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    ゆきこ

    DOODLE支援課がわちゃわちゃしてるだけの短い話。フォロワーさんがロイド君の上着について呟いておられたので、私はこう思ってるよ、というのを書いてみました。いやだって、最初からロゴ入りのジャケット着てるのはおかしいし、きっとこういうやり取りがあったのではと。ちなみにバッジも各々どこかにつけてはいるけど、一緒に行動してる時はロイド君が手帳を見せれば身分証明は終わるのであまり出番はない、かもしれないですね!
    ここに残るかどうか迷っていたロイドも腹を括り、特務支援課が発足し。本格的に業務を始めようかというこの日、端末を確認したロイドたちが出掛けようとしたところでセルゲイから待ったがかかった。

    「おい。お前らに渡すモンがあるからちょっと待て」
    「渡す物、ですか?」
    「ああ。業務上、お前らは一般市民と接する機会が多くなる訳だが、警察官の制服じゃ威圧感を与えちまうかもしれねえ。かといってその格好じゃ警察とは信じてもらえねえ可能性もある。なんで一応、C.S.P.D.――クロスベル警察のロゴの入った揃いのジャケットと、SSS――特務支援課のバッジを用意させた」
    「あら。確か服は自由だって聞いた覚えがあるのですが」
    「ああ、自由だ。だから着たくなきゃ別に着なくてもいい。……が、ロイド。せめてお前ひとりくらいは着とけ」
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