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    赤い糸

    ナナシ/ムメイ

    DOODLE東映版G終了後。三人が二十歳くらい。捏造しかない。
    竜隼ではあると思うしナチュラルにイチャついている。大体東映版が悪い。

    「赤い糸」を書いた時に、東映版リョウならG胡蝶回みたいにずんばらりしそうだなと思い。

    調べてみたら1970年代後半くらいは平均初婚年齢25歳くらい、3割は見合い結婚という時代なので、こんな事があっても不思議じゃないかなぁと。
    ■ 連れ合いの条件「また見合い断っちまったって本当かよ、リョウ?」
     朝の食堂でたっぷりと山盛りの朝食が乗ったトレイをテーブルに起きながら弁慶が向かいの席の青年にそう話しかける。
     参ったな、と頭に手をやる竜馬の隣、隼人はチラと横目で彼を見たきり涼しい顔で食事を続けていた。

     百鬼帝国との戦いも終わり、二年ほど経とうとしていた。
     元来の宇宙開発という目的に立ち戻ったゲッター計画は、しかし同時にゲッターロボがたった一機で示した戦力が重大視された。国防の為と政府組織に近く組み込まれ、食堂やら寮(狭いとは言え個別の部屋となり、ようやく相部屋から解放された事に一番喜んだのは弁慶だった)も増設された早乙女研究所にまだ三人は所属している。その強大な力ゆえ乗り手を選ぶ機体の貴重なパイロットを手放す事はできないと判断された為であった。大学へ通う事は出来なかったが希望があれば通信とはいえ同等の教育と資格の授与を約束され、早乙女研究所でのゲッター線研究やゲッターロボの整備などに関連する職務を得て学びながら働けるということもあり、以前と地続きのような、しかし戦いの無い平和な日々を彼等は過ごしていた。
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