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    DGS

    matchajio36

    MOURNING再掲)従龍(アソ龍)SS。ついったに画像投稿したものです。※dgs2ネタバレあり。
    法廷外で従者と遭遇するノスケの話が読みたいなという妄想から生まれた産物です。転びそうになったり怪しい輩に絡まれた時に何処からともなく現れた従者に助けられちゃうノスケの妄想が止まらないんですよね。
    「っあ、!」
     考え事をしていた所為で気が散漫していたのだ。はたと気付いた時には降りていた階段から大きく足を踏み外していた。手の届く範囲に手摺りも無く、瞼をキツく閉じた瞬間。腰回りに何かが触れ、身体が強く後ろに引っ張られた。身体には痛みどころか衝撃すら襲ってこず、恐る恐る瞼を開き己の腹に視線を落とせばドコか見覚えのある腕が腹に巻き付いていた。
    「ッ!?」
     一体何が起こったのかはこの腕を見れば明らかだろう。階段から足を踏み外し転倒しかけた自分の身体を、"彼"が後ろから強く引いて助けてくれたらしい。どくどくと騒がしい心臓と未だ混乱している頭を落ち着ける為に深呼吸をしてから後ろを振り返ろうとしたのだが、自身に巻き付いたままの腕が一向に離れる様子が無く、それに加えて背中が相手の身体とぴったりくっついていて振り向こうにも身を回せず、兎に角顔だけでもと思い後ろを見やれば、仮面をつけた従者がそこにいた。
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