Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    想定外

    pheas357

    DONE↓の続き
    https://poipiku.com/616318/3208336.html

    完結編です、想定外に長い(・ω・)
    当初はケガのために弱気モード入る南が書きたいだったのが、単に苦しめるだけにな…………一応弱気なシーンもありますて(´・ω・`)

    クレヨン云々は以前フォロワーさんのネタにあった「バターにパンを塗る北」からです。

    カプとして意識してはいないですがその辺は左右含めご自由に
    もう大丈夫だから帰ってもいいと言ったのを、少なくとも今夜は付き添うと強硬に主張したネジキに半ば根負けする形になり、それからずっと2人で話している。ちょっとした雑談からポケモンの育成論から、何をどうすれば思いつくのかクレヨンに画用紙を塗る方法から、とにかく2人とも眠くなるまでとりとめなく話し続けた。急な入院になって本でもあればよかったなどと考えていたダツラにとっては退屈しなくてありがたかったが。
    ふと目が覚めて隣の簡易ベッドを見る。寝ているネジキは普段よりいくらか幼い顔に見えた。というよりもこれがきっと年相応なのだろう。
    こんな子供に、一度は焦燥感に満ちた顔をさせてしまったと少しばかり自己嫌悪に陥り、せめてさっきのおしゃべりで少しでも気が晴れていたらと思う。

    またしばらく眠っていたらしく、夜中にもう一度目が覚めた。波があるものなのか、一度は多少和らいでこれなら痛み止めを追加してもらわなくても大丈夫かと思われた激痛が再び襲って来た。
    隣であいかわらず穏やかに眠っているネジキを起こさないように気を付けながら、少しでも楽な体制をとろうとするがたいして効果は上がらない。あげく、姿勢を変えるとい 2488

    pheas357

    DOODLE↓の続き
    https://poipiku.com/616318/3130497.html

    気が抜けてうっかり床で寝る北と想定外の事態に弱い南を書きたい……のはずがどうしてこうなった

    ※これはちょっと腐向けかもしれない左右はご自由に※
    水底から上るようにゆっくりと意識が浮上する。同時に全身の痛みも強くなっていったが、なんとか堪えて目を開く。病室の天井が目に映り、もう一度自分がなぜここにいるのかを思い出した。
    同時にネジキと話をしていた事も思い出す。その間に再び意識を飛ばしてしまったようで、記憶が途切れていたが、それからどれくらい経ったのかと頭だけ動かして周囲を見回した。
    病室には今自分1人しかいないようだった。ネジキが座っていた椅子がそのままベッドの横に置きっ放しになっている。
    帰ったのか、ネジキが片付けないのはおかしいからちょっと出ているだけなのかと思いながら、体を起こしてみる。先ほどはあまりの痛みにすぐまた倒れてしまったが、今回はあちこち痛むもののなんとか我慢して起きられそうだった。
    視線が高くなったところで、床に見慣れた黒と緑を見つけて、心臓が跳ね上がる。
    「お……、おい!」
    叫びながら飛び起きて手を伸ばす。全身が痛んだがそんな事は言っていられない。
    「おい、ネジキ、しっかりしろ!」
    なんとかベッドからおりて、叫びながら自分でもよくこんな力がと思うくらいに強く肩を揺する。本当はどこか岩が当たってケガをしていたの 2118