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    テスラ

    hiz_tb

    DOODLE餞別りんごの日の全然デキてない惚れてすらない門→梶の超短文。あとポイピクさんテキスト投稿出来るようになってたから使ってみたかった主人の帰りを今か今かと待ちわび、人気がすれば慌てて出迎え尻尾を振る。
     そして愛する主人が貶されたと思えば牙を剥き、キャンキャンとやかましく吠える。
     その様子がまるで飼い慣らされた犬のようだと思ったが、そう言えば以前に会った際も、この梶隆臣という男は嘘喰いの言い付けをきちんと守り、見事に斥候としての役目を果たしたのだったと思い出す。
     まるで、はどうやら不要のようだ。これは失敬。
     久々に会った梶はその時と何ら変わらず、嘘喰いの名前を出すと二つ返事で卍の貼られたこの地へ乗り込んできた。
     今回の勝負では確実に死者が出る。
     嘘喰い本人であろうがその協力者であろうが、この中で繰り広げられる賭郎勝負に負ければそれはそのまま己の死を意味する。
     梶自身もそう気付いているだろうに。
     それでも鼻息荒くゴシュジンサマの役に立とうとする健気で哀れな忠犬に、せめてもの餞別として嘘喰いの居場所と林檎をひとつ、くれてやった。
     華々しく散れとは言わない。しかし私が付いている以上、幾ら忠犬と言えど犬死にと呼べるようなものは見せてくれるなという願いを込めて。 476

    770_RE

    MOURNING4/30に書いて以来開いてすらないファイルの善炭らしきもの←
    記憶なし⚡️←記憶あり🎴
    続きはない。
    物心がついた頃から前世の記憶というものがあった。
    大切な者の為に鬼と戦っていた。
    前世では10の年に家族を鬼に殺されていた。今世でもそうなったらどうしようと不安に思うこともあったが、何事もなく今年15になった。
    父は病弱ではあるものの、今も健在だ。母も妹や弟も前世とは違い、元気で健やかに過ごしている。
    周りにも、顔見知りがたくさんいたが、同じように記憶を持つものはいなかった。自分にだけある記憶は実は夢なのではないかと思うこともしばしばあった。
    誰も覚えていないのは寂しいこともあった。
    しかし、辛いことも多かった前世の記憶を忘れて元気に過ごす姿を見ているとそれで良かったのだとも思う。

    高校生になった、
    高校には前世の顔見知りだらけだった。伊之助にカナヲ、玄弥、しのぶさん。中等部には無一郎くんもいた。先生も見知った顔ばかりだった。うずいさんに義勇さん、さねみさん。煉獄さん…煉獄先生にはじめて会った時は、涙が溢れて驚かせてしまった。
    そして、善逸。
    前世では想い合っていた。
    来世で会っても、また想い合いたいと。そう願っていた。
    校門の前に立っている姿を見た時とても嬉しかった。今生でも会えた 750