Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In
    - or -

    wing

    Hide ads with PoiPass!  

    hanepiyoenstar

    MEMO書きかけの紅千Aに入れるかBに入れるか悩んでる一幕。
    けめすとりのWing of Wordsが頭の中をずっとぐるぐると・・・
     もう、我慢がならなかった。
     作り笑いをする守沢の後頭部に手を回して、ぐいと胸元に引き寄せる。
    「き、鬼龍? どうしたんだ?」
    「泣け、守沢。こうすりゃ誰も見ねえ……俺も見えねえ」
     守沢がもぞもぞ動くのを、さらに強い力で押さえつける。「苦しい」とか文句を言うのも無視だ。
    「いいから泣け。――泣いていいんだ、てめえだって」
     ぴたりと、守沢が動きを止めた。
    「しかし……大丈夫なんだ。俺はつらくなんてない。俺が弱いだけなんだ」
    「だから!」
     言い募る守沢に、さらに苛立ちが増す。いや、守沢に対する苛立ちではないのだ、これは。守沢の周りに、守沢が進んで背負おうとする重荷に。そんなの、お前ひとりのせいじゃないって、どんなに言っても守沢は聞かないのだ。自分が強くあれば解決することなんだと、進んで苦しい方へ苦しい方へ向かっていってしまう。
     そんなの、守沢が壊れてしまう。
     浮かんだ考えにぞっとして、もう片方の手も守沢の背中に回して抱きしめる。
     こんな荒んだ学院生活の中でも、守沢はいつも明るく希望をうたう太陽のような男だと思っていた。弱気なくせに押しが強くて、何事にもまっすぐで。だけど、そう 774