体をあちこち触り、ふと上を向いた。
「あー……」
「ん?」
「んん……や、声が」
「声、こえ?」
「…………出るんやなぁ」
喉を片手で押え、深呼吸を何度かすると聡実くんが静かに歌い始めた。それは、俺は聞いたことがない歌だったけれど、歌っている彼の表情がどこか切なそうで苦しそうで、そして相反した歓びも内包しているように見えた。その歌声を浴びながら俺は久しぶりの彼の歌う姿を、目と耳に焼き付ける。