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    足し算

    SA515space2

    DONEぜろきづ 掛け算ってより足し算宗崎は情報屋であり、殺し屋である。その仕事ゆえに、目立たず偏らず。味方させたいなら、金と信用を。
    そんな家の次期当主、宗崎近月。たった18歳で歴代の当主に劣らない量の仕事をこなす彼は今、この上ない窮地に立たされていた。
    (残り8発。向こうは残り6人。まだいる可能性も、ある)
    たった1人、得意先の邪魔者を消すだけの仕事だった。そのはずなのに、現場である埠頭にに着いた瞬間、10人近い男に囲まれた。嵌められた、と思うより先に身体が動いたのは鍛錬の賜物だろう。しかし、10倍の戦力に立ち向かうのに自動式拳銃1丁と刀1振りはあまりに心許なく。どうにか6人まで減らしたこの時点で、近月の右の手足は半分使い物にならなくなっていた。
    (ここで死ぬわけには、いかないんだけどな)
    ここで近月が死んでしまえば、代わりに遙日が次期当主の座へ据えられることは分かりきっていた。代わりに、というよりは元に戻るだけなのだが。一部の者からすれば、遙日は愚かで扱いやすい、傀儡にできる子どものように見えていることを近月は知っていた。強靭な意志と自由さを併せ持つ、そんな遙日を愛する近月からすれば、到底許せることではない。遙日を守 1425

    十六夜

    MEMOという名のプロット。
    端的に言えばまどマギ叛逆のEDっぽくしたコーキスくんとイクス。
    掛け算じゃなくて足し算のつもりで書いてますが生産元が腐ってるのでそういう風に取れたら申し訳ない。
    本編がほむほむエンドが無難っぽく見えるのが悪い(人のせいにするな)
    コーキスくんに起こされるマスターの場面から始まる。
    起こされたマスターは世界に違和感を覚えつつも目の前にいる自分の鏡精に呼ばれて漁師としての仕事をする。
    ここまでがイクス視点。
    次からがコーキス視点。
    自身のマスターの傍で付き添っている時に、こちらを見ている人影を発見しマスターと一旦離れる。
    離れて逃げる人影を捕まえる。
    人影は世界を書き換える前を知っているミリーナだった。
    ミリーナ「どうしてこんなことを。これはイクスが守ろうとした世界ではない。この世界は間違っている」
    コーキス「何も間違っていない。寧ろ俺とマスターが一緒に居られない世界が間違いだ。辛い使命も自分が偽物だと言うことに悩まなくていい、ここはマスターが幸せで居られる世界だ」
    みたいな感じで意見は対立する。
    ミリーナはコーキスを止めようとするが魔眼を使ってコーキスはミリーナを退ける。
    ミリーナを退けたコーキスは何食わぬ顔でイクスの元へ帰る。
    何かあったのかと心配そうにするマスターに何でもない、とコーキスは誤魔化す。
    そうして2人は自分達が住む家に帰る。
    家に帰り他愛ない話を暫くすると、イクスの様子が可笑しくなる。
    イクス「何 1340