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    るにゃ

    Lupinus

    DONE男審神者×南泉一文字 自分似のうさぎが気になるにゃんせんくん 長義くん視点審神者の執務室の文机に置かれたぬいぐるみの前で南泉一文字が腕組みをしている。
    「なんでうさぎなんだよ……にゃ」
    「猫のほうがよかったのかな?」
     そう山姥切長義がたずねると、南泉は面白がるでも腹を立てるでもなく肩をすくめる。
    「そういう話はしてねぇよ」
    「ははっ、それはそうだ。猫ならもうここにいるからね、わざわざ欲しがるものでもない」
    「だからそういう話はしてねぇって言ってるだろ……にゃ!」
     さすがに二度目は振り返って威嚇するも今ひとつ勢いがない。
    「そんなにしょげることでもないだろう? たかがぬいぐるみだよ。かわいい猫ちゃんに飽きて、うさぎに鞍替えしたというわけでもあるまいし」
    「猫じゃねぇって……べっ、別に鞍替えとか思ってもねぇし」
     南泉が頬を膨らませたところへ、折良くこの本丸の主がひょっこりと顔を出す。二人で何を話しているのかと笑うから、拗ねた近侍殿の内心を代弁してやることにする。
    「あぁ。どうも彼は主がうさぎを愛でているのが不満らしくてね、すぐそばにこんなにかわいい猫がいるのにと愚痴をこぼしていたよ」
    「にゃっ!?」
     絶句する南泉をまじまじと見つめる審神者に会釈して執務室 540